(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年8月2日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---高値寄付き、小幅高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 SEP | 181 1/2-181 | 182 | 180 1/4 | 180 1/2 | +3/4 | 125073 | -1242 |
| 00 NOV | 189 1/4 | 190 1/2 | 188 3/4 | 188 3/4 | +1 | 1475 | -12 |
| 00 DEC | 193 3/4-193 1/4 | 194 1/4 | 192 1/2 | 192 3/4 | +3/4 | 187264 | +1701 |
| 00 JAN | 197 | 198 1/4 | 196 1/2 | 196 1/2 | +1 | 274 | +/-0 |
| 01 MAR | 204 3/4-204 1/2 | 206 | 204 1/4 | 204 1/2 | +3/4 | 41359 | +718 |
| 01 MAY | 213 1/2-213 | 214 | 212 1/4 | 212 3/4 | +1 1/4 | 10657 | +209 |
| 01 JUL | 220 1/4 | 220 3/4 | 219 1/4 | 219 3/4 | +1 1/4 | 15606 | +101 |
| 395295 | +1494 |
大豆 --- 高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 AUG | 448-447 1/4 | 448 | 444 1/2 | 445 1/2 | +3 1/2 | 4837 | -726 |
| 00 SEP | 446 1/2-445-1/2 | 449 | 445 1/4 | 447 | +5 1/2 | 17391 | -690 |
| 00 NOV | 455 1/2-456 1/2 | 458 1/2 | 454 1/4 | 456 1/4 | +5 1/2 | 74004 | -1013 |
| 01 JAN | 467-466 | 468 1/2 | 465 1/2 | 466 3/4 | +5 1/4 | 8799 | -67 |
| 01 MAR | 477 | 479 | 476 | 477 | +5 | 8078 | +406 |
| 01 MAY | 485 1/2 | 488 | 484 1/2 | 486 1/2 | +5 1/2 | 5856 | +189 |
| 01 JULY | 496-495 | 497 | 493 | 495 1/4 | +5 1/4 | 5433 | -38 |
| 126390 | -1926 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| AUG | 14980 | +100 | AUG | 1551 | +12 | SEP | 2462 | +1 1/4 | 108.73-109.15 |
| SEP | 14760 | +90 | SEP | 1567 | +8 | DEC | 2644 | +1 1/2 | |
| OCT | 14680 | +120 | OCT | 1587 | +8 | MAR | 2812 | +1/2 | |
| DEC | 14810 | +170 | DEC | 1625 | +9 | MAY | 2914 | +1/2 |
| 本日の相場の動き |
-高値に寄り付くも、頭は重く-
「約一ヶ月の間、中西部が良好な天候を享受できる要因となっていた(ロッキー山脈地域に停滞していた)高気圧が来週後半東へ移動してくる」 → 「中西部の特に南西部地域にホット&ドライ懸念」
今朝USモデルが示したこのフレッシュなニュースが本日の高値寄り付きを形成した。天候の影響力は減退したとはいえ、ここのところ総じて問題なかった故今朝のニュースはマーケットに新鮮な材料に映ったのだろう。各商品とも軒並み高値オープンとなる。しかしその勢いも大した事はなかった。@まだ一週間先の予報だということ。この夏マーケットはこの手の天気予報に何度もだまされてきた。A総評として大豊作に変わりはないんだから、という冷静な見方。Bいまだ見えぬ「農家売り」、8月末から予想される新穀コーンの収穫、という事象に身構えるマーケット、、、などなどどうしても頭を抑える材料の方が終盤はマーケットを支配した。
コーンについては上下幅2¢と狭い範囲にどどまる。昨日の引け際レンジとしての高値(12月限:192.50)が、本日はしっかりとしたサポートラインとして作用した。大豆は昨日の引けレベルからギャップをつけて高値オープン。さすがに材料が天候ということもありそれなりに勢いをもって本日の高値レベルまでいったがその後は、上記ムードのマーケットにて、頭も重く、引け際に元気はなかった。
本日のファンドの動きは、コーン1200コントラクト、大豆1700コントラクトの買いであったと見られる。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
-来週後半よりの高温懸念-
昨日はベルト北東部中心に0.10-0.75inchの雨。これから週末にかけてはベルトの65%の範囲に0.25-1.00inchの降雨予想。気温もhighs70度半ば〜80度半ばと問題ない。しかし来週木曜あたりから中西部なかでもベルト西部・南西部では高温懸念が言われだした。本日朝のU.S.モデルがそれを示した。到来すればその期間highsは80度後半より90度前半まで上昇する見込み。
そもそも7月頭よりこれまで中西部を心地よい天候に維持してきた要因はネバダからロッキー方面に停滞していた高気圧。今回はこの高気圧が来週後半にかけて東へ移動してくる、という新たなニュースが飛び出したわけだ。そうなれば特にベルトの西部地域では作物に影響を与えることとなる。
デルタ地域
-来週の高温、デルタへの影響は言われず-
昨日は20%の地域で0.10-1.25inchの降雨。今後2-3日降雨は限られるが、気温は平年並み推移。highsも90度半ばまで。デルタ全体で今後5日間で0.1-1.0inchの雨を50%の範囲に予報。雨の量自体は少ないが、地域の広い範囲をカバーする見込み。来週後半より中西部に影響を与えると言われる高温のデルタへの影響は現在のところはない、といわれている。
中国
昨日はベルト西部中心10%の範囲に0.25-1.00inchの雨。非常に限られた範囲。週末にかけベルト北部を西から東へ0.25-1.00inchの雨を40%の範囲にて予想。雨量多くはないがそれなりに産地はカバーしそう。気温は今後1週間のhighs70度後半〜90度前半と、平年並みを維持すると見られる。引き続き、ホット&ドライの懸念はなし。
| NWS 6-10日間予報(8月8-12日) |
| 気温(平年) | 降水量(平年/日数) | |
| ベルト西部 | A (73) | A/N (0.57/2) |
| ベルト東部 | A (75) | A/N (0.50/1) |
| デルタ地域 | A/N (81) | N (0.54/1) |
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) 本日の7月限受渡通知 |
| 数量(コントラクト) | 契約最終日 | |
| 大豆 | 0 | |
| 大豆粕 | 0 | |
| 大豆油 | 2,695 | Aug1/00 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
上下の少ない低迷相場。期近170台は当分の買いターゲット。
市況商品のうちで、取引量において「人気商品」と言うことができる「シカゴコーン」。そんな商品でも、一日に5万コントラクトも取引されれば活発な日とされる。しかし、それも昨年までの話し。今年の場合は様相が違った。大旱魃予想から一転、史上最高生産量見込みという大どんでん返しが人々の投機欲をくすぐり、さらには株式相場がその不透明感からそれまでの抜群の求金力に翳りを見せ始めたことなどを理由に、コーン相場は連日活発な取引が展開された。信じられないことに、今年前半に5万コントラクトを3日連続で割った日は、5月下旬の一回のみである。
さて、本日の定期取引数量見込みは3万コントラクト、昨日実績は4.2万コントラクト。昨年までならまずまずの数量であるが、今年としては明らかに少ない。7月下旬も何と6日連続で5万コントラクトを割れている。それもそのはず、「どんでん返し期間」が終了して下げるだけ下げた相場だが、かと言って大豊作と大旧穀在庫が重石となって反転相場も見込めないとあっては、シカゴコーンにこれ以上資金をつっこんでいても金利の無駄だ。多くの投機資金は早々とコーンに見切りをつけたわけであるが、商品相場を見通せば彼らが戻ってくる理由は当分見つけにくい。かくして、今年後半の相場は投機色が薄まり、ファンダメンタルズをより忠実に反映するという特徴を持つ。
潤沢な在庫と豊作の新穀、その上投機色が薄いとなれば、もう一つの特徴として、隔月スプレッドが整頓されることになる。現在すでに相場はその現象を起こしており、一ヶ月のスプレッドが4セントから4セント弱で来年中盤まで見事に整列している。これも、当分大きく崩れることは考えにくい。
さて、これらの特徴を背景にした相場の買いターゲットはどこにあるのか。期近の170台、特に170台中盤に近くなれば買い集めるレベル。理由は単純で、LDP制度が施行されてからの最安値であるからである。「今年の場合は、大豊作と大量ローン在庫がもっと作用する。」という指摘はあるであろう。その可能性は否定しないが、その場合は期間は短い。そこには需要が控えているからである。今年後半は、米国産コーンが激安価格を「てこ」に世界の貿易需要を吸収する。下げ基調にはそれらの需要が容赦なく襲ってくる。相場は下げにくくなる。しかし、それ以上に上げにくいとも言える。現在の相場より10セントも上昇すれば、ローンから出てくる現物売りを恐れる売り注文が登場する。上下幅が少ない中で、期近限月の安いレベルを着実に拾っていくことが鍵となる。
もう一つ、スプレッドが整列し、期近相場の上下が少ないとなると、先物、つまり12月限は早く決めるべきではない。これについては待ちを薦める。後日の説明とするが、別の理由でも12月限月は早期確定を避けるべきと考えている。 ( F )
(大豆)
保守的なUSDAは来週金曜日の需給報告にて、極端な生産量の増加予想を出さないという噂が出ている。噂通りに市場の予想よる少ない数字となったとしても、一旦表に出てしまった数字はそれなりにrespectされてしまう。8月中に買う必要があるものについては、一旦ここで買っておいた方がいいかもしれない。
大豆は収穫後すぐに農家がある程度売りに出す傾向が昔からある。したがいスペースも少ない今年はより一層売り圧力が期待できないこともない。しかし8月中にそれを期待するにはちょっと早い。今月は緩やかな上昇を予想している。しかも需給報告を境に一段上げの可能性の方が大きいと考えている。期近での買い物は今週中にしておいた方が無難では。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)