(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年8月7日
| 本日の相場 |
とうもろこし ---やや高値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 SEP | 179 1/4-179 1/2 | 179 1/2 | 177 1/2 | 177 3/4 | -1 | 117082 | -1951 |
| 00 NOV | 187 1/2 | 187 1/2 | 185 3/4 | 185 3/4 | -1 1/4 | 1458 | -1 |
| 00 DEC | 191 1/4-191 1/2 | 191 3/4 | 189 1/2 | 190 | -3/4 | 189988 | +1852 |
| 00 JAN | 195 1/4 | 195 1/4 | 193 1/2 | 193 1/2 | -1/2 | 273 | -3 |
| 01 MAR | 203 1/4 | 203 1/2 | 201 1/2 | 201 3/4 | -1 | 42421 | -228 |
| 01 MAY | 211 | 211 1/2 | 209 1/2 | 209 3/4 | -1 | 10888 | +69 |
| 391989 | -217 |
大豆 --- 高値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 AUG | 439 1/2-439 | 441 | 433 1/2 | 434 | -3 | 3371 | -768 |
| 00 SEP | 443 1/2-442 1/2 | 444 3/4 | 436 3/4 | 437 1/4 | -3 1/2 | 17373 | +127 |
| 00 NOV | 452 1/2-453 | 454 1/4 | 446 | 446 3/4 | -3 | 74639 | +159 |
| 01 JAN | 464 | 464 1/2 | 457 | 457 1/2 | -2 3/4 | 8922 | -67 |
| 01 MAR | 475 | 475 | 467 1/4 | 467 3/4 | -2 3/4 | 8231 | +81 |
| 01 MAY | 483-484 | 484 | 476 | 477 | -3 | 6386 | +181 |
| 126463 | -111 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| AUG | 14630 | -150 | AUG | 1510 | -10 | SEP | 233 1/2 | -3 1/2 | |
| SEP | 14600 | -70 | SEP | 1520 | -10 | DEC | 252 3/4 | -3 1/4 | |
| OCT | 14550 | -120 | OCT | 1541 | -11 | MAR | 269 1/4 | -3 1/4 | |
| DEC | 14660 | -90 | DEC | 1582 | -10 | MAY | 280 | -3 |
| 本日の相場の動き |
-本日も力のないマーケット-
金曜日引け後の6-10日予報にて中西部・デルタ共に高温少雨傾向が発表されたことが本日の高値寄りつきを形成した。
大豆は金曜引け後の6-10日天気予報(今週末の高温少雨)に敏感に反応しギャップオープンしたがその直後が本日の高値圏。その後は引けに向かってほぼ一直線に右肩下がりの動き。本日の安値圏での引けとなる。11月限は、約定安値(¢445.50)へはわずかに届かなかったが¢446.75は引け値としては最安値ということになる。セッション中の輸出検証高発表もややネガティブに捉えられた。8月限・9月限は2日続けて約定安値を更新している。
本日のコーンは主体性に欠け、天候材料に反応する大豆の動きにつられた形となる。輸出検証高はマーケットにはほぼ材料視されず、一日の値幅も2セント余りに止まった。
大豆・大豆油・小麦・オーツの各商品で約定安値をつけている。
ここのところお決まりの『quiet market』、何とも元気のない一日であった。
本日のファンドの動きはコーン1000コントラクトの売り越し、大豆700コントラクトの売り越しと見られる。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
-これまでの天候パターンに変化の兆し-
週末はベルトの70%の範囲に0.25-1.75inch(所によっては3.5inch)の降雨を見た。雨の欲しかったベルト北西部・イリノイ中央部もカバーされた。 いい雨となった。今週は週後半にかけて80%までの範囲に0.4-1.9inch(所によって4inchまで)の雨をベルト東部中心に予想。気温はやや高め推移(highs : 86-93度)で、湿度は極めて高い状態が続くことになる。 依然としてドライといわれる地域はネブラスカ・カンザス。
米国西部(ロッキー山脈中心)に停滞していた高気圧。この影響で米国西部では極めてドライ、各地で山火事が起きており連日テレビでも取り上げられている。この高気圧がいよいよ今週末から来週にかけて東部へ移動しそうである。ここまで一ヶ月近くに亘り、米国西部を極めてドライな状態に、中西部を作物にとってバランスの良い天候に維持してきた天気図が今週末から大きく動こうとしている。来週以降どのように天候のパターンが変化していくかに焦点をおいて今後の天気を見ていきたいところ。
デルタ地域
-雨が少ない-
週末の雨はベルトのわずか5-10%をカバーしたのみ。気温もhighs92-99度とやや高め推移となる。今週も金曜までで雨は15−20%の地域に予想されるにとどまっている。次のまとまった雨の予報は来週になってからであるが、現在メキシコ湾の南方向にあるユカタン半島あたりに位置する熱帯低気圧の動きなどにも左右されてくる。今後のデルタの天気を占うに重要なファクターとなってくるので注視したいところ。
又、大西洋においてハリケーン「アルベルト」が発生した。現在その大きさを示すカテゴリ-は「1」故、勢力としては最も弱い部類に属する。今後も大きくなるとは言われていないが、西部から西北西に移動しており、可能性として来週頭ごろに東海岸に到達することもあり得る。この動きもひとつチェックしておきたい。
中国
-雨が降りやすい環境は継続-
週末はベルトの南東部中心に全体の30%の範囲に0.25-1.5inchの雨。今週はベルトの70%の範囲に(前半は南部中心、後半は北部中心)0.5-1.5(所によっては3.0inch)の降雨を予想。いつでも雨を見そうな状況。気温はほぼ平年並みでhighs70度後半より90度前半。今後一週間もヒートの懸念は出ていない。
| NWS 6-10日間予報(8月13-17日) |
| 気温(平年) | 降水量(平年/日数) | |
| ベルト西部 | MA/A (73) | B (0.57/2) |
| ベルト東部 | A (75) | B/N (0.50/1) |
| デルタ地域 | A/N (81) | B/N (0.54/1) |
基本的に先週金曜発表の内容に似通っており、ややサポーティブといえる。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(7月28日-8月3日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | 事前予想 | |
| コーン | 38,439 | 28-35 |
| 大豆 | 9,148 | 8-14 |
| 小麦 | 16,601 | 17-23 |
コーンは予想の上限を超えており若干サポーティブ、大豆/小麦はニュートラルからややネガティブ。
| 2) 本日の7月限受渡通知 |
| 数量(コントラクト) | 契約最終日 | |
| 大豆 | 264 | July5/00 |
| 大豆粕 | 0 | - |
| 大豆油 | 804 | Aug4/00 |
| 3)進捗率 |
| Aug6 | Jly30 | 昨年 | 平均 | |
| コーンシルキング | 96 % | 90 % | 95 % | 87 % |
| ドウステージ | 42 % | 26 % | 36 % | 26 % |
| デントステージ | 12 % | NA | 8 % | 6 % |
| 大豆開花 | 84 % | 78 % | 87 % | 70 % |
| 大豆着鞘 | 53 % | 29 % | 51 % | 38 % |
| 作柄 | 非常に悪い | 悪い | 普通 | 良い | 非常に良い | 指数(今週) | (先週) | 昨年 |
| コーン | 3% | 6% | 19% | 47% | 25% | 104.2 | 104.3 | 97.8 |
| 大豆 | 3% | 8% | 24% | 46% | 19% | 102.5 | 102.5 | 89.8 |
大豆・コーン共にわずかながらも数値悪化ということで、サポーティブ。
| 本日のトーメンの意見 |
引き続きジリ安ムードは継続
誰が見ても力のないムードのマーケットが続いている。現在マーケットをかろうじて動かし得る要因としては目先の天候くらいか。それでも本日引け後発表のクロップコンディション等々数字を眺めても判るとおり若干の上下はあっても数値自体順調に推移しており、強材料視され得る内容の天気予報が出てもその継続性のなさからすぐに売られるといった繰り返し。約定安値圏でどっぷりと漬かっている。
さてそんな中今後の動きをどう考えるか。昨年のようなファンドの勢いもなければ、総じて天候の問題もない。毎週発表のコンディションも一様に合格点。これら弱材料を、”約定安値圏”という意識が何とかとどめている、といった状況。 既にマーケットは今週の金曜日(USDA8月需給報告)の数値に意識がいっているが、この発表でマーケットを裏切るような「強い」数字(生産高)が出るようにはとても思えない。それはこれまでの各種発表が裏付けている。
今後下値の範囲は限られるだろうが、まだ底を打ったマーケットではない。
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)