(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年8月8日

 

 

本日の相場

とうもろこし  ---やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  178-178 1/2  179 3/4  177 1/2  179 1/2  +1 3/4  116,679  -403 
00 NOV  186 1/4  187 1/2  186 1/4  187 1/2  +1 3/4  1,466  +8 
00 DEC  190 1/2-190 3/4  192  189 3/4  191 3/4  +1 3/4  190,855  +867 
00 JAN  194  195 1/2  194  195 1/2  +2  276  +3 
01 MAR  202 1/4-202  203 3/4  201 3/4  203 1/2  +1 3/4  42,813  +392 
01 MAY  210  211 1/2  210  211 1/2  +1 3/4  11,109  +221 
            393,225  +1,236 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 AUG  436 1/2-437  442 1/2  436  442 1/4  + 8 1/4  2,571  -800 
00 SEP  439 1/2-439  445 1/4  439  444 1/4  + 7  17,600  +227 
00 NOV  450-449  454 3/4  448 1/2  453 1/2  + 6 3/4  74,628  -11 
01 JAN  460-459 1/2  465  459  464   + 6 1/2  9,212  +290 
01 MAR  470  475  470  474 1/2  + 6 3/4  8,416  +185 
01 MAY  479  483 1/2  478  483 1/2  + 6 1/2  6,389  +3 
            126,481  +18 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
AUG  14760  +13  AUG  1521  +11  SEP  236 1/2  +3  108.45-108-65 
SEP  14710  +11  SEP  1534  +13  DEC  255 1/2  2 3/4   
OCT  14690  +14  OCT  1555  +14  MAR  272 1/2  3 1/4   
DEC  14830  +17  DEC  1592  +10  MAY  282 3/4  2 3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

-週末の高気圧の話題がファンド・コマーシャルの買い誘う-

昨日引け後の6-10日予報が先週金曜日の内容とほぼ変わりなく強材料となっていたことはファンド・コマーシャル共に買いに走らせた。もともと米国西部停滞の高気圧が東へ移動することに伴う今週末よりの中西部(の南西部)のホット&ドライ懸念はあったが、これが現実味を帯びてきたことが買いに繋がった。又昨日引け後発表の各種作柄報告については、それだけではニュートラル材料といえるが、本日の天候の話題に乗っかり買い手に支持される形になった。ここのところ材料に乏しく閑散とした状況が続いていただけにこれまで順調に推移してきたと言える天候に変化の兆しがある、ということはマーケットに新鮮に映ったのであろう。 

当地昼の天気予報においてもこの週末の高温予想が支持されたことが、本日の高値引けの相場つきを演出する形となった。 

本日はファンド・コマーシャル共に買い手に回り、合わせて大豆で2700コントラクト、コーンで3900コントラクトの買い越しであったと見られる。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

-今週末よりのホット&ドライが材料視される- 

昨日の状況とほぼ変わらず。今週木曜あたりまではいつでも降雨の可能性がある。気温はノーマルからやや高め推移、湿度は極めて高いレベルを維持。大豆の生育には全く問題のない環境が続く。 週末〜来週にかけては昨日ここで述べたようにロッキー方面の高気圧の移動の関係で中西部の天候もややドライ気味に変化することが予想されている。このニュースここに来てマーケットに注目され始めた。まだ予報の段階ではあるが、天気図の変化を予感させるものでもあり、今後注視する必要あり。 

 

デルタ地域 

昨日も気温は高くhighs96-99度まで見ている。雨は殆どなし。今後5日間でも全体の15-20%の範囲に0.3-1.5inchのみしか期待できない。気温も高め推移の見込み。 

ユカタン半島に位置する熱帯低気圧についての今後の動向が注目されるが、現時点での過半数の見方はデルタ地帯(北)へ向けて移動する、よりも、西へ移動するというもの。よってこの低気圧によって来週降水量が期待できるといった見方は非常に限られているようだ。 

ハリケーン「アルベルト」については、今後数日は現在と変わらずゆっくりと西へ移動していくが、勢力は今後弱まり、東海岸へ到達する可能性は現時点では弱い、とされている。 

中国 

今週金曜までいつでも雨が期待できる環境は継続。気温も高いところでも90度前半と、ヒートの懸念は全くない。金曜にはベルト南部の山東省に台風が上陸する見込みにて週末はその影響でこの南部の東側においては雨に恵まれるであろう。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1)受渡可能在庫 (千ブッシェル)

 

  8月4日  前週  前年同期 
コーン  4,895  4,913  NA 
大豆  3,306  3,914  NA 
小麦  36,439  36,439  39,268 

ニュートラル。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  8月1日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1998crop  0.2  unch      45.0   unch    1,728.6   1,773.8 
1999crop  703.5  -33.7      0.3   unch    715.9   1,419.7 
2000crop  1.6  1.2  0.0  unch  0.1  1.7 

−大豆− 

  8月1日  先週比  Forfeit合計  先週比  Redeem合計  ローン合計 
1998crop  0.1  unch        11.6   unch    330.6   342.3 
1999crop  106.4  -12.4      0.3   unch   180.1   286.8 

ニュートラル。 

 

3) 本日の8月限受渡通知 

 

  数量(コントラクト)  契約最終日 
大豆  57  July19/00 
大豆粕  0  - 
大豆油  1,034  Aug07/00 

 

4) 各社のUSDA発表予想レンジと平均 

今週金曜(11日)7:30AM、8月の需給報告の発表となるが、各社の予想数字が揃ったのでそのレンジと平均値を下記する。 

(生産量)  各社平均  各社レンジ  7月USDA  99年USDA 
大豆   2,944  2,867-3,007  2,940  2,643 
コーン  10,194  10,077-10,380  10,013  9,437 
(イールド)         
大豆  40.104  39.0-41.0  40.0  36.5 
コーン  139.550  137.9-142.0  137.0  133.8 

※ 生産量についての22社、イールドについては18社の数字がもとになっている。 

※ 生産量 : 百億ブッシェル 、 イールド : ブッシェル / エーカー 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

基調は強くなれない。当分の鍵(9月限)は約定安値近くを着実に安値拾い。 

思惑で安くなる。需要に押し戻される。熱が冷めた投機家達の思惑は圧力に欠け、夢から覚めた需要家達の買いは依然及び腰。そしてまた、思惑がすぐそこにある下値を探し、需要がその変化を拒もうとする。 ( F ) 

 

(大豆) 

天候に敏感に反応した。約定安値を目の前にして、又USDAの発表を前に控えて、材料不足に悩まされていたマーケットには新鮮な支援材料となったようだ。 本日の天候への反応は納得がいく。これまでの中西部の天候の推移を振り返ると、この一ヶ月余りほぼパーフェクトに近く作物にとって良好な天候でここまできた。これは基本的には米国西部に停滞していた高気圧が、中西部に高温にならずしかもいつでも雨が降りやすい環境を作り出していたからだといえる。 そのお陰、ではないがその米国西部は極めて高温・乾燥状態が続き、各地で山火事が続出しニュース沙汰になっている次第。その中で今週末の高温予想は、単に一時的な高温懸念、というものではなく、この一ヶ月の天候パターンにいよいよ変化が現れ始める、といった懸念を含んでいるものである。週末ホット&ドライを見るがその後はまたこれまでのような安定した天候に戻る、という単純なものではない。 従い、今回の高気圧の東への移動についてはよりその動向に注目していきたいところである。昨日の作柄報告を見ると、開花84%、着鞘53%、good/excellentの割合は65%。この昨年同時期を見るとそれぞれ、87%、51%、66%。現時点で昨年の内容と殆ど変わりないのが良くわかる。但し昨年の場合はここから作柄が極端に落ちてゆく。昨年の8月中旬のgood/excellentは、8月15日で51%、9月5日で46%、10月頭には44%。8月頭から2ヶ月で20%以上も数字が落ち込んでいる。 何も現在天候悪化が始まったわけではない。が、大豆の天候相場はまだまだ続くということをここで再確認しておきたいものである。8月のホット&ドライを意識したマーケットはまだつづくということを念頭において、今後の動きを追いかけていきたい。 (A) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)