(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年8月14日
| 本日の相場 |
とうもろこし --小幅安寄付き、小幅高引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 SEP | 174 3/4 - 74 1/2 | 176 1/4 | 174 1/4 | 175 3/4 | +1 | 105657 | +778 |
| 00 NOV | 183 1/2 | 184 | 183 1/4 | 183 3/4 | +1 | 1410 | -37 |
| 00 DEC | 187 - 87 1/4 | 188 3/4 | 186 3/4 | 188 | +3/4 | 195459 | +4011 |
| 00 JAN | 192 1/4 | 192 1/4 | 191 | 191 1/2 | +1 | 284 | |
| 01 MAR | 199 | 200 1/2 | 198 3/4 | 200 | +3/4 | 47666 | +2141 |
| 01 MAY | 207 - 06 3/4 | 208 1/4 | 206 3/4 | 207 3/4 | +3/4 | 12912 | +910 |
| 395949 | +9363 |
大豆 --- 小幅安寄付き、小幅高引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 AUG | 452 | 454 | 452 | 452 1/4 | +1/4 | 535 | -721 |
| 00 SEP | 452 - 52 1/2 | 456 1/2 | 452 | 456 | +3 1/2 | 16377 | -722 |
| 00 NOV | 460 1/2 - 62 | 465 1/2 | 460 | 465 | +3 | 77363 | +3977 |
| 01 JAN | 472 1/2 | 476 | 472 | 475 3/4 | +3 1/2 | 9354 | -10 |
| 01 MAR | 482 1/2 | 485 1/2 | 482 | 485 | +2 1/4 | 8675 | +23 |
| 01 MAY | 490 - 91 | 495 | 490 | 494 1/4 | +1 1/4 | 6865 | +29 |
| 127361 | +2782 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| AUG | 15340 | +280 | AUG | 1513 | -2 | SEP | 238 1/2 | +1 3/4 | |
| SEP | 15220 | +100 | SEP | 1529 | +5 | DEC | 256 3/4 | +1 1/2 | |
| OCT | 15180 | +60 | OCT | 1549 | +5 | MAR | 274 1/4 | +1 3/4 | |
| DEC | 15410 | +90 | DEC | 1587 | +5 | MAY | 284 3/4 | +1 3/4 |
| 本日の相場の動き |
動き少な。
USDA報告も終了し、天候は良好を継続。相場は新材料に欠け、行き場探しの展開。
コーンは材料難の中、本日の作柄報告がやや悪化するとの見方が相場を支えた。今週から始まっているプロファーマークロップツアーにおいて、インディアナ、ネブラスカ、サウスダコタの各州で、作柄は理想というにはほど遠い状態と指摘され、それが根拠の一つになっていた。また、商業筋の買い意欲が少ないながらも絶えず存在し、下へは動きにくい展開となった。しかしながら、低い輸出検証高や大豊作期待が相場を上昇気流に乗せず、上下幅を狭く保ったまま取引を終了させた。
大豆はやや安で始まり、輸出検証高で高値圏に転じた。安値が国際市況を刺激していると判断され、期待高となった。また、先週から中西部で少雨気味になっていることが作柄悪化を予感させ、相場は支持されたが、今週は後半に雨が予想されることもあり、値を上げきるには至らなかった。
取引量は少なく、本日のファンドの動きは、コーン1,800コントラクトの買い越し、大豆1,000コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
週後半に向けて雨が北部で増加しそうだ。アイオワ・北東ミズーリ・北部イリノイに雨をもたらしている前線は火曜日に東へ移動する。それとは別に、水曜日から金曜日にかけて北部アイオワ・北東ネブラスカ・南東サウスダコタ・ミネソタ・南部ウィスコンシン・ミズーリ・北部イリノイなどに雨をもたらす前線が発生する。全体の雨の範囲は55%に達する。気温は北部で平年並み、南部でやや高いくらいか。
デルタ地域
本日は25%の範囲で雨となっているものの、その後水曜日から木曜日までドライとなりそうだ。気温も平年以上が続く。
中国
今週も雨が広範囲に降る。東北部を中心に40%の範囲。週後半には、北部平原地区まで範囲を広げるが、そこでの範囲は10%程度にしかならない。同地域でのイールド低下傾向を防げる雨ではない。
| NWS 6-10日間予報(8月20-24日) |
| 気温(平年) | 降水量(平年/日数) | |
| ベルト西部 | MA/A (68) | N/B (0.54/1) |
| ベルト東部 | A (71) | A/N (0.50/1) |
| デルタ地域 | A (78) | B/N (0.54/1) |
高い気温の大豆への影響が懸念される。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(8月4日-8月10日:千ブッシェル) |
| 発表数字 | |
| コーン | 29,435 |
| 大豆 | 15,561 |
| 小麦 | 18,506 |
コーンはやや少なめ、大豆は予想以上でそれぞれ相場に影響を与えた。
| 2)進捗率 |
| 8/13 | 先週 | 昨年 | 平均 | |
| ドウステージ | 63% | 42% | 58% | 41% |
| デントステージ | 25% | 12% | 18% | 11% |
| 大豆開花率 | 96% | 92% | 95% | 91% |
| 鞘着き | 82% | 69% | 76% | 66% |
予想通りにてニュートラル。
| 作柄 | 非常に悪い | 悪い | 普通 | 良い | 非常に良い | 指数(今週) | (先週) | 昨年 |
| コーン | 3% | 6% | 20% | 47% | 24% | 103.1 | 104.2 | 98.3 |
| 大豆 | 3% | 8% | 24% | 47% | 18% | 102.3 | 102.5 | 95.3 |
やや悪化は市場予想通りであるが、明日の支持要因にはなる。
| 3)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーズ・オプションズ) |
ファンドネットポジション (単位:コントラクト)
| 8月8日現在 | |
| とうもろこし | 35,758 SHORT |
| 大豆 | 3,449 SHORT |
| 大豆粕 | 4,404 LONG |
| 大豆油 | 8,858 SHORT |
予想通りの内容。
| 本日のトーメンの意見 |
短期の買い場。しかし、このまま上昇はしない。
投機筋に思惑売りがない以上、当分コーン・大豆ともに約定安値更新を続けるエネルギーに欠く。農家売り不足、海外需要好調から、現物市況はあと数日は堅調の度合いを増すと考えられ、プロファーマークロップツアーもこの一週間「USDAの大豊作予想」を100%支持するような内容は報告してこないであろう。短期的には買いのタイミングだが、急激な上昇にはまだ早い。いわゆる、下げ疲れと言えようか。
現在の穀物相場に旨みを見出せるはずがない投機筋がショートカバーをして同相場から手を引いている。先週USDAの「超弱予測」を聞くや否や買いオーダーを入れ、久しぶりに取引量を激増させたのはその表れである。しかし、そもそも投機筋の売り越しはもういくらもなく、長続きする要因とは言えない。では、現物価格の堅調はどうか。特にコーンにおいてその上昇が顕著であるのだが、中国が新穀コーン輸出成約を次々キャンセルしているという先週からの噂がある。生育地の雨不足による生産量減が理由と考えられるが、日に日にその噂は市場で信憑性を増してきている。コーン・大豆の農家売りは少なく、輸出成約はこの数ヶ月好調、に加えて中国コーンを手当てしていた者がやむなくキャンセル玉カバーに米国産買いに走る。急上昇の背景もうなずけるが、さてこれも長続きするのか。中国キャンセル波が一巡すれば落ち着くであろうし、また、(個人的には農家の旧穀ホールド性向は平年以上に高いと考えているものの)ローン玉が8月末にはどっと市場に流出する。今の現物上昇カーブはその形をとどめておけるはずもなく、定期相場の支持要因としての役割を長くは果たせない。次は、プロファーマークロップツアー、これが今週の話題を集めることは間違いない。毎年、この報告によって次の日の相場が形成される。しかし、せいぜいその週の相場形成要因であり、次の週以降は他要因に消されていく傾向は否めない。クロップ視察団の一般的性格として、良い時には悪い所、悪い時には良い所をクローズアップしてしまう。それが市場の注目を集めていればなお一層その性格は強まる。つまり、今週中は相場「上昇」要因として取り上げられ続けることになる公算はきわめて大きいが、さて、次週からのクロップ判断材料としてどこまで残れるか。これも、長続きはしにくい。
大豆はまだ天候に敏感な時期を残しているため、コーン・大豆ともに旧穀に関しては買いを進めるには良い時期と判断するが、それ以上はまだ踏み込む必要はない。 ( F )
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)