(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年8月16日

 

 

本日の相場

とうもろこし  --高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  176 - 76 1/4  179 1/4  175 3/4  178 1/2  +2 3/4  103111  -444 
00 NOV  184 3/4  187 1/4  184 3/4  186 3/4  +3  1493  -1 
00 DEC  188 1/2 - 88  191 3/4  188  191  +3  197348  +31 
00 JAN  193 1/4 - 93  196  193  195 3/4  +4 1/4  311   
01 MAR  200 1/4  203 1/2  200 1/4  203  +3  48105  +327 
01 MAY  208  211 1/4  208  210 1/2  +2 3/4  13037  +58 
            396522  +159 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  458 1/2 - 59  465 1/2  458 1/2  465  +7 1/2  15671  -775 
00 NOV  469 - 68  475  468  474 1/2  +7 1/2  76696  -43 
00 JAN  479 1/2  485 1/2  479 1/2  485  +7 1/2  9376  -25 
01 MAR  489 1/2 - 89  495  489  494 1/4  +6 3/4  8659  -17 
01 MAY  498  504  498  503 1/2  +6 1/4  6776  -98 
01 JUL  507 1/2  511  507 1/2  510 3/4  +5  6186  +40 
            125448  -1151 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  15640  +210  SEP  1555  +32  SEP  243 1/2  +3  108.35-108.67 
OCT  15590  +180  OCT  1575  +32  DEC  261 3/4  +2 3/4   
DEC  15760  +180  DEC  1615  +39  MAR  278 3/4  +2   
JAN  15850  +200  JAN  1646  +39  MAY  289 1/2  +2   

 

 

本日の相場の動き

 

大豆作柄懸念。

中西部特にネブラスカ州が乾燥気味になっていることに注目が集まり、穀物相場は大豆をリーダー役として上昇した。 

プロファーマーツアー東班は、イリノイ州が乾燥気味で特に大豆のイールド低下の心配があることを報告。また、一部のカウンティーで大豆にSDS(即死症)の症状があることを指摘した。西班は、ネブラスカ州は灌漑設備のない場所は水分不足による被害が顕著に出ていると報告。これらの話しは、中西部の今後の乾燥気味天気予報により増幅され、相場は終始買い先行となった。買いの主役は投機筋。売り物が少ないことを気にとめず、買い上がった。 

今まで新材料に欠けていた穀物相場は、乾燥状態の報告と今後の少雨予報、小麦の輸出需要増加期待、ブラジル向けエタノール輸出成約等を足がかりに久しぶりに本格的に値を動かした。農家売りは依然少なく、現物相場の堅調が続いていることも支持要因の一つとなり続けている。 

本日のファンドの動きは、コーン4,000コントラクトの買い越し、大豆3,300コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後4日間は寒気団の影響で中西部は平年並以下の気温となる。また降雨もベルト全体の50-60%の範囲に、0.3-1.8インチと見込まれている。降雨の中心は北部・東部ベルトを予想。現在中西部でドライが懸念されているのは南西部ベルト。今回の降雨システムもこの地域はカバーしていない。しかしながら気温の低下から、今週中はストレスは左程拡大しない。 

デルタ地域 

引き続きドライと高温が続いている。降雨は散発的なものしか予報されていない。大豆のイールドは更に低下することが懸念される。 

中国 

今週後半にも降雨が見られる。範囲はベルト全体の45%に降雨量は0.25-1.0インチを予報。引き続き大豆の鞘着きは順調にて、問題は見られない。 

 

NWS 6-10日間予報(8月22-26日) 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  MA (68)  B (0.54/1) 
ベルト東部  A (71)  N (0.50/1) 
デルタ地域  A (78)  N (0.54/1) 

西部ベルトが要注意。サポーティブ。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1) NOPA月間搾油高

 

  7月  6月  前年同月 
搾油量(千ブッシェル)  128,337  115,939  126,109 
大豆粕生産量(トン)  3,063,782  2,798,819  2,980,797 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  47.75  48.28  47.27 
大豆粕輸出量(トン)  422,079  342,763  383,405 
大豆油生産量(千ポンド)  1,470,296  1,344,571  1,442,351 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  11.46  11.60  11.44 
大豆油在庫量(千ポンド)  1,625,883  1,566,659  1,234,230 

搾油量は市場の予想以上にて、本日の強材料となった。アナリストによれば、来月の需給報告にて旧穀・新穀とも搾油量が増加されるのは必死ではないかとの見方になっている。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

8/28/2000より下記のように各商品の値幅制限が変わる。

とうもろこし 12セント→20セント、大豆 30セント→50セント、 大豆粕 10ドル→20ドル、大豆油 100ポイント→200ポイント、小麦 20セント→30セント、 

これはCBOTがEUREX(ヨーロッパ取引所)との同盟を機会に、値幅制限を持たないEUREXに少しでも取引基準を合わせようとして変更するもの。ただし8/28以降は、ストップ高・ストップ安があっても以前のように値幅が1.5倍に拡大されることはなく、そのまま据え置かれる。 

CBOTがEUREXとの同盟に踏み切ったのには、取引量の拡大を狙う意図がある。ここ2、3年の穀物相場の価格低迷から、穀物取引量は債権・株式等に比べて停滞しているといわざるをえない。実際CBOTの正式会員となるための会員券相場は1992年以来という安値に落ち込んでおり、高値の半分にもいっていない。 

通常取引量が増加するときは価格が上がる傾向にある。またこのような同盟が結ばれれば、取引量が増える事が期待できるし、また取引が増えるようにCBOTももっていくであろう。アメリカ国内は大統領選挙の真最中でもあり、CBOTから政治的な働きかけがあるかもしれない。 

穀物相場はファンダメンタルが一番重要ではあるが、ときにはそれ以外のきっかけから相場が動く事もある。個人的には今回の同盟は、相場の上昇を促すきっかけになる可能性もあるのではと考えている。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)