(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年8月22日
| 本日の相場 |
とうもろこし --高値寄付き、小幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 SEP | 176 1/2 - 76 1/4 | 177 1/2 | 175 1/4 | 175 1/2 | -1 | 85823 | -10479 |
| 00 NOV | 185 1/4 - 85 | 185 1/4 | 183 3/4 | 184 | -1/4 | 1720 | +138 |
| 00 DEC | 188 3/4 - 88 1/2 | 190 | 187 3/4 | 188 | -3/4 | 200494 | -886 |
| 00 JAN | 193 1/4 - 93 1/2 | 193 1/2 | 192 | 192 | +0 | 354 | |
| 01 MAR | 200 3/4 | 201 3/4 | 199 1/2 | 199 3/4 | -3/4 | 50200 | +1046 |
| 01 MAY | 208 1/4 | 209 1/4 | 207 1/2 | 207 3/1 | -1/4 | 13628 | +83 |
| 386445 | -10095 |
大豆 --- 高値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 SEP | 464 - 63 1/2 | 466 1/2 | 457 1/2 | 458 1/2 | -3 1/2 | 12745 | -2773 |
| 00 NOV | 473 1/2 - 74 | 475 3/4 | 466 | 467 1/2 | -3 3/4 | 76086 | +1545 |
| 00 JAN | 485 | 486 | 476 3/4 | 478 | -4 1/4 | 10350 | +736 |
| 01 MAR | 494 1/2 - 95 | 496 | 487 1/4 | 487 3/4 | -4 1/2 | 9025 | +345 |
| 01 MAY | 504 | 504 | 496 | 496 3/4 | -4 1/4 | 6749 | +12 |
| 01 JUL | 512 - 12 1/2 | 513 | 504 | 505 | -4 1/4 | 6862 | +6 |
| 123926 | -98 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| SEP | 15560 | -90 | SEP | 1516 | -5 | SEP | 234 3/4 | -1 1/2 | 108.26-108.50 |
| OCT | 15400 | -130 | OCT | 1536 | -6 | DEC | 253 | -1 1/2 | |
| DEC | 15530 | -160 | DEC | 1574 | -3 | MAR | 270 1/2 | -3/4 | |
| JAN | 15630 | -120 | JAN | 1604 | -3 | MAY | 281 | -1/4 |
| 本日の相場の動き |
作柄報告の悪化で序盤買われるも、その後は天候に下げる
昨日引け後のクロップコンディション報告にて大豆・コーン共に下方修正される形の数字が出たことから本日は予想通りやや高値での寄り付きとなった。
特に今回の数字は大豆へのサポート材料となった。大豆は寄り付き後ファンド・コマーシャル共に買いが入ることとなる.。が、その勢いも11時ごろまででその後は、中西部は今週も順調に雨を見る、デルタにも週末にかけて雨の期待、ハリケーンデビーの到来への期待、などなど天候関係のニュースが流れ、ファンド・コマーシャル共に売りに転じることになる。しかし動き自体に勢いがある訳でもなく、マーケット後半はだらだらと値を下げながら本日の最安値からやや値を戻したところでの引けとなった。
コーンは大豆の動きにつられる場面も確かにあったが、寄り付き直後よりマーケットへの注文は非常に限られており、実は閑散とした一日であった。独自の材料は殆どなし。今週各国よりの買付けの予想も出てはいるが、既に一部収穫も始まっており今後新穀現物がマーケットにでてくるという期待感が目の前にあることが大きな存在としてマーケットには映っている。
本日のファンドの動きはコーン2500コントラクト、大豆3500コントラクトの売り越しと見られる。
| 新穀コーン収穫の話題 |
昨日イリノイ州最南部、ミシシッピ川にオハイオ川が合流するあたり、へ行ってきたが、早速新穀コーンを手にとって見ることが出来た。この地域ではコーンの新穀は一週間前からエレベータへ持ち込まれるようになったとのこと。因みに昨年並みのタイミングだそうだ。今週末あたりからいっそう忙しくなりそうだ、と気を引き締めていた。大豆については9月の半ばの見込みで、yellowing(大豆の葉が黄色に変色し始めること)が数箇所の畑で確認できた。
本日のマーケットにも、カンザス、インディアナ南部での収穫作業の確認、或いはイリノイ州スプリングフィールドにおいても早くも新穀コーンがトラック2車分エレベーターに持ち込まれたなどという極端な話も流れているが、今年もいよいよこの手の情報が流れだす時期がきた、という実感。一方では、依然として少ない農家売りがキャッシュベーシスをつり上げていること、目先の海外からの需要期待(今週も日本・韓国・トルコなどよりの買い付けが予想されている)などが下値を支える背景となっている。これら強弱両サイドの材料が、上下どちらにも動きにくい環境を作り出しているようだ。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
昨日、ドライな状況が報告されているネブラスカ南部・アイオワ南西部において0.1-0.75inchとわずかながらも雨を見た。ベルト全体で15%にとどまってはいるが。今後2日間はベルト南部・東部を中心に45%の範囲に1インチまでの雨が予報されている。気温は特に高い地域があるわけでもなく、highsが高いところでも90度はいっていない。だいたい70度半ばより80度半ばまでか。 現在の状況としては引き続きベルト南西部に雨が欲しいことと、やはりデルタではないか。
デルタ地域
昨日も基本的にホット&ドライ、雨殆どなし。デルタ中央部から南部を中心に90度半ば〜105度近くまで気温が上昇しており、引き続き作物へはストレスを与え続けることとなっている。今週末にかけても引き続きこの展開に変化は見られる兆しはなく、南部中心に95-102度までの高温が予報されている。降水量も範囲は10-20%の範囲と非常に限られており、作物に与えるストレスは蓄積されつづける見込み。次の雨が大いに待たれるところだが、現在カリブ方面より西北西に進んでいるハリケーンデビーが今後ガルフへ到来するかどうかが大きなカギとなることは間違いない。 そういった意味で今後デビーから目が離せない。
中国
北部産地ベルトにて0.25−1.0inchの雨が全体の20%の範囲にてあったことが、産地の大豆の生育に効果的な形で報告される一方、南部産地では若干の雨が早いコーンの収穫にやや水を差す形での報告となっている。
気温は平年並みからやや低め推移で、特に問題のある予報はでていない。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)受渡可能在庫 (千ブッシェル) |
| 8月18日 | 前週 | 前年同期 | |
| コーン | 5,912 | 5,436 | NA |
| 大豆 | 1,945 | 2,120 | NA |
| 小麦 | 38,204 | 37,709 | 38,727 |
ニュートラル。
| 2)ローンデータ (百万ブッシェル) |
−コーン−
| 8月15日 | 先週比 | Forfeit合計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1998crop | 0.2 | unch | 45.0 | unch | 1,729.1 | 1,774.3 |
| 1999crop | 644.1 | -30.1 | 2.1 | 0.8 | 773.9 | 1,420.1 |
| 2000crop | 2.2 | 0.4 | 0.0 | unch | 0.5 | 2.7 |
−大豆−
| 8月15日 | 先週比 | Forfeit合計 | 先週比 | Redeem合計 | ローン合計 | |
| 1998crop | 0.0 | -0.1 | 11.6 | unch | 330.7 | 342.3 |
| 1999crop | 87.5 | -10.4 | 1.8 | 0.8 | 197.5 | 286.8 |
ニュートラル。
| 本日のトーメンの意見 |
弱気な人は、「史上最高の生産量なのになぜ価格がもっと下がらないのか?」と主張する。強気の人は、「史上最高の需要が毎年続いているのに、なぜ価格がもっと上がらないのか?」という。今はその均衡が取れており膠着状態から脱しきれない。1ヶ月以上も続く閑散としたマーケットに活を入れる為か、一部からこの膠着状態はエネルギーの蓄積期間であり、突然アップ・ダウンどちらかに大きく動くはずだと唱えるものもでてきてはいる。ただマーケットに直に触れているものとしてそういう気配は感じられない。
アンテナを広く伸ばして作柄を探ってみても、大きなダメージは聞かれてこない。中国産aphids、SDS、コーンボアラー等発生はちらほら聞かれるが、致命傷になったとまではどこからも聞かれない。おおまかな流れからは史上最高の生産量も史上最高の需要に見合ってくるであろうし、また史上最高の保管能力が農家の売りも慌てさせることはない。まだまだしばらくは狭いレンジ内取引が続きそうだ。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)