(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年8月24日

 

 

本日の相場

とうもろこし  --ほぼ変わらずの寄付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  175 1/4 - 75  176 3/4  174 1/2  176  +3/4  78060  -3678 
00 NOV  183  184 1/2  183  184 1/4  +1 1/4  1770  -47 
00 DEC  187 - 87 1/2  188 3/4  186 3/4  188 1/4  +3/4  202511  -255 
00 JAN  190 3/4  191 3/4  190 3/4  191 3/4  +3/4  354  -4 
01 MAR  199 1/4  200 1/2  198 3/4  200  +3/4  52958  +1393 
01 MAY  207  208  206 1/2  207 1/2  +1/2  13993  +251 
            385042  -1856 

 

大豆     --- 小幅高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  460 - 60 1/2  463  457  461 3/4  +2 1/4  11909  -374 
00 NOV  469 - 70  472 1/2  466 1/2  471  +2  76104  -37 
00 JAN  480  482 3/4  477  481 1/4  +1 3/4  11759  +453 
01 MAR  490 1/2  492 1/4  487  491 1/4  +2 1/4  9488  +414 
01 MAY  498 1/4  500 1/2  495 1/2  500  +2  6810  +49 
01 JUL  507  508 1/2  504  508 1/4  +2 3/4  7101  -22 
            125279  +492 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  15980  +240  SEP  1514  +3  SEP  240  +6 1/4  106.76-107.26 
OCT  15730  +170  OCT  1533  +2  DEC  259 1/4  +7   
DEC  15730  +100  DEC  1571  +3  MAR  275 1/2  +6 1/4   
JAN  15750  +90  JAN  1603  +5  MAY  286  +5 3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

現物不足が市場を脅かした。

現物に不足した穀物相場は堅調を維持。小麦相場上昇の影響もある。新規材料難の中、現物相場が大豆・コーンともに高騰していることが本日の相場の底流となった。週間輸出成約報告でコーンは予想を上回ったが、大豆は予想以下。より現物不足が顕著と見られた期近大豆粕相場が大豆・コーンをリードした。 

本日のファンドの動きは、コーン2,600コントラクトの買い越し、大豆400コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日の降雨は南部ベルトを中心に35%の範囲で0.10-1.0インチ、次ぎの降雨は週末に東部ベルトを中心に35%の範囲で0.25-1.0インチを予報。引き続く降雨に大豆の生育は最終段階にきてもいい状態を保っている。現在ドライ気味な地域は、イリノイ北西部、サウスダコタとカンザスに限られ、ベルト全体では15%にも満たない。コーン・大豆とも総じて生育は順調といえる。 

デルタ地域 

フロリダ半島南東部に発生しているハリケーンデビーが動きを停滞させている。この為向こう5日間はこの地域にまとまった降雨は期待できない状態。今後5日間の予報はベルトの20%の範囲に0.1-0.75インチの降雨量となっている。 

中国 

収穫が近い南部ベルトには軽めの降雨、まだ生育の最終段階である北部には多めの降雨と非常に理想的な天候が続いている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高報告(8/17週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  139.8  1,019.2  50,476.3  51,160.8  4,295.8  4,868.1 
大豆  30.3  252.9  27,381.2  23,299.2  1,049.9  3,106.7 
小麦  657.7  0.0  9,857.5  9,307.2  4,374.6  0.0 
大豆粕  192.7  36.6  6,210.3  5,943.6  872.5  396.6 
大豆油  2.3  0.0  350.1  876.7  29.7  1.0 

コーンは予想以上、大豆は予想以下、大豆粕は予想の遥か上、大豆油は失望的な数字と考えられた。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,231.9  632.1  46,180.5  47,536.3  47,630 
大豆  340.5  366.0  26,331.3  22,058.3  26,260 
小麦  531.2  570.0  5,482.9  5,736.4  29,940 
大豆粕  74.9  70.7  5,337.8  5,466.3  6,350 
大豆油  0.8  2.5  320.4  790.0  570 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

期近170台中盤は買うレベル。が、安値安定相場終了の気配は、「まだ」ない。 

オハイオにある穀物メジャー系の大豆搾油工場がこれから月末にかけて工場を休止する。定期修理による8月休止の工場は多く、それ自体は何も珍しくはない。問題はその理由である。冒頭の搾油工場の場合、原因はいわゆる定期検査や修理ではない。大豆の入手困難がその理由である。8月末と言えば、世界中の多くの買い手がローン玉の大量流出に安値の望みをかけていた時期だ。その時期に「原料不足」が工場を休止させるほど顕在化するとは、現在の相場環境を示す象徴的出来事と言えよう。 

現在のコーン期近現物価格高騰の理由は大豆と同様、売り物不足だ。バージ運賃高もその理由の一つだが、農家にとって見れば、コーンを今売る理由は多くないからだ。来年1月の現物相場とのスプレッドを考えれば、今売れば「損」になる。保管スペース不足を心配するのであれば、保管しにくい大豆から手をつけるが、その大豆でさえ上述の状況。では、今後期近現物が農家の食欲をそそるほどに上昇するかと言えば、そうではない。そうなる直前に大量在庫と豊作期待が上昇気運に水をささずにはいない。つまり、この期近価格上昇も長くは続かない。コーン相場はまた、上昇する契機を逸する。そして、コーン相場のジレンマは「秋が深まるまで」続く。 ( F ) 

 

 

(コーン・大豆) 

コーンはファンドのネットショートが40,000コントラクト以上もあり、この契約新安値レベルから更に大きな下げは期待できない。12月限185近辺からは買いを入れてもいいのではないか。一方大豆のファンドポジションは若干のロングと考えられている。またブラジルの農家の売りも低価格の為今年は遅く、まだ750万トン相当が売れずに残っていると考えられ、通常であればアメリカの収穫までにある程度の見切り売りの可能性もある。したがいもう少し安値があってもいいのではないか。しかし11月限450割れは何度もトライした挙句に抜けなかった価格レベルであり、450近辺からの買いが妥当と考える。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)