(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年8月25日

 

 

本日の相場

とうもろこし  --高値寄付き、小幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  176 1/2 - 77  178 1/4  176 1/2  176 1/2  +1/2  75197  -2863 
00 NOV  185 1/4  186  184 1/2  185  +3/4  1761  -9 
00 DEC  189 - 89 1/4   190 1/2  188 1/4  188 3/4  +1/2  203724  +1213 
00 JAN  194 1/4  194 1/4  192 3/4  192 3/4  +1  357  +3 
01 MAR  200 3/4 - 01  202 1/2  200 1/4  200 3/4  +3/4  53641  +683 
01 MAY  208 1/2  209 3/4  208  208  +1/2  14375  +382 
            384917  -125 

 

大豆     --- 高値寄付き、変らずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  463 1/2 - 64  465 1/2  461  461 3/4  + 0  11215  -694 
00 NOV  472 1/2 - 73 1/2  474 3/4  470 1/4  471  + 0  77539  +1435 
00 JAN  483 - 483 1/2  485 1/2  481  481 1/4  + 0  11988  +229 
01 MAR  493 93 1/2  495 1/2  490 1/2  491   - 1/4  9462  -26 
01 MAY  501  503  499  500  + 0  7083  +273 
01 JUL  510  511 1/2  508  508   - 2  7170  +69 
            126573  +1294 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  16100  +12  SEP  1507  -7  SEP  241 1/2  +1 1/2  106.75-107.19 
OCT  15700  -3  OCT  1523  -7  DEC  260 1/2  +1 1/4   
DEC  15760  +3  DEC  1568  -3  MAR  277 1/2  +2   
JAN  15830  +8  JAN  1599  -4  MAY  287 1/2  +1 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

構図に変化少なく、相場に力無し。

週末前のポジション整理などから前半やや高め推移したが、昼の天気予報で来週の雨が予報され大豆をリード役として値を戻した。 

雨が依然必要とされる大豆に対する抽象的な天候懸念が前半の大豆相場を支えた。午前中の時点では、西部ベルトやデルタ地区の乾燥気味地域に大きな天候変化が見られなかったため、材料に欠ける穀物相場はそれを頼りに取引された。コーンでは、週末前の投機筋の売り越し整理と見られる買いが緩慢に入った。また、欧州の品質懸念とカナダでの減産見込みを背景に小麦が上昇していたことも、前半のコーン・大豆相場が頭が重いながらも高めに推移した一因であった。 

前半の堅調に変化を加えたのは、昼のトムスキリング氏の天気予報。今後10日間シカゴ地方で雨がちになると予報したことが、大豆相場の支えを取り外し、小麦が力を失っていたことも手伝って、大豆はそれまでの上昇幅を喪失、コーンも値を削っての引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン2,500コントラクトの買い越し、大豆1,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今夜から週末にかけて北部と東部ベルトを中心に、35%の範囲で0.25-10インチの降雨が見込まれる。来週前半にもベルトの北西部を中心に20%の範囲で0.25-1.0インチの降雨予報となっている。現在ややドライが懸念されているイリノイ、サウスダコタにはこれらの降雨システムからの恵みがある予想。しかしながらカンザスにはしばらく降雨予報が出ておらず、穀物にストレスが見え始めている。 

デルタ地域 

今後5日間もまとまった降雨予報はでていない。北部ベルトを中心に20%の範囲で0.1-0.75インチが見込まれる程度。すくなくとも後一週間は今のままホット&ドライが続く見込みにて、大豆の単収は更に低下することが避けられない。 

中国 

今後5日間の降雨予報は、北部ベルトにて50%の範囲、南部ベルトにて30%の範囲にそれぞれ0.25-1.0インチが予報されている。南部ベルトではコーン・大豆ともそれぞれ収穫は始まっているが、今週末の降雨により若干の遅れを余義なくされる。しかしながらダメージを引き起こすような降雨予報にはなっていない。 

 

NWS 6-10日間予報(8月29日〜9月2日) 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  A (68)  N (0.54/1) 
ベルト東部  A (71)  N/B (0.50/1) 
デルタ地域  A (78)  B (0.54/1) 

大豆には強い材料。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1) センサスビューロ7月搾油報告

 

  2000年7月  2000年6月  昨年同期 
大豆粕生産量(d) 

2,879,784 

 

2,638,358 

 

2,811,570 

 
大豆粕在庫量 

251,789 

 

209,808 

 

340,053 

 
大豆油生産量(千ポンド) 

1,481,638 

 

1,361,552 

 

1,451,579 

 
大豆油イールド(lbs/bu) 

11.42 

 

11.53 

 

11.40 

 
大豆油在庫(千ポンド) 

1,096,397 

 

1,040,151 

 

811,741 

 
大豆搾油高(ブッシェル) 

129,777,902 

 

118,043,120 

 

127,326,993 

 

搾油高は予想をやや下回り、大豆粕在庫量はほぼ予想通り、大豆油在庫は予想よりやや少なかった。 

 

2)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーのみ) 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  8月22日現在  事前予想 
とうもろこし  52,382 SHORT  43,600 SHORT  
大豆  1,491 LONG  7,700 SHORT 
大豆粕  9,489 LONG  12,600 LONG 
大豆油  9,766 SHORT  4,300 SHORT 

大豆・コーンともやや強い材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

昨年はコーンも大豆もいち早く収穫し、LDPを習得した農家が一番得をした。というのも収穫時期のLDPが相対的に一番大きく、その後年末年始にかけて相場が上昇した為、LDPを収得した時のシカゴの価格と年末年始の価格差をenjoyできたことによる。LDPを収得する為には収穫してサイロビンに入れる必要があり、ベルト南部の農家は早ければ9月からのLDP習得となる。

毎年同じ相場が続く訳ではないが、昨年美味しい思いをした農家はまず間違いなく同じ戦略でくる。昨年はLDPをすぐに取らなかった農家も、隣で成功した例を見ていれば同様の戦略を考えるであろう。したがい今年の農家は収穫をしたら早めにある程度LDPを取る。ただ今年は昨年よりも期末在庫が大きく上値の余地は明らかに少ない。そんな中でLDPを取った農家は次第にじれてきて、少し相場が上がっただけでも手持ちの玉を売りに出す事が考えられる。 

一旦LDPを取ってしまった農家は、習得した時の価格をコストと考える者が多く、余り長く保有してリスクをいつまでも取る事はしないという。従い収穫後の今年の相場は、上がれば農家売りから頭が抑えられるという展開がついて回る事になる。 

個人的には相場は底値を付けた流れを想定しているが、かといって上値もしれている。相場にアップ・ダウンの流れはつきものであり、当用買いでもかまわないが、安値場面は少しづつ拾うという考えでいいのではないか。それがコーン12月限185、大豆11月限450近辺ではないかと思う。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)