(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年8月28日

 

 

本日の相場

とうもろこし  --高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  181 - 80 1/4  181 1/2  178  179 1/2  +3  70238  -4959 
00 NOV  189 3/4  189 3/4  186 1/4  187 1/2  +2 1/2  1753  -8 
00 DEC  195 - 94  195  190  191 3/4  +3  207350  +3626 
00 JAN  195  195 1/2  194  195 1/2  +2 3/4  362  +5 
01 MAR  205 1/2 - 06  206  202  203 3/4  +3  54685  +1044 
01 MAY  213 1/4 - 13  213 1/4  209 1/2  211  +3  14800  +425 
            385785  +868 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  470  471  466 1/4  470 1/4  +8 1/2  10686  -529 
00 NOV  480 - 82  482  476  480 1/4  +9 1/4  79019  +1480 
00 JAN  491 1/2 - 91  491 1/2  486 1/2  490 3/4  +9 1/2  12737  +749 
01 MAR  501 1/2 - 01  501 1/2  496  501 1/4  +10 1/4  9746  +284 
01 MAY  509 - 08  509 1/2  505 1/2  509 1/2  +9 1/2  7101  +18 
01 JUL  516 - 15  518  513  517 3/4  +9 3/4  7272  +102 
            128683  +2110 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  16350  +250  SEP  1514  +7  SEP  242 1/2  +1   
OCT  16040  +340  OCT  1535  +9  DEC  261 1/4  +3/4   
DEC  16130  +370  DEC  1574  +6  MAR  278 3/4  +1 1/4   
JAN  16180  +350  JAN  1605  +6  MAY  288 3/4  +1 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

ドライ天候、相場に息を吹き込み終始高値推移。

先週末の雨はドライ地域を避け、東部ベルト中心となった。また、今週ホット・ドライ傾向がベルト南西部に強まるとの内容の天気予報がクロップ悪化懸念に追い討ちをかけ、穀物相場は久しぶりに値が振れた。 

コーンは、西部ベルトの生育状況懸念に対し、売り越しポジションとなっていた投機筋が反応した。アレンデールという分析家が8月7-18日の間、同社独自で情報収集をし、生産量を103億ブッシェルとUSDA予想をやや下回る数字を予想したことも市場に影響を与え、「豊作年の生産量予想は後になるほど数字がさらに大きくなる。」という一般的な期待は薄れ始めた。また、先週の乾燥状況から引け後の作柄報告への警戒感が売り意欲を刺激しなかったと思われる。本日の高値も農家売りを刺激するには至らなかったことも、終始高値を維持させた一因。 

大豆は、デルタ地域とベルト南西部の作柄懸念が主因。それに投機筋が乗った格好。2ヶ月ぶりの高値となった。引け後すぐにそこまで上昇したが、その後それ以上の高値を追わず、高値を見た農家の売り量増加や、予想以下の輸出検証高が買い注文を減少させた。また、農家売り増加は大豆・大豆粕の期近安を手伝った。 

本日のファンドの動きは、コーン1,500コントラクトの買い越し、大豆800コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末はベルト東部中心に散発的な雨を見た。範囲は全体の20-25%で0.25-1.25インチ。インディアナ東部・ミシガン最南部・オハイオ西部がその中心となった。 

今週は基本的に平年並みからやや高めの気温推移の見込みだか、ベルト北部中心に雨は降りやすい状況にある。35%の範囲に0.3-1.3インチの予報。決して十分とはいえないが、これまでのタイムリーな実績があるだけに目先心配はされていない。 

デルタ地域 

週末、気温は8月最終週としては大変厳しいものとなっている。highs95-104度、lowsも73-80度と高いレベルとなった。又、週末のデルタ大豆・綿花産地では全く雨を見ていない、ホット&ドライである。 

さて今週であるが、向こう一週間は雨の予報はなし。又気温もhighs95-102度と、依然として大豆にはストレスを蓄積させる内容となっている。 

先週期待されたハリケーンデビーであるが、もはやデルタに雨を持ってくる可能性はなくなったようである。 

中国 

基本的に、気温も平年並み、雨も適度に期待できる状況は続く。向こう一週間も55-60%の範囲に0.3-1.5インチの雨が予想されており、気温も平年並み推移予想。 

 

NWS 6-10日間予報(9月3-7日) 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  A (68)  N (0.54/1) 
ベルト東部  A/MA (71)  N (0.50/1) 
デルタ地域  A/MA (78)  B/N (0.54/1) 

特にデルタについてはインパクトがあり、支援材料といえる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1)輸出検証高(8月24日-8月18日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  35,549  37-46 
大豆  8,417  11-17 
小麦  22,898  16-22 

ほぼ中立材料 

 

2)進捗率 

 

  8/27  先週  昨年  平年 
ドウウテージ  88 %  77 %  89 %  77 % 
デント  57 %  40 %  57 %  39 % 
成熟(コーン)  13 %  N.A.  10 %  7 % 
着鞘  95 %  91 %  94 %  90 % 
落葉  7 %  3 %   5 %  3 % 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  4% (4)  7% (7)  22% (20)  45% (46)  22% (23)  101.1   102.5  98.3 
大豆  5% (4)  11% (10)  26% (24)  43% (45)  15% (17)  98.0  100.3  92.8 

 

大豆・コーン共に指数の悪化は支援材料と捉えられている。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

低迷型相場に大きな変化はない。しかし、9月限は170台で買っておくべき。 

ドライに晒された大豆は一時的にせよまだ高値余地を残している。今後も材料難のコーンが大豆に引きずられる展開が考えられるため、まだ9月限の買いポジションがある場合は170台のうちに進めておくべき。ただ、12月限はまだ安値のチャンスは大きい。大豆相場上伸の原因となっているデルタやベルト南西部のドライがそれほどコーンに影響を及ぼさないのは言うまでもない。本日の作柄報告では状況の劣化が報告されているが、この作柄報告は多分に主観的といえるだけに、ここでの1ポイント強のレベルは相場の居所を根本から変える力を持ち合わせない。つまり、8月USDA報告以来、需給バランスに大きな変化があるとは言いがたい。また、農家やカントリーエレベータのホールド姿勢が鮮明である以上、現物市場では「旧穀大量在庫と豊作新穀」はまだ顕在化していない。もちろん定期相場では、それらへの「期待」はある程度織り込まれたが、それも今外的要因によって削られようとしているわけである。大豆がプライスリーダーでなくなり、コーン現物が流れざるを得なくなった時、コーン相場は再度下値に向かう。 ( F ) 

 

(大豆) 

先日発表されたセンサス7月搾油報告で確認された事項。7月月間記録となった大豆粕国内需要量と過去2番目の月間大豆粕輸出需要、そしてそれらを背景にした7月搾油量の過去最高記録。これほど強い大豆需要をもってしても大豆相場が低迷してきた原因は、「新穀豊作期待」と「大豆油需給の緩さ」である。今、そのうち一つの要因に?マークがつき始めている。豊作期待無しではこの相場上昇圧力は抑えることはできない。久しぶりに市場に躍り出たファンダメンタルズ要因である大豆生育地域の天候不安が、穀物相場の注目を今後も集めることが予想されるため、短期の大豆相場で下値期待は薄い。ただ、現在のドライが結果的にどれほどの影響を与えるかも?マークであり、事態は一ヶ月前までのコーンに対するドライ相場に似ている。つまり、一部のドライ地域が相場全体を動かしており、良好な環境の全体像を忘れかけているのではないか。作柄報告は大きく下げたが、この指数は農家の主観が左右することは事実であり、100%割れが平年以下の作柄を示すわけではない。しばらくは堅調相場を予想するが、その後相場は落ち着きを取り戻し、11月限450レベルに戻ることを予想する。 ( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)