(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年8月30日

 

 

本日の相場

とうもろこし  --ほぼ変らずの寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  183 3/4 - 83 1/4  184 3/4  181 1/4  181 1/2  -2 3/4  48166  -12877 
00 NOV  192 1/4 - 92 1/2  193 1/2  189 1/4  189 1/2  -2 3/4  1947  +141 
00 DEC  196 1/4 - 97  197  193 1/2  193 3/4  -2 3/4  216570  +6995 
00 JAN  201 - 00 1/2  201  197 1/2  197 1/2  -3  411  +26 
01 MAR  208 - 08 1/4  208 3/4  205 1/2  205 3/4  -2 1/2  56191  +1132 
01 MAY  214 1/4 - 14 1/2  215 1/4  212 3/4  213  -2 1/4  15240  +275 
            377046  -2611 

 

大豆     --- 小幅安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  484 - 84 1/2  488  481 1/4  481 3/4  -2 1/2  6426  -2227 
00 NOV  493 1/2 - 94 1/2  499  492  492 1/4  -3  83768  +1072 
00 JAN  504 1/2 - 05  509  502 1/2  502 3/4  -2 1/2  13903  +1010 
01 MAR  513 1/2 - 14  519  512  512 1/4  -3 1/4  10034  +64 
01 MAY  521  525  519  519 1/2  -2 1/2  6994  -151 
01 JUL  529 1/2 - 29  534  526 1/2  527 1/4  -3 1/4  8270  +849 
            131704  +801 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  16660  -30  SEP  1554  +0  SEP  246 1/4  -4  106.22-106.61 
OCT  16380  -100  OCT  1572  -1  DEC  264 1/4  -4 1/2   
DEC  16510  -100  DEC  1612  +0  MAR  281  -4 1/4   
JAN  16570  -80  JAN  1642  -1  MAY  291 3/4  -3 3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

昨日までの行き過ぎ感から一転して売られる。

ファンダメンタルには特に変化はなし、テクニカルに買われ過ぎと見られて売りが先行した。 

この所のドライな天候でクロップがダメージを受けているという考え、また明日も好調な輸出数量が期待される事が強い材料となるも、昨晩から農家売りが増加した事、この2日間の上げは行き過ぎであったという考えに相殺された。 

天気予報も本日は目新しいものではなく、セッション中は方向性に欠け、プラス・マイナス両方に値が動いた。しかしながら週末に3連休を控え、一旦利益を確保しようという動きと、終日ファンドが売りを浴びせていた小麦相場がコーン・大豆の相場の流れを最後に決めた。 

本日のファンドの動きは、コーン600コントラクトの売り越し、大豆1,500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今週も北部ベルトを中心に散発的な降雨が見込まれる。週末までに弱い前線が二つ三つ通過するが、それぞれにて15%の範囲に、0.25-0.75インチの降雨予報となっている。 

大豆はほとんどの地域にて今週までで鞘着きが完了する。ベルトの南西部を中心に一部でドライの為にダメージを受けた畑はあったが、これ以上のイールドロスはほとんど心配しなくてもいい。 

デルタ地域 

今週期待される降雨は、東部地域を中心に10%の範囲に0.10-0.75インチに過ぎない。大豆にかかるストレスは引き続き大きい。イールドの更なる低下は避けられない。ただし、あと2週間もすれば大豆も成熟期を向える事になり、これ以上の改善も悪化もなくなる。 

中国 

南西部では収穫が順調に進んでいる。東部地域の収穫は今週の降雨にてややスローダウンする見込み。西部地域の収穫ペースも平年並。多雨によるダメージの心配は今のところない。 

 

NWS 6-10日間予報(9月5-9日) 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  M/A (68)  N/A (0.54/1) 
ベルト東部  A (71)  A/N (0.50/1) 
デルタ地域  A (78)  NP/B (0.54/1) 

中西部はニュートラル。デルタについてはまだもう少し雨の必要な地域が残っており、支援材料といえる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1) ブリッシュコンセンサス

 

  8/29/00  8/22/00 
CORN  16  10 
BEANS  45  34 
OIL  15  12 
MEAL  57  50 
WHEAT  21  11 
J YEN  47  30 
US $  88  82 

大豆の相場感がニュートラルになってきたのがみてとれる。 

 

本日のトーメンの意見

 

月曜日にフィールドサーベイにでかけた。今回は時間もなく一日だけにて、イリノイに決めてのサーベイとした。一口にイリノイといってもやっぱり広い。600マイル(1000キロ弱)走ったがどれだけの畑がみれたであろうか。

大雑把にいうと順調。また生育進捗はイリノイの中部、ピオリアを境に北と南で速度が分かれている印象。北はコーンでいえばまだ緑の葉が多く残っており、ドライニングにもあと1ヶ月程度の時間がかかると思われる。大豆も下の葉はyellowingが始まっているが、topはまだまだ。鞘も中の大豆も緑にて、水分を多く含んだ楕円形をしている。南になるとコーンの乾燥が随分すすんでくる。緑が全て消え去っている畑も多く、収穫がまじかに近づいている気配がする。コーンイヤーも乾燥が進んでおり、硬くなってきている。大豆も落葉がすすみ、中には葉が全て散ってしまった畑も見受けられる。鞘の中の大豆は黄色く丸まってきているが、まだ爪で簡単に割れるほど水分は多い。 

今回のテーマには最近話題になってきた、大豆のサダンデスシンドロームと中国aphidsの被害が実際にどの程度みられるのかを調べる事もひとつ。しかし幸い(?)な事に、それらしき畑は全く見つからなかった。まだ非常に限られた畑に被害がでているだけというコメントが信用できた次第。 

最新のプライベート機関による農家聞き取り調査では、コーン・大豆ともイリノイでは新記録のイールドがまだ期待されている。月曜日の農務省発表のクロップコンディションではショッキングな悪化数字であったが、ちょっと行き過ぎという気がしている。数字もちょっと行き過ぎなら、ファンドの反応も行き過ぎという気がする。私事ではあるが、とうとう今年はここまで一度も庭に水撒きをしていない。にもかかわらず芝生の状態はそれこそgoodを保っている。広い中西部色々な地域があるが、少なくともイリノイは8月末まで順調にきているといえるのではないか。イリノイが大丈夫なら上値はそんなにいかない、いってもまた安値場面はある、といったら言い過ぎか。 

また今日のトピックスとして、今週のラリーを農家もあまり喜んでいないというコメントがある。ようはタイミングの問題にて、農家は収穫後に大きなLDPを取り、その後のラリーで現物を売り抜けたいと考えている。今回のラリーは農家にはちょっと早過ぎるというもの。今回恩恵を受けるのは、まだ旧穀の在庫を持っている農家に限られる(農家は先にマーケットで売って後からLDPを習得するという事はしない傾向にあるため)。また農家の中にはクロップ保険に入っている者も多くいるが、保険は平均のイールドと新穀限月のある時期までの平均価格から算出される。今価格が上がってしまえば、もらえる保険金が少なくなる為今回のラリーが歓迎できないというもの。農家にも実需筋にも歓迎されていないのが、今回のラリーのようだ。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)