(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年8月31日

 

 

本日の相場

とうもろこし  --高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  182 3/4 - 82  184 1/4  181 1/4  183 3/4  +2 1/4  29424  -18742 
00 NOV  191 3/4 - 91 1/2  193  190  192 3/4  +3 1/4  2268  +321 
00 DEC  195 1/4 - 94 3/4  196 3/4  193 1/2  196 1/2  +2 3/4  215643  -927 
00 JAN  199 1/4 - 99 1/2  200 1/4  198 1/4  200  +2 1/2  535  +124 
01 MAR  206 3/4 - 06 1/2  208 1/4  205 1/2  208  +2 1/4  57668  +1477 
01 MAY  214 1/2 - 14 3/4  215  212 3/4  214 3/4  +1 3/4  15588  +348 
            360156  -16890 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 SEP  487 1/2 - 87  495  487  494 3/4  +13  4803  -1623 
00 NOV  498 1/2 - 97 1/2  505 1/2  497  505  +12 3/4  84061  +293 
00 JAN  508 1/2 - 08  515 1/2  507 1/2  515  +12 1/4  14376  +473 
01 MAR  518 - 19  524 1/2  517  523 3/4  +11 1/2  9874  -160 
01 MAY  527 1/2  531  524  530 3/4  +11 1/4  7182  +188 
01 JUL  532 1/2 - 32  539 1/2  532  538 3/4  +11 1/2  9181  +911 
            131882  +178 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
SEP  17080  +420  SEP  1575  +21  SEP  250 3/4  +4 1/2  106.32-106.69 
OCT  16920  +540  OCT  1589  +17  DEC  268 1/4  +4   
DEC  17090  +580  DEC  1628  +16  MAR  285 1/4  +4 1/4   
JAN  17160  +590  JAN  1657  +15  MAY  295 1/4  +3 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

大豆上伸、コーンつれ高。

ホット・ドライ傾向が強まる気配となり、買い上げられた。 

コーンは、輸出成約高が予想範囲内。受渡し通知量も予想範囲内。相場の鍵は、今日もデルタ・ベルト南西部のホット・ドライ天候が今後も継続するという予報と、それにともなう大豆の上伸であった。三連休の週末を前にした投機家の売り越しポジション減らしも旺盛。CRB指数が1998年以来の高水準になったことも好感された。分析家のレスリー氏による、「8月のUSDA報告以来、コーンイールドの実態は7.5ポイントは下がっているはずだ。また、1998年はイールドが134.4に終わったが、同年同期の作柄指数は今のそれを上回っていることからも明らかだ。」との趣旨の発言が伝えられ、買い手の後押しをした。ただ、各地から早期収穫進行の情報が流れていることもあり、本日もコーンは大豆ほど積極的な動きは示さなかった。引け間際に投機筋の買いが集中し、高値引けとなった。 

大豆は、昨日の下げを補って余りある力強い展開。ホット・ドライによるさらなるイールド被害が心配される中、投機筋中心の買いにより、2ヵ月半ぶりの高値までつり上がった。平年以下だった8月の降水量は全体の38%の大豆に影響をおよぼしているとした分析も相場で話題となり、生産量減少懸念に色を添えた。本日も穀物相場全体を引っ張る存在であった。 

本日のファンドの動きは、コーン5,000コントラクトの買い越し、大豆2,600コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末までの降雨はベルトの20%の範囲に0.25-0.75インチの予報。次ぎは来週月曜日と火曜日にかけてベルトの15%の範囲に同程度の降雨量が見込まれる。限られた降雨と、暖かい気温は中西部のコーン・大豆の成熟には恵みとなりそう。 

デルタ地域 

記録的な猛暑が襲っており、今後5日間もほとんど降雨が期待できない。大豆の生育段階からみて、来週まではまだイールドロスが続く。 

中国 

週末までに満州の60%の範囲と北部ベルトの20%の範囲に0.25-1.25インチの降雨が予報されている。来週はドライな天候予報からコーン・大豆とも収穫の進捗が期待できる。今週の降雨はコーン・大豆の生育改善には遅すぎて役にはたたない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

 

1) 週間輸出成約高報告(8/24週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  213.7  679.3  50,690.0  51,263.8  3,371.9  5,547.4 
大豆  185.7  419.9  27,566.8  23,310.0  1,002.3  3,526.7 
小麦  327.2  0.0  10,171.2  9,725.6  4,123.4  0.0 
大豆粕  83.7  20.9  6,294.0  6,180.4  806.2  417.5 
大豆油  1.0  0.0  351.0  907.0  22.7  1.0 

コーンは予想通り、大豆は予想以上にてやや強材料となった。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,137.6  1,231.9  47,318.1  48,828.6  47,630 
大豆  233.3  340.5  26,564.5  22,422.3  26,260 
小麦  578.4  531.2  6,047.8  6,327.5  29,940 
大豆粕  150.0  74.9  5,487.8  5,535.4  6,350 
大豆油  8.0  0.8  328.3  790.0  570 

 

3)9月限月受渡通知(単位:コントラクト) 

 

  数量  最終取引日 
コーン  1,913  7月21日 
大豆  546  7月27日 
大豆粕  1  10月21日 
大豆油  3,001  8月30日 
小麦  1,363  8月4日 

大豆の受渡数量は予想通りだが、コーンは予想よりやや多かった。またコーン・大豆とも商業筋の受け手がなく、弱材料と考えられた。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

中国aphidsという害虫が農家の間で話題になっている(まだマーケットでは要因となっていないが)。これは中国をはじめ東南アジアでは一般的な害虫。体内に種々のウイルス性病気を保持し、それを大豆から大豆にばら撒いていくという非常にたちの悪い害虫。1996年に中国で行われた研究では、大豆のイールドを27.8%も減少させるという結果をもたらした。

アメリカ国内での存在自体は2,3年前から知られていたが、問題視されていなかった為対策が遅れている。どの国にもこの害虫駆除に適した殺虫剤がまだ開発されていない。開発にとりかかった研究者の話では、早くて2年はかかるという。ひょっとしたら10年かかる可能性もあるという。しかも日本のお役所と同じで、開発されてから認可されるまでにも数年必要になるのが現実。 

インターネットの写真で、大豆の葉に群がっているaphidsを見るとぞっとする。もし今度も冬が暖冬で、多くのaphidsが生き残り来年猛威を奮ったら...今の農家の心配はすでに来年に向っている。この心配が現実の物となるかは定かではないが、2001年11月限は今から買いが得か?ちなみにこの害虫がイリノイ州とウイスコンシン州の境辺りで発生しているという話を聞き、弊社ニック・荒川にサーベイに行ってもらった。場所によっては大豆の葉の一面に群がっているものもあったという。今年はすでに鞘着きも終わり、成熟に向っているためほとんど問題とはならない。問題はやはり来年以降。ただひとつの救いは、この害虫を食べる益虫も同時に多く発生していたという報告。 

大豆が穀物相場全体を引っ張り、コーンがそれについていくという構図はまだ変わりそうにない。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)