(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年9月5日

 

 

本日の相場

とうもろこし  --安値寄付き、安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
00 SEP 185 187 1/2 184 1/4 186 1/4 +3 3/4 17073 -4436
00 NOV 193 196 1/4 192 3/4 194 +3 1/2 2552 +186
00 DEC 196 1/2 -97 199 3/4 196 198 +3 3/4 218925 +2592
00 JAN 201 3/4 203 1/4 201 1/2 201 1/4 +3 1/2 543 +3
01 MAR 208 1/4 - 08 3/4 211 3/4 207 3/4 210 +3 3/4 59024 +493
01 MAY 215 1/4 218 1/4 215 216 1/2 +3 16160 +130
            354199 -730

 

大豆     --- 安値寄付き、大幅安値引け ---

  OPEN HIGH LOW SETTLE CHG OPEN INT CHG
00 SEP 497 497 484 1/2 485 1/4 -16 3/4 2642 -313
00 NOV 508 - 09 509 494 1/2 495 1/4 -17 1/2 87411 +4608
00 JAN 517 1/2 - 518 518 1/2 504 3/4 505 -17 3/4 13291 -288
01 MAR 526 - 26 1/2 526 1/2 513 1/2 514 1/4 -17 1/4 11364 +492
01 MAY 533 533 520 1/2 521 1/2 -16 1/4 10615 +1502
01 JUL 540 - 41 541 1/2 529 529 1/4 -16 1/4 12965 +1312
           
  MEAL CHG   OIL CHG   WHEAT CHG NY-YEN
SEP 17190 +210 SEP 1594 +14 SEP 253 +2 3/4 105.76 - 106.10
OCT 17130 +290 OCT 1599 +8 DEC 269 1/2 +2  
DEC 17280 +330 DEC 1647 +11 MAR 285 3/4 +1 3/4  
JAN 17320 +340 JAN 1673 +9 MAY 295 1/4 +1  

 

 

本日の相場の動き

 

ドライ気味の中西部、厳しいホット&ドライの状況が続くデルタ、又その傾向の継続を予想する各予報内容など、この連休明けには蓄積された天候のサポート要因がひときわ大きなエネルギーをもってマーケットに飛び出した。本日引け後発表作柄報告が悪化するという予想も大きく値を上げた要因であるが、これもこれまでの天候状況が作り出した代物である。これらの材料を背景に寄り付きから積極的なファンドの買いも集中し、大豆(11月限515セント台)は6月中旬以来の高値をつけるに至った。

寄り付き前の輸出検証高で予想以上の数字を見たコーンも大豆ピットの活発な動きに同調し終日高値推移。12月限は2ドル寸前まで値を上げ、7月上旬以来の高値をつける。大きなショートポジションとなっているファンドも買い戻しが活発に行なわれた。これまでのベルト南西部・デルタでのホット&ドライの蓄積は大豆と違い直接的なインパクトには欠けてきたがここにきて着実にマーケットに表れてきており、テクニカルな上げというよりも、立派なファンダメンタルズによる価格形成に映る。

本日までの数値で、RSI(指数)は大豆11月限41.02、コーン12月限34.00、共に今後の上昇余地を十分に感じさせるレベルだといえる。

本日のファンドの動きはコーン6100枚、大豆3100枚、大豆粕5400枚の買い越しと見られる。

 

 

週間作柄報告、軒並みダウン

取引終了後に、USDAとGWSによる週間作柄報告が発表された。ホット・ドライが続いているデルタ地域やベルト西部中心に予想通り劣化が顕著となり、主要州全体平均の数字もコーン・大豆・ソルガム全てで先週比下方修正された。(各州詳細はデータ欄参照)

コーン : GWS指数主要州平均は0.8ポイントの劣化と比較的小幅変動であったが、USDA作柄は1%悪化。コーン自体では予想範囲内の変動と見なされているようだが、来週発表の9月USDA報告の生産高(イールド)の下方修正をにおわせる内容だと捉えている。

大豆 : 指数がさらに2.2ポイント悪化。7月23日発表以降6週連続のダウン。カンザス(10ポイント)、ミシシッピ(4)、アーカンソー(6)、テネシー(4)などのデルタ地域に大きな下落が見られたほか、ミズーリ(5)、ネブラスカ(5)など西部ベルトにも影響が大きくなっていることが確認された。USDA作柄も3%悪化。予想通りとは言え、サポート材料。

ソルガム : 指数は2.5%も悪化。これで主要州平均は83.5ポイントとなり、約2ヶ月連続の下落。ソルガム生産地域がヒートの中心となっていることからその作柄劣化ぶりは市場の注目を集めており、連日の現物価格高騰の大きな要因となっている。最大生産州のカンザスが4ポイント下落したほか、ニューメキシコに至っては24ポイントも劣化し、ホット・ドライの被害の大きさをあらためて市場に認識させた。USDA作柄も3%悪化。

 

FC STONE 発表の生産量予想

本日引け後の発表。( )内はイールド。

  FC Stone USDA(8月)
大豆 2.845(38.7) 2.989(40.7)
コーン 10.294(140.9) 10.369(141.9)

大豆の数字が強い。

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末はミネソタとウイスコンシンの東部・中部、インディアナ南東部、オハイオ西部・中部などを中心に0.1−1.0インチの降雨。ベルト全体の約45%の範囲。気温は土日と平年並みから高めの推移となったが、北部ベルトでは月曜一気に下がり、highsも60度台から70度前半となった。その前の2日間がやや高め(90度前後まで)だっただけに昨日との温度差は大きなものとなった。今週はベルト北部・東部を中心に0.25−1.00インチ、全体の35%の範囲に降雨の予報。気温は前半やや低め推移だが、週末にかけて平年並みまで戻りそう。雨は基本的に少な目。

デルタ地域

相変わらず気温はhighs100度台をつける週末となった。雨は全体の35%の範囲に降りはしたものの、0.25−0.75インチと決して十分な量とはいえない。今週も引き続きドライな状況は続くと見られており、気温も高め推移。作柄の悪化は要因は今週も継続。

中国

週末は総じてドライ。雨の範囲は産地ベルトの40%ではあるものの0.25-1.25インチと限られたもの。今週も20%の範囲に0.25-1.00インチと限られたものゆえ、作物の収穫を考えた場合は問題ないといえる。気温はhighs70度後半から80度前半、lows50-60度台となっている。この傾向は9月中旬までは大きな変化なく継続の見込みとなっている。

 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)

 

本日の発表等

 

1)輸出検証高(8月31日-8月25日:千ブッシェル)

 

  発表数字 事前予想
コーン 50,233 35-45
大豆 13,091 10-15
小麦 26,286 20-25

コーンは強い材料、大豆は中立材料。

 

2)進捗率

 

  9/3 先週 昨年 平年
デント 76 % 57 % 75 % 59 %
成熟(コーン) 27 % 13 % 21 % 14 %
収穫(コーン) 4 % N.A. 4 % 2 %
落葉 18 % 7 % 11 % 7 %

 

作柄 非常に悪い 悪い 普通 良い 非常に良い 指数(今週) (先週) 昨年
コーン 4% (4) 7% (7) 23% (22) 46% (45) 20% (22) 100.3 101.1 98.8
大豆 7% (5) 11% (11) 27% (26) 42% (43) 13% (15) 95.8 98.0 91.3

大豆・コーン共に指数の悪化は支援材料と捉えられている。

 

3)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン−

  8月29日 先週比 Forfeit合計 先週比 Redeem合計 ローン合計
1998crop 0.2 unch     45.0  unch   1,729.7  1,774.9
1999crop 391.7 -165.6 3.7  1.0   1,025.3 1,420.7
2000crop 6.5 3.7 0.0 unch 2.0 8.5

−大豆−

  8月29日 先週比 Forfeit合計 先週比 Redeem合計 ローン合計
1998crop 0.0 -0.1       11.6  unch   330.5  342.1
1999crop 48.1 -23.3    3.6  0.9  235.1  286.8

ニュートラル。

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

12月限買いターゲットは185。

大豆急騰の余波により受動的展開を余儀なくされたコーン相場。来週の需給報告が再びコーンの絶対的な居所を示唆する。結果、コーン相場はその能動性を取り戻す。 ( F )

 

(大豆)

短期的には行き過ぎ、需給報告を前に修正が見られる。

先週末に39-40にまで下方修正されるのではないか?といわれていた大豆のイールドが今日のクロップコンディションをみて38-39と更に下方修正される声が大きくなった。ちなみにとある著名なアナリストはイールド38.2、生産量を28.08億と先月の農務省需給報告よりも1.81億も減少予想を出している。完全に下値は切り上がってきているが、誰も目の前に迫ってきた収穫やブラジルで売れ残っている700万トンともいわれる大豆といった弱材料には目を向けていない。久し振りに買い材料を見付けたファンドの独壇場に振り回され過ぎている。下値は確かに先週よりも切り上げて、11月限470-480を目標とする必要があるかもしれないが、4週間で70セント近くを上げたマーケットには修正も必要。

本日の14日間RSIは75と8ヶ月振りの高い数字を見せているが、これも行き過ぎを示している。来週の需給報告を前にポジション調整が必要。需給報告で28億を切るような生産量予想となると、相場は更に勢いついてしまうかもしれない。ただ28億後半の生産量予想となり在庫率が15%を上回った場合は、収穫の進捗の声と共に、再度4ドル大豆が見られると思う。(N)

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)