(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年9月20日

 

 

本日の相場

とうもろこし  --高値寄付き、やや高引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  184   185 3/4  183 3/4  183 3/4  +1/4  3059  71+ 
00 DEC  187 1/2 - 88  190  187 1/2  188  +3/4  211648  443- 
00 JAN  193  193 1/2  191 3/4  191 3/4  +1  590  1+ 
00 MAR  199 1/4 - 99 1/2  201 3/4  199 1/4  200  +3/4  73280  1250+ 
01 MAY  207 1/2 - 07 3/4  209 3/4  207 1/2  207 1/2  +1/4  20479  399+ 
01 JUL  214 1/2  216 3/4  214 1/2  214 3/4  +1/4  28781  357+ 
            355570  1925+ 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  483 - 84  495 1/2  483   487 1/2  +3 3/4  88416  865- 
00 JAN  494 - 94 1/4  505 3/4  494  497 3/4  +3 3/4  17403  274- 
00 MAR  503 1/2 - 04  515  503 1/2  508  +4 1/4  14175  282+ 
01 MAY  511 - 11 1/2  521 1/2  511  515 1/2  +4  11489  93+ 
01 JUL  519 1/2 - 520  530  519 1/2  523 1/4  +4  14505  346+ 
01 AUG  523  529 1/2  522 1/2  522 3/4  +4 1/4  254  3+ 
            149492  487- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  16960  +180  OCT  1527  +8  DEC  249 3/4  +1/2  106.46 - 106.73 
DEC  16740  +120  DEC  1565  +6  MAR  267  +3/4   
JAN  16780  +150  JAN  1595  +5  MAY  277 1/4  +1/2   
MAR  16880  +180  MAR  1636  +6  JUL  287  +1 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

序盤から急上昇も、保てず。

中西部を覆う雨、低気温、そして一部のイールド低下懸念が相場を押し上げたものの、終盤勢いを失った。コーンは一時3セント弱高、大豆は12セント弱高まで上昇した。 

今週中西部は雨をともなう前線2つが到来すると予報されており、これまで順調以上に進んできたコーン収穫作業・大豆成熟・収穫の足取りを遅くすると見られた。また、気温も大幅に下がり、シカゴ地方は本日最高気温が摂氏16度と冷え込み、来週にはベルト北東部の一部で早霜が予想されたことは、大豆相場の買い要因と作用した。加えて、コーン・大豆の収穫が進むにつれて、「期待したほどほど生産イールドは高くない。」との情報が漏れ伝えられるようになり、9月USDA報告の高い生産量見込みに懐疑的な見方をする者たちを刺激したようだ。ナイトセッションでやや安取引であったにもかかわらず高値で発進後、大豆を中心に大きく値を上げていった。 

しかしながら、すでに収穫は平年を大幅に上回るペースで進行しており、少々の遅れがクロップサイズに大きな影響をおよぼすとは考えにくいと考えられることや、早霜があったとしても、今年の早い生育状態では被害は最小限であると見られることから、買い注文量は終盤急速に衰えていった。高値が一部農家を刺激し現物玉が流れ、ハーベストプレッシャーとして終盤の相場に作用した。 

本日のファンドの動きは、コーン1,100コントラクトの買い越し、大豆3,500コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨晩から西側中心に降っている雨は、明日にかけて東にも範囲を広げる。週末には新たな前線が到来し、約70%の範囲(南部と東部が中心)に雨をもたらす。収穫作業はこれによって遅れることになるが、被害を与えるほどではない。来週初めには早霜が東部で見られようが度合いは軽い。大豆の成熟期が遅れている地域に霜があった場合は、油イールドの低下につながる可能性がある。 

デルタ地域 

昨日はドライ。今週は散発的に雨があるが、大きな勢力を持ったものはない。したがって、大豆収穫を遅らせる原因にはならない。 

 

 

WS6-10日間予報(9月26-30日) 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  B/N (58)  A/N (0.43/1) 
ベルト東部  B/N (61)  N/B (0.46/1) 
デルタ地域  A/N (69)  B (0.49/1) 

西部での降雨がやや気になるが、大きなインパクトはない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

本日は主要な発表は無かった。

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

安値を予想。買いターゲットは12月限185から。 

本日の上昇要因となったコーンの低イールド情報については、さほど心配する必要はないであろう。これも豊作年がゆえの一部情報にすぎない可能性が高いからである。確かに、イリノイ州中部では病気によるコーンの茎倒れから事前予想以下の収穫イールドが報告されておりそれは紛れもない事実であるものの、一方でインディアナ・オハイオ・ミシガン州では「もともと高イールドを予想していたが、それ以上の出来。」とホクホク顔の農家も決して少なくない。要するに、「どちらの情報がニュースになりやすいか。」にすぎない。本日は農家が収穫の手を雨に止められたところに思わぬ高値取引となり、終盤は典型的な農家売りパターンが見られた。今週はコーンベルトほぼ全体で雨がちとなるが、その要因からも当分上値は追いにくい。また、コーン相場において「起きるべき」ハーベストプレッシャーを根本的に妨げられる能力を持った要因は見当たらない。せいぜい大豆や小麦からの影響であろうが、小麦は言うにおよばず、大豆も今月中はまだ下値余力がある。約定安値が目前の今、12月限185に到達する前に買いを進める理由は多くない。( F ) 

 

(大豆) 

安値を予想。しかし、10月までは買いを待ちたくない。 

9月末の在庫報告。過去16年のうち13回までがその報告の後、大豆相場は値を下げているらしい。これは何も在庫報告のみが原因ではなかろう。いわゆるハーベストプレッシャーによる底値が10月に作られる傾向にあるという理由づけができる。しかし、この例を今年には当てはめたくはない。大豆の早期乾燥が話題になっている。「問題になっている。」という表現を使うほどでは今はないが、これは中西部全体の今年の一般的な現象のようだ。原因については色々と言われているが、信憑性に疑問があるため割愛する。さて、その現象を理由に、農家のハーベスター(収穫用機械)は例年より早くコーン畑から大豆畑に方向を変えている。極端な大豆鞘乾燥の報も一部にはあり、農家は鞘が割れて豆が落ちることを心配しているからだ。それでなくとも例年より早い生育過程であったものが、もっと早く収穫に入ることになっており、結果としてハーベストプレッシャーがかかる時期も応じて早まると予想できる。また、以前から述べるように「NASSの収穫面積再調査が10月USDA報告での生産量を下方修正させるのでは。」との懸念は10月に入れば再び浮上する。その意味からも10月の底値を期待するのは危険である。11月限470前半をターゲットとし、9月中の買い付けを進るべき。 ( F ) 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)