(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年9月25日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 小幅安値寄付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  189 1/2 - 89 3/4  190  188 1/2  189   -3/4  3235  367+ 
00 DEC  193 1/4 - 93 3/4  194 3/4  192 1/4  193 1/4  -34  207418  3559- 
00 JAN  197 1/4 - 97 1/2  197 1/2  196 3/4  197  -1  617  6+ 
00 MAR  205 - 05 1/4  206 1/4  203 3/4  204 3/4  -3/4  77214  2235+ 
01 MAY  213 - 13 1/4  214   211 3/4  212 1/2  -1  22145  1280+ 
01 JUL  219 1/2 - 19 3/4  221   218 1/2  219 1/2  -1  30171  284+ 
            359420  1209+ 

 

大豆     --- 高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  497 - 98  498  491  493 1/2  -2 1/2  89962  564- 
00 JAN  507 - 08  508 1/2  501 1/2  503 3/4  -2 3/4  18107  309+ 
00 MAR  517  518  511 1/2  513 1/2  -2 1/4  14993  90- 
01 MAY  524  524 1/2  519  521  -2 1/2  12057  132+ 
01 JUL  532 - 32 1/2   533  526  528 1/2  -2 3/4  14141  428- 
01 AUG  528  530  527  528  -2  300  16+ 
            152921  607- 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  17340  -60  OCT  1518  -12  DEC  253 1/2  +2 3/4  107.41 - 107.72 
DEC  17080  -70  DEC  1558  -8  MAR  270 1/2  +2 1/2   
JAN  17070  -70  JAN  1586  -11  MAY  280 1/2  +2 3/4   
MAR  17100  -90  MAR  1626  -9  JUL  291  +3 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

今週の収穫進展見込みから安。

先週末は中西部ほぼ全体に雨が広がったが、今後数日は一部地域を除き雨はないという予報が収穫進展を期待させ、緩やかに売り注文を促した。新規材料に欠けたため、収穫進展期待が大豆・コーン相場の主要背景となったが、小麦相場が生産地のドライから高値となっていたことが、大豆・コーンの安値幅を限定した。農家売りは少なく、商業筋によるプライシングタイプの買いなども下値を支えた原因。 

本日のファンドの動きは、コーン2,500コントラクトの売り越し、大豆1,600コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末は予想以上の降雨となった。ベルト全体の70%の範囲に、0.25-1.5インチの降雨量があった。本日もベルトの南西部を中心に20%の範囲で0.25-1.0インチの降雨量が見られる。その後今週はドライな見込み。週末の降雨で収穫は滞ったが、徐々に回復する。週末に降雨が多かった地域は、ミズーリー、オハイオ、北部イリノイ、南東部アイオワの各地域。しかしダメージが懸念されるようなひどい降雨にはなっていない。ベルトの北西部の一部では早霜が見られたが、ダメージは限られている。 

デルタ地域 

中西部同様週末は降雨にたたられた。この地域全体の85%の範囲に、0.25-1.75インチの降雨が見られた。この降雨システムは本日一杯で移動し、今週はドライな天候となる見込み。収穫の進捗は徐々に回復する。 

 

NWS6-10日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  N/B (58)  A/N (0.43/1) 
ベルト東部  A/N (61)  N (0.46/1) 
デルタ地域  A  (69)  NP/B (0.49/1) 

早霜の懸念もなく、降水量も差程多いわけでもなく、相対的にはやや弱い材料か。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(9月15日-9月21日:千ブッシェル)

 

  発表数字  予想 
コーン  42,756  35-41 
大豆  9,829  10-16 
小麦  29,176  19-24 

コーンはやや強気、大豆はやや弱気の発表となった。 

 

2)進捗率 

 

  9/24  先週  昨年  平年 
成熟(コーン)  84 %  67 %  79 %  64% 
収穫(コーン)  25 %  15 %  18 %  12% 
落葉(大豆)  81 %  66 %.  70 %  61% 
収穫(大豆)  20 %  7 %  12 %  8 % 

先週の雨がちな天気にもかかわらず、例年より大幅に進んでおり、ややネガティブ。 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  4% (4)  8% (8)  25% (24)  46% (47)  17% (18)  98.7   98.8  98.3 
大豆  7% (7)  12% (12)  29% (28)  42% (42)  10% (11)  94.0  94.5  90.0 

                                            ( )内は先週 

予想の範囲内。 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  9月19日現在 
とうもろこし  44,148 SHORT 
大豆  5,794 LONG 
大豆粕  17,891 LONG 
大豆油  18,295 SHORT 

予想通りの内容。 

 

本日のトーメンの意見

 

収穫を控えたフィールドのサーベイに行って来た。主目的は大豆の品質を見る為であるが非常に参考になった。凡そ10日間にて8,000キロ以上を走破し、アメリカ、カナダの大豆生産地を中心に10州にまたがるサーベイとなった。足を踏み入れて直接チェックした畑は100近くに及ぶと思われる。各地における大豆の品質については、今から相場に直接つながる事でもなくここでは割愛させていただく。詳しくは弊社の大豆トレーダーにお聞き頂きたい。

大豆の単収は、農家が期待しているよりも低い数字となっている所がほとんどであった。理由はさまざまであろうが、害虫にやられているケース、夏場以降のややドライな天候から着鞘がうまくいかなかった事等が挙げられている。ミネソタ、アイオワの訪問先からは予想をやや下回るという発言が、ウイスコンシンでは、予想より10%悪いという発言が、イリノイのとある農家からは予想の50ブッシェルが実際には40ブッシェルしかとれなかったという話もきいた。しかしインディアナやオハイオといった東部ベルトの中心地域の生育状況は、農家の期待を更に上回る良い状態といえた。 

例年収穫始めのフィールドの単収はあまりよくないという評判はあるが、今年も今の所の相対評価はよくない。自分で拾ってきた感触としては、農務省発表の29億ブッシェルはちょっと届かないように思う。この2週間にも11月限月で480をトライしていたが、抜けきれなかった。確固たる大きな需要があるわけではないが(輸出実績も昨年比較27%ダウンとなっている)、下げきれないマーケットにはやはり上値の危険がある。本当は470台を狙いたいが、480台からでも安全な買物と思う。 

コーンはすでにリスクの残る時期を過ぎており、もうできあがってしまったという印象を持って帰って来た。しいていえば9月に入ってからの強風により、倒れ掛かっているフィールドがイリノイ等で散見されたことであろうか。従い農家から聞かれる単収も彼らの期待通りかと思えば、なぜか大豆に比例して?これも少ない数字がマーケットでは流れている。また所々で、野積みの準備をしている光景にも出会った。 

現在の相場は期近の需要にも盛り上がりがなく、収穫の進展とともに下げを期待したいところだが、現場から聞こえる低いイールドが下げも限られたものにしている。今後需要が徐々にではあるが入る事を考えれば、収穫真最中になる向う1,2週間も、安値は余り期待できないように思うが。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)