(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年10月2日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 変らずの寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  193 1/2 - 93 3/4  196 1/2  193 1/4  195 1/4  +2  3096  45- 
00 DEC  197 1/2 - 98  200 3/4  196 3/4  199 1/4  +1 1/2  203954  262- 
00 JAN  202   203 3/4  201 1/2   203  +1 1/2  638  8+ 
00 MAR  208 3/4 - 09 1/2  212 3/4  208 1/2  211  +1 3/4  82069  1654+ 
01 MAY  216 3/4 - 17   219 3/4  216 1/4  218 3/4  +2  23781  677+ 
01 JUL  223 1/4 - 23 3/4  226 1/2  223  225 1/2  +1 1/2  32682  792+ 
            366304  3454+ 

 

大豆     --- 小幅安値寄付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  487 - 88  493 1/2  487  489 1/2  -1  92243  889- 
00 JAN  498 - 98 1/2  503 3/4  498  500  -1  21267  880+ 
00 MAR  507 1/2 - 08  513  507 1/2  509 3/4  -1/2  18316  1074+ 
01 MAY  515 - 15 1/2  520  515  517 1/4  -3/4  13228  299+ 
01 JUL  523 - 23 1/2  528  522 1/2  524 1/4  -1 1/2  15405  670+ 
01 AUG  525  525  523  523  -1 1/2  316  6+ 
            164761  2093+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  17230  +100  OCT  1543  -6  DEC  267  +2  108.46 - 108.78 
DEC  16960  +30  DEC  1573  -5  MAR  284 1/4  +2   
JAN  16950  +10  JAN  1602  -2  MAY  293 3/4  +2   
MAR  16970  +0  MAR  1642  -3  JUL  303  +2   

 

 

本日の相場の動き

 

順調な収穫から、強材料に反応しきれず。

コーンは週間輸出検証高が予想を遥かに上回った事から、7月後半以来の12月限2ドルを達成したが、順調な収穫進捗が頭を抑え高値を維持するまでにはいかなかった。プレーンズ南部で乾燥状態が続く冬小麦により、小麦相場が上げていたこともコーンには好感されたが、マーケットの流れを大きく動かすところまではいかなっかった。また2ドルを越える相場となりながらも農家売りがあまり見られなかった事も今日の特質事項。 

大豆はコーンにつられて上げる場面も見られたが、これといった強い材料が見当らなかった為に、順調な収穫からの影響を受けすぐに安値でのトレードとなった。インド政府筋より大豆生産量が550万トンと、昨年比較150万トンの減少予想が伝えられた事がやや強い材料と考えれれるも、マーケットの反応は鈍かった。 

今週木曜日にスパークス、金曜日にレスリー、来週には需給報告を控え、生産量を見極めてからマーケットに入りたいという思惑が働いていたようだ。 

本日のファンドの動きは、コーン1,800コントラクトの買い越し、大豆1,200コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末は概ねドライにて収穫が進捗した。降雨は北部ベルトのはずれに10%の範囲で0.10-0.25インチ見られた程度。次の降雨は水曜日から木曜日にかけて。ベルト全体の60%の範囲に0.10-0.75インチの予報となっている。降雨範囲は広いが降雨量はしれており、収穫の妨げにはならない見込み。今週中盤から気温の冷え込みが予報されているが、早霜によるダメージの心配はもはやない。 

小麦 

今週は北部のカンザス、ネブラスカ、コロラドといった地域には降雨予報がでているが、南部のテキサス、オクラホマといった地域には降雨予報が出ていない。南部地域では引き続き乾燥からのダメージが懸念されている。 

南米 

アルゼンチンのコルドバ地域はやや降雨が不足しており、今週の降雨予報は恵みとなりそう。また今週の降雨は作付されたコーンの発芽にとっても恵みとなる。ブラジルの土壌水分は今の所潤沢。今月は作付が本格化するが、作付は順調に推移する見込み。 

 

NWS6-10日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  N/B (58)  N/B (0.43/1) 
ベルト東部  B (61)  N/B (0.46/1) 
デルタ地域  N/B  (69)  B/N (0.49/1) 

収穫の進捗が期待され、弱い材料。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)10月限月受渡通知(単位:コントラクト)

 

  数量  最終取引日 
大豆粕  0   
大豆油  592  9月29日 

 

2)輸出検証高(9月22日-9月28日:千ブッシェル) 

 

  発表数字  予想 
コーン  59,919  35-45 
大豆  14,597  10-15 
小麦  23,254  20-30 

大豆、小麦はニュートラル。コーンは強気にて発表後にファンドの買いが入った。 

 

3)進捗率 

 

  10/1  先週  昨年  平年 
成熟(コーン)  92 %  84 %  91 %  81 % 
収穫(コーン)  37 %  25 %  26 %  18 % 
落葉(大豆)  90 %  81 %.  86 %  79 % 
収穫(大豆)  37 %  20 %  27 %  21 % 

ほぼ予想通りの進捗状況。例年よりは早く、ややネガティブ。 

 

作柄  非常に悪い  悪い  普通  良い  非常に良い  指数(今週)  (先週)  昨年 
コーン  4% (4)  8% (8)  25% (25)  46% (46)  17% (17)  99.0   98.7  99.5 
大豆  6% (7)  12% (12)  28% (29)  43% (42)  11% (10)  95.3  94.0  90.0 

                                            ( )内は先週 

コーンは若干、大豆は予想以上に状態が改善しておりやや弱い材料。 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

コーンは12月限2ドルを維持できなかった場合、ファンドの諦め売りもでて195レベルをトライすることになるのではないか。そのレベルは少し買いを入れておきたい。大豆は今日のクロップコンディションの改善は驚きであったが、出てしまった数字は素直に受け入れようという雰囲気になっている。11月限485割れも期待できそうであり、そこは少し買いを入れておきたい。硬直した相場が続くなか、これらの価格レベルは現状では安値部類と考えられる。

噂話に過ぎないかもしれないが、アメリカ政府はこの時期わざと価格が上がらないようにしているという。その理由は南米(ブラジル、アルゼンチン)の農家の作付意欲が上がらないようにする為という。特に輸出市場で大きく競合する大豆についてはその傾向が強いとの話。したがい10月12日の需給報告では、アナリストの予想を上回る生産量、在庫数字を発表してくるという憶測がある。 

マーケッティングローンのおかげで、農家は収穫した後LDPを習得することにより、当座の費用には困らない事になる。しかも価格が下がっていればそれだけLDPの金額が増える事になり、玉をすぐ売らずにホールドするリスクを取る農家にとっては、将来の値上がり期待が大きくなるというメリットも出て来る。今の時点でシカゴ相場が安いということは、農家にとっても悪い話ではない。 

ただ問題はLDPの上限。今は75,000ドルがひとつの農家の上限となっているが、昨年ですらこの上限を越える農家が散見された。今年は昨年以上の生産量となっている事、また期近の需要に盛り上がりがなく国内キャッシュが安い事から、ただでさえLDPの金額が大きくなっている。このままでは多くの農家で上限を越える可能性が出ている。 

まだ具体的な政策議論にはなっていないが、大統領選挙を5週間後に控え、農業団体を指示母体とする議員からLDPの上限を15万ドルにまで引き上げる話が出ている。今後の動向についてはまたレポートしたい。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)