(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年10月5日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  197 3/4 - 98   200  197 3/4  199 1/2  -1  3072  32+ 
00 DEC  202 - 02 1/2  204 12  202   203 1/2  -3/4  206345  3524+ 
00 JAN  206 1/2  208   206 1/4  207  -1 1/4  701  9+ 
00 MAR  213 3/4 - 14 1/2  216  213 3/4  215  -1  88248  2243+ 
01 MAY  221 1/2 - 22  223 1/2  221 1/2  222 1/2  -1  25781  186+ 
01 JUL  228 - 28 1/4  230 1/4  228   229 1/2  -1  33704  367- 
            379005  +6395 

 

大豆     --- 安値寄付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  482 - 83  487 1/4  481 1/2  485  -1 1/4  92479  -727 
00 JAN  493 - 94  498 1/4  492 3/4  495 1/2  -1 1/2  24786  +1271 
00 MAR  503 - 03 1/2  507 1/2  502 1/2  505 1/2  -1 1/2  20135  +603 
01 MAY  510 1/2 - 11  515 1/2  510 1/2  513 1/2  -1/2  13729  +308 
01 JUL  518 1/4 - 18 1/2  523  517 1/2  519 3/4  -3  15828  +104 
01 AUG  519 1/2  524 1/2  518 1/2  518 1/2  -2 3/4  328  +9 
            171512  1663+ 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  17110  -80  OCT  1520  -3  DEC  267 1/4  +0  109.10-109.40 
DEC  16890  -40  DEC  1550  +1  MAR  284 1/4  +0   
JAN  16870  -60  JAN  1579  +0  MAY  294  +6   
MAR  16870  -20  MAR  1617  +1  JUL  303 1/4  -1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

輸出成約数量とスパークス予想から下げるも、下値ではサポートされる。

コーンは週間輸出成約数量が予想の半分であった事、またスパークスの生産予想が大きかった事から安値トライとなった。しかし12月限202というテクニカルなサポートラインが抜けないと見るとファンドが買いを再び入れ、安値は削られる事となった。今週の降雨が場所によっては予報より激しいものであることも強気材料とされた。またとあるファンドが手持ちのコーンのショートの手仕舞いに出たという話も、他のファンドには買い材料にされたようだ。 

大豆もスパークスの生産予想が弱い材料とされた。コーンピットでも噂がでたとあるファンドは、大豆では手持ちのロングを手仕舞いに出たという話も弱い材料となった。しかし11月限482、大豆粕181.10というサポートラインを一瞬抜いたのちにすぐに買い戻されたことが、ファンドに好感されて安値は削られた。 

本日のファンドの動きは、コーン4,500コントラクトの買い越し、大豆500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨夜の降雨はベルトの中部を中心に45%の範囲で0.25-1.5インチの降雨量となった。イリノイ、インディアナ、オハイオの一部では、激しい降雨の為に、数日間収穫作業に入れない所も出てきている。次の降雨は今日明日に掛けて、南部、東部ベルトを中心に25%の範囲で0.25-1.0インチの降雨量が予報されている。その後はドライ&クールな天候が来週月曜日まで続く。月曜日以降はドライで平年並の気温予報にて、一部の地域を除き収穫の進捗は順調と思われる。 

小麦 

テキサス、オクラホマといった乾燥している地帯にも15%の範囲で0.10-0.75インチの降雨予報が出されているが、土壌水分の改善にはまだ不充分。南西部地域はまだ降雨不足が深刻な問題となっている。 

南米 

アルゼンチン・ブラジルともに、土壌水分はコーン・大豆の作付に申し分のない状況となっている。 

中国 

ドライな天候に恵まれ、収穫は順調に進んでいる。現在までの進捗はコーン50%、大豆5-15%と考えられている。コーンの収穫は向こう10日間で終了予定。大豆はまだ始まったばかり。 

 

NWS6-10日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  A (58)  A/N (0.33/1) 
ベルト東部  A (56)  A (0.42/1) 
デルタ地域  A/N  (64)  A (0.49/1) 

降水量が平年以上となっており、収穫が遅れる懸念からやや強材料。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)10月限月受渡通知(単位:コントラクト)

 

  数量  最終取引日 
大豆粕  0   
大豆油  816  10月4日 

 

2) 週間輸出成約高報告(9/21の週) (単位:千トン) 

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  662.5  0.0  11,388.7  12,434.8  6,994.3  0.0 
大豆  510.4  0.0  7,247.5  7,139.2  5,836.2  0.0 
小麦  478.0  0.0  12,670.2  12,855.6  3,382.0  0.0 
大豆粕  28.1  146.6  6,392.5  6,299.4  309.4  677.3 
大豆油  2.0  6.0  355.9  929.5  15.6  8. 

コーンは予想の半分程度にて弱材料、大豆は予想の上限だが先週の半分にてニュートラル。 

3) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,435.4  1,111.3  4,394.4  4,398.2  55,250 
大豆  400.2  262.6  1,411.3  1,883.0  27,220 
小麦  585.3  741.4  9,288.2  9,091.4  30,620 
大豆粕  165.1  135.3  6,083.1  6,127.1  6,440 
大豆油  4.7  2.0  340.3  887.2  620 

 

4)スパークス生産量予想 

 

  生産量(USDA9月)  単収(USDA9月) 
大豆  2.857(2.90)  39.2(39.5) 
コーン  10.30(10.362)  141.4(141.8) 

市場の予想よりも大きい数字にて、弱い材料とされた。 

 

本日のトーメンの意見

 

ファンド次第といってしまえばそれまでだが、今日はコーン・大豆ともテクニカルサポートラインにて強烈に価格が指示された。明日はレスリー氏の生産量予想が発表されるが、事前の噂ではやや強気な予想になりそうとのこと。ここにきてファンドの買いが目立っているが、彼らも差程儲かっているといえる価格レベルではなく、もう一段の上値をトライしなければ利食いには入らない気配がする。その意味でもきっかけは農務省の需給報告くらいか。コーン・大豆とも強気な言い方をすれば、安値はあと一度か二度。弱気な言い方をすれば、まだ一度や二度は安値がある。コーンは買いチャンスをちょっと逃しており、ここからの買いはためらわれる。195近辺を拾えていたひとは、冒険するよりもここは多少買い上がってもプライシングを進めておくべき。195近辺を拾えていなかった人は、明日までは相場を忘れて、来週からの安値にかけてみる。しばらく嫌な思いはするかもしれないが、今年は上値も下値もしれている。多少買いアイデアを上げれば心配するほど高値を掴まされることもない。また大豆は買いを始めてもいいレベルに来ている。ここから欲張っても下値はそれほどない。手を出しておくべき。

本日拾ったトピックスをひとつ披露しておく。 

豊作にもかかわらず、農家の台所事情は厳しくなっているという。原因は色々あるが、金利の高止まりもそのひとつ。農家が借入れる金利は今や10%を越えているという。大きな農家でも半分から3/4の土地は借りている。また農耕機械も数年に一度買い換えている例が多く、買い換えの年に当った農家は先伸ばしするか、負担増を我慢するかで悩んでいる。多くの農家は農耕機械は買わずに2年でリースしている場合も多く、金利高はそのままリース金額に跳ね返って来る。今年は原油の高止まりからエネルギー費用が増加していることも頭が痛い原因。種子、肥料代も年々インフレとともに値上がっている。 

アメリカは農業国。莫大に膨らんだ黒字を多少なりは農家に還元するとみるのは決して邪道ではないと思う。それが輸出補助金等による相場の上げ材料によって創作しようとするか、直接補助金を出す事によって還元するかはまだ定かではないが。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)