(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年10月10日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  197  199 3/4  197   199 3/4  +2 1/4  3152  -5 
00 DEC  200 3/4 - 01   204  200 3/4  203 1/4  +2  202872  -2415 
00 JAN  206  207 3/4  205 3/4  207 3/4  +2 1/2  667  -11 
00 MAR  212 1/4 - 12 1/2  215  212 1/4  215  +2  91070  +121 
01 MAY  220 - 20 1/4  223  220  222 1/2  +1 3/4  26705  +288 
01 JUL  226 3/4 - 27  229 3/4  226 3/4  229 1/2  +2 1/4  34799  +299 
            381052  -1534 

 

大豆     --- ほぼ変らずの寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  482 1/2 - 83  486 1/2  482 1/4  485 3/4  +2 3/4  93192  +381 
00 JAN  493 - 94  496 3/4  493   496 1/4  +2 1/2  29185  +919 
00 MAR  503 - 03 1/2  505 1/2  502 1/4  505 1/4  +2 1/4  21451  +372 
01 MAY  510 1/4 - 10 1/2  512 1/4  509 1/2  511 3/4  +1  14609  +399 
01 JUL  517 1/2 - 18  519  517  519  +1 3/4  16737  +145 
01 AUG  519 - 19 1/2  519 1/2  517  518  +1 1/2  359  +6 
            179891  +2276 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
OCT  17010  +130  OCT  1518  +6  DEC  275 1/4  +8  107.79 - 108.07 
DEC  16860  +170  DEC  1545  +2  MAR  292  + 7 3/4   
JAN  16810  +130  JAN  1575  +2  MAY  301 1/4  +7 3/4   
MAR  16830  +110  MAR  1613  -0  JUL  310 1/4  +7 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

コーン・大豆は閑散も、小麦の急伸に影響される。

高値引けとはなったが、基本的にUSDA報告前の閑散相場。小麦が作付け遅れに端を発する投機筋の買いにより急伸したことで、コーン・大豆が引っ張られた。順調に進んでいる収穫からの圧力は「それなりに」受け、そのために安値気味の開始となっていたが、投機筋が需給報告前にポジションを取ることを好まず、本日のコーン・大豆相場は小麦相場動向のみに影響されているかのような動きであった。 

本日のファンドはコーンにて2,500コントラクトのネットロング、大豆にて1,000コントラクトのネットショートであったと考えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今週末までは概ねドライであり、収穫は急ピッチで進むであろう。西部地域で金曜日から雨が見られるが、収穫作業に影響を与える程度ではない。 

 

アルゼンチン 

昨日は東部の一部で雨が見られたが、約10%程度の範囲。本日から雨は上がり、今週末までは概ねドライ。週末には雨が戻り、早期作付けコーンの発芽を促す。 

 

NWS6-10日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  A (53)  A (0.33/1) 
ベルト東部  A/N (56)  B/N (0.42/1) 
デルタ地域  A (64)  A/N (0.44/1) 

ニュートラル。収穫は全般に東部ベルトが遅れ気味となっており、やや弱い材料と見る向きもある。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(9月29日-10月5日:千ブッシェル)

 

  発表数字  予想 
コーン  42,242  32-45 
大豆  20,615  12-19 
小麦  20,457  17-25 

大豆、コーンともやや強気。 

 

2)進捗率 

 

  10/8  先週  昨年  平年 
成熟(コーン)  96 %  92 %  97 %  92 % 
収穫(コーン)  50 %  37 %  39 %  28 % 
落葉(大豆)  95 %  90 %.  93 %  89 % 
収穫(大豆)  58 %  37 %  48 %  41 % 

ほぼ予想通りの進捗状況にてニュートラル。また今週よりクロップコンディションレポートがなくなった。 

 

3)コッミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ・オプションズ) 

 

  10月3日現在  フューチャーズのみ 
とうもろこし  24,489 SHORT  6,970 SHORT 
大豆  8,084 LONG  19,249 LONG 
大豆粕  24,490 LONG  24,725 LONG 
大豆油  20,.554 SHORT  14,562 SHORT 

コーンのショートは予想より20,000コンタラクト大きく、大豆のロングは予想より18,000コントラクト少なく、どちらも強い材料と考えられる。 

 

4)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  10月3日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1998crop  0.1  unch  45.0   unch  1,729.9   1,775.0 
1999crop  118.9  -59.0  14.8  3.1  1,287.5  1,421.2 
2000crop  61.4  28.0  0.0  unch  46.3  107.7 

- 大豆 - 

  10月3日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1998crop  0.0  unch  11.6   unch  330.9  342.5 
1999crop  16.4  -6.3  7.2  1.1  263.2  286.8 
2000crop  17.2  14.3  0.0  unch  2.6  19.8 

ニュートラル。 

 

5)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  10月6日  前週  前年同期 
コーン  4,137  3,430  NA 
大豆  2,308  2,059  NA 
小麦  39,790  39,917  38,946 

ニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

コーンの収穫進捗が50%、大豆のそれが58%と半分以上になった。供給サイドからのプレッシャーはすでに大概相場に折り込まれており、これからは需要サイドの相場となる。今週木曜日に発表される需給報告は、まだ収穫進捗が37%の段階での判断であり、差程大きな数字のダウンをしてこないという意見が多い。ただ実際には最近の収穫進捗に伴い、思った程イールドが上がってこないという話があちらこちらから聞かれる。従い11月のレポートではシビアな内容となり、相場がそれを機会に一段高となるというのが中期的な見方。

また今日のコミットメントオブトレーダーズのファンドポジションは一部アナリストの予想を大きく外し、強い材料となっている。コーンはほぼイーブン、大豆はまだ26,000コントラクトのロングを持っていると考えられていた。昨日は6:4で今後の相場の上昇を予想してみたが、今日はこの割合を7:3まで上げてみたい。大きく上昇する相場も想像しがたいが、安値は本当に限られてきていると思う。 

大豆で弱い材料といえば南米の作付面積の増加が上げられる。これも木曜日の需給報告の焦点のひとつとなるが、コーンやサンフラワーの価格低迷により、今の価格でも大豆にシフトされるとも見方がつよい。一説によるとアルゼンチンで100万ヘクタール、ブラジルで30-50万ヘクタールの増加が言われている。事実とすれば300万トン程度の生産量増加予想となるが、即効性のある相場の下げ材料にはならないであろう。 

色んな輸出トレーダーやコミッションハウスと話をしてみても、海外勢はもう少しの下値を買いのアイデアにしているか、需給報告を待ってからの買いのスタートとしようとしている状況がよくわかる。多くの実需家からの買いが10月中旬以降に一度に入れば、思わぬ相場の上げにつながる危険性もある。明日は目をつぶっても少しは買いをいれた方がいい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)