(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年10月17日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  203  204  202 1/2  203 1/2  +3/4  2722  -373 
00 DEC  207 - 07 1/2  208 1/4  206 1/2  207 1/2  +3/4  203196  -428 
00 JAN  211 1/4 - 11 1/2  212  210 1/2  211  +1/2  617  +7 
00 MAR  218 1/4 - 18 1/2  219 1/4  217 3/4  218 1/2  +3/4  102248  +1461 
01 MAY  225 1/2 - 25 3/4  226 3/4  225  225 3/4  +1/2  29477  +529 
01 JUL  232 1/4 - 32 1/2  233 1/2  232  232 3/4  +3/4  36710  -260 
            398722  +316 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  467 - 68  471  467  468 1/4  +3 1/4  88288  -380 
00 JAN  479 1/4 - 80  482 1/2  478 3/4  479 3/4  +3 1/2  38320  +977 
00 MAR  489 - 89 1/2  492 1/4  488 1/2  490  +3 1/2  23110  +184 
01 MAY  496 - 96 3/4  499 1/2  496  498  +4  14822  -119 
01 JUL  504 3/4 - 05  507 1/4  504 1/4  505 1/4  +4  17662  +332 
01 AUG  506  507  505 1/2  506  +4  613  +7 
            187196  +1766 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16660  +350  DEC  1489  -12  DEC  268 1/2  -2 1/4  107.15- 107.89 
JAN  16540  +280  JAN  1518  -17  MAR  285 3/4  -2 1/2   
MAR  16500  +240  MAR  1558  -16  MAY  295 1/2  -2 1/2   
MAY  16480  +240  MAY  1596  -16  JUL  304 3/4  -2 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

大豆堅調、小麦軟調、コーンは両者に引っ張られる。

中国向け成約等を背景に前半は大豆相場がコーン相場を押し上げたが、再び急落を見せる株式市場が商品相場にも影を落とした。 

コーンは、新規材料に欠ける主体性のない動き。商業筋のプライシングや少ない農家売りプレッシャーが、上値にいきたがるコーン相場を後押ししほぼ終日高値圏を守ったが、最終的には大豆相場に勢いが無くなった事、株式相場が急落していることなどから失速、ほぼ変わらずで終了した。 

大豆は、昨日中国向けに11万トンの大豆輸出成約ができたことが確認され、しかも追加成約の動きがあるとの情報が、序盤の大豆相場に勢いを与えた。同じ昨日、米国により中国に与えられた3億ドルのGSM-102信用供与(米国農産物用)も好感された。また、オイルワールド誌が、「世界の油糧種子需給は先日のUSDA報告より逼迫している。」と報告したことも話題になり、強気を加えた。ただ、大豆油が約定安値となったこと、小麦や株式相場が下値に振れていることなどから終盤は値を崩し、昨日比高値は維持したものの、下落途中の引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン1,000コントラクトの買い越し、大豆800コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

昨日はベルトの25%に0.25-1.0インチと限定的な降雨。今後は週末までドライな天気予報にて、収穫の進捗は平年以上のスピードを維持できるみこみ。 

ブラジル 

土壌水分は潤沢。今後一週間予報は南部には降雨、北部はドライ。北部では作付の進捗が見込まれる。 

アルゼンチン 

今週はドライ。しかし来週前半には降雨予報がだされており、土壌水分に問題は見られない。 

中国 

まとまった降雨は向こう10日間見られない。収穫の進捗が期待できる。 

 

NWS6-10日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  A (45)  N (0.27/1) 
ベルト東部  A (49)  A/N (0.43/1) 
デルタ地域  A (58)  A (0.56/1) 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン− 

  10月3日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1998crop  0.1  unch  45.0   unch  1,729.9   1,775.0 
1999crop  111.2  -7.7  15.5  0.7  1,294.6  1,421.3 
2000crop  72.6  11.2  0.0  unch  49.7  122.3 

- 大豆 - 

  10月3日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1998crop  0.0  unch  11.6   unch  330.9  342.5 
1999crop  15.3  -1.1  7.4  0.2  264.1  286.8 
2000crop  28.5  11.3  0.0  unch  4.7  33.2 

ニュートラル。 

 

2)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  10月13日  前週  前年同期 
コーン  3,755  4,137  NA 
大豆  3,806  2,308  NA 
小麦  39,600  39,790  38,822 

ニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

狭い範囲での安値低迷というのは、今年後半の特徴である。豊作は確定、期末在庫も比較的豊富だが、農家は泰然と待ちを決め込む。需給構造が誰にでもわかりやすく、その透明感ゆえに投機筋は手を出しにくい。構造的に安くもなれないし、高くもなりにくい。需給構造に何らかの変化がもたらされたときに相場はその値位置をやや移動するが、そのレベルでまた狭い取引幅を形成する。(先週の需給報告で値位置が10-15セント上昇したが、その後高値狙いに勢いがついた訳ではない。)そうなると、次に需給構造に変化を与えるまでの間、狭い範囲の安値を拾っていくことが買い手にとって唯一の策である。次の需給構造に変化を与えられるのは、11月中盤に本格化するアルゼンチンコーンの作付けか、11月9日のUSDA生産量発表。それまでの間の、狭い取引範囲の安値圏は12月限200割れから205というところか。12月後半には農家の多くが1月に売り始めることを先取りした相場展開が予想でき、11月を無事通過すれば(それまで何事もない可能性の方が高いが)、取引幅が下方に広がることになる。( F ) 

 

(大豆) 

中東の危機が世界中に波及し、経済の混乱から穀物の購買意欲が削られる。また有事のドル買いから輸入国は更に穀物が買いずらくなり、穀物相場はしばらく低迷する......今日聞いた、非常に極端な例といえる。 

個人的にはそろそろボトムと考えているし、またアメリカ政府からもそれなりの努力が見えてきた。今日のギャップ高値の寄付きと高値引けが、特に大豆粕をみるに昨日の安値が底値であった可能性も示唆しているように思われる。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)