(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年10月25日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安寄付き、やや安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  199 - 99 1/4  199 1/2  198 3/4  199   - 1/2  2485  -113 
00 DEC  203 1/2 - 03 3/4  204  203  203 1/4  - 3/4  196830  -1598 
00 JAN  207 1/2 - 08  208   207  207   - 3/4  752  -3 
00 MAR  214 3/4 - 15  215 1/4  214 1/2  214 3/4  - 1/2  112269  +220 
01 MAY  222 1/2 - 22 3/4  223   222  222 1/4  - 1/2  31389  +454 
01 JUL  229 - 29 1/4  230 1/4  229  229 3/4  - 1/2  39952  +537 
            409896  -169 

 

大豆     --- まちまち寄付き、やや安引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  467 - 67 3/4  470 1/2  466  467  - 3/4  65275  -7539 
00 JAN  477 - 77 3/4  480  476  476 1/4  -1 1/2  57620  +4013 
00 MAR  487 1/2  488 3/4  485   485 1/2  -1 3/4  27323  +299 
01 MAY  494  496  492 1/2  492 3/4  -2  16362  +48 
01 JUL  502  503   500   500 1/4  -1 1/2  18365  +134 
01 AUG  502 1/2  503 3/4  501   501 1/2  -3/4  633  -22 
            190407  -2983 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  17000  +10  DEC  1478  -4  DEC  255 1/2  -3/4  107.83 - 108.09 
JAN  16730  +0  JAN  1507  -5  MAR  273  -1   
MAR  16550  -30  MAR  1546  -5  MAY  283   -1/2   
MAY  16470  -30  MAY  1586  -4  JUL  291 3/4  -2   

 

 

本日の相場の動き

 

「話題」はスターリンクコーン。

コーン : 「日本政府が米国に対し、スターリンクコーンが日本に輸入されないよう必要な措置を取るように要請する。」というニュース等、同コーンに関する話題が本日の穀物市場の中心となった。ただ、話題にはなったが、それがどれほど相場の弱気に影響したかはわかりづらかった。大手投機筋(ファンド)は本日ネットで買い手であったし、相場そのものもきわめて狭い範囲での推移に終始し、市場はこれを相場でどう受け止めるべきかを決めかねているようであった。韓国が来年積み中国産コーンを4.8万トン買ったことも、中国のコーン輸出姿勢の今後に不透明感を投げかけ、ドル高の進行とともに緩やかながら売り注文を先行させた。 

大豆 : 材料に欠け静かな取引。今週後半中西部に広がる雨が短期間ながら収穫作業を止めるであろうことが、やや強材料ではあったが、収穫時期が終盤を迎えていることもあり、相場の居所を変える力は持たなかった。円高傾向が弱気を加えたこともあり、明日のセンサス搾油報告を控えてか大量注文は見られず、やや安での引けに落ち着いた。 

本日のファンドの動きは、コーン1500コントラクトの買い越し、大豆300コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

水曜日から金曜日にかけて中西部全体に軽い降雨が見込まれている。その後来週前半まではドライ。来週後半に次の降雨システムが予報されているがこれも軽いものとなりそう。どの地域も降雨量は少なく、収穫の妨げとはなっていない。 

ブラジル 

今後5日間に予報される降雨は、ベルト全体の75%に0.25-1.25インチ、所により2.5インチとなっている。今回の降雨システムはドライが懸念されていた北部地域にも充分な降水量予報となっており、ひとまず懸念は過ぎ去った。 

アルゼンチン 

ベルト全体の1/3、南西部を中心にややドライが懸念されているが、向こう2週間に降雨があれば解決される程度。今の所、作付と発芽に特に問題は見られない。 

 

NWS6-10日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  A (45)  A (0.27/1) 
ベルト東部  A (49)  N (0.43/1) 
デルタ地域  A (58)  A (0.56/1) 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) ブリッシュコンセンサス

 

  10/24/00  10/17/00 
CORN  33  37 
BEANS  45  45 
OIL  9  10 
MEAL  56  51 
WHEAT  17  25 
J YEN  34  35 
US $  93  91 

総じてニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

スターリンク。日本政府の米国に対する輸出規制要請にもかかわらず、米国政府は本日(10/25)遅くか明日にも、「用途限定下でのスターリンク輸出承認」に動くと見られている。これは今回の日本側の要請に必ずしも矛盾するものではなく、ましてや逆行を意図したものでもないが、まずは自己の輸出者としての立場を保守するための動きであり、結果として需要者側を刺激することになりかねない。また、具体的で現実的な「用途限定策」が直ちに講じられるとも考えにくく、特に用途に関わらず使用を禁止している日本ではなおさら不満の残る米国政府の第一手となるかも知れない。 

さて、本日は市場で誰もがこの問題を口にしていたにもかかわらず、相場の引けは1セントすらも下落しなかった。特別他に強い要因があったわけでもないわけで、相場がほとんど下落しなかったのは、米国内の当問題解決に対する楽観的な見方が主因と言えよう。「米国政府が近く日本に使節を派遣する。」「スターリンク輸出承認。」「期限付き食品用使用承認の噂。(否定されている。)」などの話が、米国市場で当問題に関する緊張感を緩めており、需要者である日本と比べると、現在のところ一般的に意識にまだ差があることは明らかだ。 

10/12の需給報告を持ち出すまでもなく、今年度のコーン需給は引き続き好調な国内需要と旺盛な輸出需要によってバランスがようやく保たれると見込まれている。スターリンクの問題で日本からの需要量に実際に変化があるかどうかの論議は別としても、購買心理が少なくとも短期的に慎重になり、成約ペースが遅れることは十分考えられる。しかも、すでに今年度の輸出成約量は現在のところUSDAの見込みペースを下回っており、その上米国コーンの最大顧客である日本向け輸出成約ペースに少しでも翳りが見えれば、相場への影響は避けられない。日米市場に意識の差がある間は、相場は下値探りの展開を続ける。 ( F ) 

 

(大豆) 

8月の天候相場の上昇分を半値以上戻しており、17%台の期末在庫率を背景にしていた8月以前の安値レベル(11月限446割れ〜455近辺)まで下落することは予想しずらい。他商品からの影響はあるとしても、下値範囲は自ずから限られる。 ( F ) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)