(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年10月26日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  198 3/4 - 99  199   197 3/4  198  - 1  2388  -97 
00 DEC  202 3/4 - 03 1/4  203 1/2  202  202 1/4  - 1  197165  +335 
00 JAN  207 - 07 1/4  207 1/4  205 3/4  205 3/4  - 1 1/4  751  -1 
00 MAR  214 1/4 - 14 1/2  215   213 1/2  213 3/4  - 1  114783  +2514 
01 MAY  222  222 1/2  228 1/4  221 1/4  - 1  31874  +485 
01 JUL  229 1/4 - 29 1/2  229 3/4  234 1/4  228 1/2  - 1 1/4  40430  +478 
            413643  +3747 

 

大豆     --- やや安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  466 - 66 3/4  468 1/2  461  461 1/4  -5 3/4  58306  -6969 
00 JAN  475 1/2 - 76  478 1/2  470  470 1/2  5 3/4  61204  +3584 
00 MAR  484 1/2 - 85  487 1/2  479 1/2  479 3/4  -5 3/4  27957  +634 
01 MAY  492 - 92 1/2  495  487  487 3/4  -5  15558  -804 
01 JUL  499 - 99 1/2  502 3/4  495   495 1/4  -5  18884  +519 
01 AUG  501  503  497 1/4  497 1/4  -4 1/4  649  +16 
            187805  -2602 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16720  -280  DEC  1470  -8  DEC  256 1/4  +3/4  108.23 - 108.54 
JAN  16530  -200  JAN  1500  -7  MAR  274  +1   
MAR  16360  -190  MAR  1539  -7  MAY  284   +1   
MAY  16280  -190  MAY  1580  -6  JUL  293 1/4  +1 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

変わらず鈍い動き。

コーン : 輸出成約は予想範囲内であったが、百万トンを超えられずUSDAの輸出見込み達成の平均ペースを下回った。スターリンク問題が輸出需要にどのような影響を及ぼすかが話題となり、中国の輸出姿勢と同様に注意を払われているときだけに、輸出成約がふるわなかったことはどちらかと言えば失望して受け止められた。ただ、取引の動きは本日も鈍く、国際穀物協会が世界粗粒穀物在庫量見込みを1.39億トンと1.51億トンから大幅下方修正したことなどもあり、下げの勢いも加速することは無かった。最終局面で大豆が売られたことに追随して、引け間際にやや値を下げそのまま終了した。 

大豆 : センサス搾油報告で、搾油量が予想以下、大豆油・粕の在庫が前月比増となっていたことが、取引開始時からの足かせとなった。これまで期近需要は比較的高いとの見方が市場で大きく強材料と作用してきただけに、搾油量の少なさと大豆粕在庫増加は、相場を失望させた。輸出成約も予想の下限で、弱気感を強めた。最終局面でファンドの売りが集中、一段と値を下げて引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン3,500コントラクトの売り越し、大豆1,700コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今日明日と日曜日に軽い降雨が予報されているが、収穫の妨げになるような予報にはなっていない。来週にはコーン、大豆ともほぼ収穫が終了となる見込み。 

ブラジル 

今後5日間に予報される降雨は、ベルト全体の75%に0.25-1.25インチ、所により2.5インチとなっている。今回の降雨システムはによりしばらくドライを懸念しなければいけない地域はなくなる。 

アルゼンチン 

今の所、作付と発芽に特に問題は見られない。 

 

NWS6-10日間予報 

 

  気温(平年)  降水量(平年/日数) 
ベルト西部  A/N (45)  A (0.27/1) 
ベルト東部  A (49)  N (0.43/1) 
デルタ地域  A (58)  A (0.56/1) 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(10/14の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  932.7  0.0  14,335.4  15,725.3  6,922.9  0.0 
大豆  863.5  0.0  9,787.7  9,514.0  6,224.3  0.0 
小麦  504.1  0.0  14,006.8  14,562.6  3,252.7  0.0 
大豆粕  106.1  0.0  1,152.6  1,661.0  918.8  0.0 
大豆油  11.0  0.0  35.8  107.8  30.9  0.0 

コーン、大豆ともほぼ予想通りにてニュートラル。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  822.0  877.6  7,412.5  7,455.4  57,790 
大豆  829.1  747.1  3,563.4  3,852.9  26,260 
小麦  370.9  509.3  10,754.1  10,929.0  30,620 
大豆粕  65.0  70.2  233.8  357.3  6,580 
大豆油  3.0  0.0  4.9  17.4  860 

 

3) センサスビューロ9月搾油報告 

 

  2000年9月  2000年8月  昨年同期 
大豆粕生産量(d) 

2,874,365 

 

2,700,151 

 

2,949,427 

 
大豆粕在庫量 

249,579 

 

177,770 

 

283,961 

 
大豆油生産量(千ポンド) 

1,468,399 

 

1,392,611 

 

1,528,768 

 
大豆油イールド(lbs/bu) 

11.38 

 

11.40 

 

11.43 

 
大豆油在庫(千ポンド) 

999,777 

 

1,007,897 

 

736,372 

 
大豆搾油高(ブッシェル) 

129,032,010 

 

122,162,278 

 

133,765,062 

 

搾油量が予想よりやや少ないにもかかわらず、大豆粕と大豆油在庫は予想よりやや多く、大豆3品ともにやや弱い材料となった。 

 

4) ブラジル大豆生産予想(サフラス発表) 

 

  作付面積(百万ヘクタール)  生産量(百万トン) 
2001クロップ  13.390  34.5 
2000クロップ  13.372  31.9 

作付面積予想の微増に比べ生産量の増加が大きいのは、単収の増加を見込んでいる為。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

需給相場期に入った今、需要の構成要因の中で最も変動しやすい輸出に懸念が見えている。スターリンク問題での米国の楽観視は輸入側の現実と乖離があり過ぎる。本日米国政府は、自己保守の目的で同コーンの輸出承認を打ち出したが、一方で流通管理の方はいまだ情報収集段階を出ておらず、このような段階での楽観論は現実味に欠ける。したがって、輸出需要に影響がないと断言できるはずもなく、事が明確になるにはまだ時間を要する。また、韓国・マレーシア向けの中国産輸出ペースは昨年以上と見られ、米国産は後手に回っている。今後の中国のWTO加盟に絡む輸出補助金カットに関しても予想は決め手に欠く。先日のUSDAによる強気の輸出需要見込みは、輸出市場での中国の存在感低下と、日本の安定的輸入を基盤としたものであることは言うまでもない。高い需要を前提とした需給バランスの上で取引されていたコーン相場の混迷した調整はまだ続きそうである。 ( F ) 

 

(大豆) 

ファンドと農家はしばらく様子見を決め込んでいるようだ。今の相場はファンダメンタルよりもムードに左右されている節がある。取引の中心はローカルやスモールトレーダーにて彼らはまだポジションがロングになっており、この弱いムードに流されて手仕舞いをしている。明日は週末、また月末を控えムードに流されたロングの手仕舞い売りが相場の焦点となりそう。最近の底値を更新しての安値引けだけに、明日のムードは一段と弱い。11月の需給報告の話がでてくるのは来週以降にて、それまでは強気になれる材料は出てきそうもない。 

ローカル、スモールトレーダーにつられてファンドもショートポジションを取り始める可能性が段々増えてきた。今週火曜日に見せたボトムアップの可能性も消えた今、ここは様子見となる。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)