(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年10月31日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、大幅高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  195 1/2  202 1/2  195 1/2  202 1/4  +6 1/4  1745  -184 
00 DEC  199 1/4 - 99 3/4  207 1/4  199 1/4  206  +5 1/2  193604  -1267 
00 JAN  207  210 1/2  207  210  +5 3/4  779  +38 
00 MAR  211 1/4 - 11 3/4  218 1/2  211 1/4  212   +5 1/2  120182  +3037 
01 MAY  219 1/2 - 19 3/4  226 1/4  219 1/2  217 1/2  +5 1/4  34946  +909 
01 JUL  226 3/4 - 27  233 3/4  226 1/2  225  +5 1/4  42418  +875 
            421096  +3728 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  456 - 56 1/2  462 1/2  455  459 3/4  +3 3/4  22246  -18512 
00 JAN  467 - 68  473 1/2  465 3/4  470 1/4  +3 1/2  85116  +11806 
00 MAR  477 - 77 1/2  483  475 1/2  478 3/4  +2 1/4  30795  +1596 
01 MAY  485   490 1/2  484  487 1/4  +2 1/2  15728  +412 
01 JUL  493 - 93 1/2  498 1/2  491 1/2  495 1/4  +2 1/2  19932  -53 
01 AUG  495   499  494  496  +2  717  +8 
            180618  -4648 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16960  +270  DEC  1462  +5  DEC  254 3/4  -3/4  109.09 - 109.15 
JAN  16740  +240  JAN  1490  +2  MAR  273   -1/4   
MAR  16590  +210  MAR  1530  +2  MAY  282 1/2  -1/2   
MAY  16510  +190  MAY  1570  +4  JUL  291 3/4  -3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

コーンが先導。

やや安で始まった穀物相場は、スターリンク問題に解決の糸口が見えたとの噂でコーンが突然上昇、時期をあわせて大豆粕・大豆も反応した。 

コーン : 先週から日本政府とスターリンクコーン問題について協議していたUSDAの一行が本日帰国するとの情報からか、全く未確認ながら、市場では「日本がスターリンクコーンに対する姿勢を緩和させる。」との噂が流れ、同問題解決に対する楽観論が相場を支配した。(繰り返すが、この噂は未確認。)輸出需要不安からじり安傾向を続けていたコーンは即座に反応、急上昇を見せた。ファンドの買い注文がその中心であり、何と本日の大口投機家のネット買い越し量は1万4千コントラクトを数えたと言われている。商業筋のヘッジ売りも少なくはなかったが、投機買いに抗し切れなかった。 

大豆 : 大豆粕が投機筋により活発に買われた。コーンが上昇したことにより、同じ飼料原料である大豆粕に投機筋の興味が注がれたと見られている。大豆油もつれ高となったおかげで搾油マージン(ボードマージン)が約定高値となり、大豆需要の高まり期待から大豆も上伸した。 

本日のファンドの動きは、コーン14,000コントラクトの買い越し、大豆3,500コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

次の降雨は明日から明後日にかけて、西部ベルトを中心にベルト全体の45%に0.25-1.0インチが予報されている。その後週末まではドライ。西部ベルトでは若干の収穫遅れが出ようが、西部ベルトの収穫進捗は東部ベルトに比べ進んでおり大きな問題にはならない。 

ブラジル 

この3日間の北部ベルトを中心の降雨により、ドライが懸念される地域は見られなくなった。今後5日間にもベルト全体の75%に0.25-1.5インチの降雨が予報されており、作付された穀物の発芽は順調。作付遅れも差程問題にはなっていない。 

アルゼンチン 

土壌水分は引き続き潤沢。今週も60%の範囲で0.25-1.0インチの降雨が予報されている。気温も平年並以上が予報され、コーンの初期生育、大豆の作付も順調。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン− 

  10月24日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1998crop  0.1  unch  45.0   unch  1,730.0   1,775.1 
1999crop  58.4  -22.9  19.7  1.9  1,343.2  1,421.3 
2000crop  182.3  58.5  0.0  unch  75.9  258.2 

- 大豆 - 

  10月24日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1998crop  0.0  unch  11.6   unch  330.9  342.5 
1999crop  10.2  -3.1  8.4  0.5  268.2  286.8 
2000crop  92.2  35.9  0.0  unch  23.0  115.2 

ニュートラル。 

 

2)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  10月27日  前週  前年同期 
コーン  7,930  6,937  NA 
大豆  3,540  3,059  NA 
小麦  38,619  39,702  38,707 

ニュートラル。 

 

3)11月限月受渡通知(単位:コントラクト) 

 

  数量  最終取引日 
コーン  936  10月25日 
大豆  740  8月1日 

予想の範囲内。商業筋の受け手がなく、やや弱い材料と見る向きもある。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日の上げ要因が未確認な内容であるだけに、今後一両日の動きが注目される。USDAがスターリンクに関して何らかの発表を行うという(これも未確認)という噂もあるが、それら次のステップが明確にならなければ、相場は再びじり安に戻る。しかも、現在の輸出ペースから11月9日の需給報告では輸出需要が下方修正される可能性も高く、スターリンク問題における二国間協議に何らかの進展があったとしても、来週までは大きくは上値には行きにくい。ただし、スターリンク問題に具体的な進展が確認され、且つ需給報告がよほど弱気な内容とならなければ、11月中旬以降は現物不足が相場の居所を上げていく。( f ) 

 

(大豆) 

本日の相場展開はコーンには今後の反発の可能性を予感させるものがあった。しかし大豆はつられることはあってもまだ大豆自体には強い材料がでてきておらず、まだどっちつかずの状況にかわりはない。 

参考までに今の農家のポジションを考えて見ると、収穫された大豆が約25億ブッシュエル、LDPを習得した数量は7.4億ブッシェル、ローンに入れた数量は1.1億ブッシェルと大半の数量が農家の手元に残っている。これは農家もまだ下値を期待しており、一番LDPが大きいところで決めたいということに他ならない。農家の期待値が大きいとはいえ、これほどの大きな数字がまだ相場の安値を期待しているということ自体に相場の弱さが表われている。 

まだ様子見でいいのではないか。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)