(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年11月13日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  209 1/2  209 1/2  208 3/4  208 3/4  -1 1/4  112  -22 
00 DEC  210 3/4 - 11  212  210 1/2  211 1/4  - 3/4  174163  -8285 
00 JAN  215 1/4 - 15 1/2  216  215  215 1/2  -1/2  1162  +135 
00 MAR  223 1/2 - 23 3/4  224  222 1/2  223 1/4  -1   163332  +5544 
01 MAY  230 1/2 - 30 3/4  231 1/2  230   230 3/4  -1  40199  +284 
01 JUL  237 1/2 - 37 3/4  238 1/2  237   237 3/4  -1  49257  +709 
            460069  -1437 

 

大豆     --- やや安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 NOV  463 1/2  469   463  468 3/4  +5 1/2  2380  -1008 
00 JAN  471 1/2 - 72  477  471 1/2  476 1/4  +3 3/4  86329  -796 
00 MAR  480 3/4 - 81 1/2  485  480  484 3/4  +3 1/4  31455  +87 
01 MAY  489 - 89 1/4  492 1/2  487 1/2  492  +2 3/4  16965  +36 
01 JUL  496 - 97  499  493 3/4  498 1/4  +1 1/2  20632  +211 
01 AUG  498 1/2  500  495 1/2  500  +1 1/2  853  +2 
            165761  -1290 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16770  +240  DEC  1504  +6  DEC  257 3/4  +1  107.45 - 107.72 
JAN  16720  +220  JAN  1531  +5  MAR  275 3/4  +1/4   
MAR  16680  +170  MAR  1571  +6  MAY  287  +1 3/4   
MAY  16590  +80  MAY  1608  +7  JUL  296 1/4  +1   

 

 

本日の相場の動き

 

コーンは輸出減退観測から売られ、大豆は輸出増加期待から買われる。

総じて閑散としたマーケットであった。 

コーンは週間輸出検証の数字がレンジよりも少なく、それが終日頭を抑えた。またスターリンクコーンに関連して、韓国がUS産トルティーヤの既契約を取り消したというニュース、ブラジルのコーン生産中心地域での作付が61%(昨年同時期48%)と順調である事等も弱い材料に考えられた。 

大豆は輸出検証の数字が大きかった事、中国の買いの噂もあり、期近を中心に買いが進んだ。南米の作付状況は順調であり、サフラスからは先週末までに35%という作付進捗(平均29%)というアナウンスがあったが、このレベルからは実需家の買いが入っておりサポートされた。また引き続きヨーロッパでのミートボンミールの使用禁止の噂、朝方下げていたダウやナスダックが午後から値を戻した事も終了間際の上げに貢献した。 

本日のファンドはコーンにて500コントラクトのネットショート、大豆にて800コントラクトのネットロングであったと考えられている。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

南アフリカ

今週の降雨は少ない予報だが、今までの降雨量が充分であったため、コーンの発芽と初期の生育に問題は見られない。 

ブラジル 

週末はベルト全体の65%の範囲に0.5-1.5インチの降雨が見られた。今週も北部ベルトの2/3を中心に、70%の範囲で0.25-1.0インチの降雨予報となっている。今回の降雨システムにより、北部では大豆の作付けに遅れが生じようが、今までが順調にて問題になるほどではない。 

アルゼンチン 

週末はコーン地域の55%と大豆地域の70%の範囲に0.25-1.25インチの降雨が見られた。この降雨システムによりコーン・大豆の作付とも遅れが生じているが、今週はドライ予報にて作付の進捗には恵みとなる。発芽と初期生育は順調。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーのみ)

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  11月7日現在  事前予想 
とうもろこし  67,844 LONG  68,200 LONG  
大豆  13,048 LONG  15,100 LONG 
大豆粕  33,149 LONG  29,900 LONG 
大豆油  7,944 SHORT  7,000 SHORT 

総じて予想の範囲内にてニュートラル。 

2)輸出検証高(11月3日-9日:千ブッシェル) 

 

  発表数字  予想 
コーン  22,630  33-40 
大豆  30,275  27-33 
小麦  11,962  18-24 

コーンはレンジにも届かず弱気材料、大豆はレンジの上限にて強気材料。 

 

3)進捗率 

 

  11/12  先週  昨年  平年 
収穫(コーン)  95 %  92 %  97 %  91 % 

ニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

大豆は過去のデータを紐解いてみると、8月の需給報告から11月の需給報告まで生産量予想を減少させた場合、1月の最終報告でも減少させている場合がほとんどとなっている。また輸出に関しては、今の所USDAの予想の105%の進捗度で進んでいる。来年の南米の豊作予想から11月の需給報告では輸出数量予想を下方修正していたが、過去のデータをみると、この時点で輸出実績が予想を上回っている場合はほとんど後から上方修正されている。あくまでも過去のデータに基づく傾向にすぎないが、もし将来強気材料が出てきた時に、サポーティング要因にはなりえる。

また大豆粕についても、今のコーン価格に比べれば有利とされ、飼料用需要が増加すると考えられている。輸出数量はUSDA予想の70%の進捗に過ぎないが、これも実需家が当用買いに徹している事の現われでもあり、一旦上向きの相場展開になれば一気に買いが入る可能性を示唆している。ヨーロッパ諸国が骨肉粉の飼料用使用を禁止した場合には、すぐにでもマーケットが過剰反応する可能性もある。 

大豆油について一言いえば、アルゼンチン産大豆は増加予想となっているが、油生産量でみればそれ以上にひまわり油の生産減少予想が大きい。パームの在庫も季節要因として今後減少が見込まれる事、インドは食用油輸入関税の引き上げの噂がでているが、旱魃から生産量自体が減少しているため輸入量は結局増加すると見られている。 

今日の相場でも、各商品実需筋からの買いが入っており、ここからの下値はそんなに考えていない。 

一方コーンは輸出数量の不調が相場の頭を強く抑えてしまっている。今後USDAが予想する輸出数量を確保するためには毎週100万トン以上の成約が必要となってくる。しかし韓国も新たにスターリンクに対して警戒感を強めているように、現在は大きな輸出需要が見込めない。12月限で210割れは、充分可能な目標となってきた。しかし結局はUS産コーンに頼らなければならない状況に変りはなく、買い付けを遅らせる事はできてもいずれ買わなければいけない。210割れからはプライシングを進めていくのが無難と考える。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)