(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年11月16日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 DEC  206 1/2 - 07  209 1/4  206  208 3/4  +1 1/4  157706  -7254 
01 JAN  211 - 10 3/4  213 1/2  210 3/4  213 1/4  +1 1/4  1215  +56 
01 MAR  219 1/4 - 19  221 3/4  218 1/4  221  +1 1/4  181676  +6601 
01 MAY  227 - 26 3/4  229 1/4  226  228 3/4  +1 1/4  41701  +701 
01 JUL  233 1/2 - 33 3/4  236  232 3/4  235 3/4  +1 1/4  50706  +850 
01 SEP  240 3/4 - 41  242  240 1/2  241 3/4  +3/4  4744  +105 
            467052  +1952 

 

大豆     --- やや安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  479 - 80  480  475 1/4  477 1/2  -4  82268  -415 
01 MAR  488 - 89 1/2  489 1/2  484 1/2  486 1/2  -4  33529  +346 
01 MAY  495 1/2 - 96  496 3/4  492 1/2  494 1/2  -3 1/2  17807  +395 
01 JUL  502 1/2 - 03  504  499 1/4  501 1/2  -3 3/4  21511  +481 
01 SEP    503  503  503  -3 1/4  359  -4 
01 NOV  508  510  506 1/4  507 1/2  -3 1/4  6900  +25 
            163213  +279 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  16980  -110  DEC  1513  -18  DEC  254 1/2  +0  108.04 - 109.05 
JAN  16890  -130  JAN  1540  -20  MAR  272 1/2  +1/4   
MAR  16740  -120  MAR  1579  -19  MAY  284  +1 1/4   
MAY  16620  -100  MAY  1618  -19  JUL  294  +1 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

輸出需要不安から低迷するも、コーンは最終局面に買われる。

大豆相場では、EU地域での広範囲な飼料用肉骨粉使用禁止に懐疑的な発言が当局から出され、「EU地域での口蹄疫汚染による飼料用肉骨粉需要減退が、大豆粕需要増加につながる。」という期待がやや後退したことが、大豆粕・大豆に投機筋の売りを誘った。NOPAの10月搾油報告は前月から増加したものの、予想の範囲内であったことから材料視されなかった。大豆の輸出成約はまずまずの数字であったが、大豆粕成約が少ないことが影響を相殺した。 

コーンは、投機筋の買い持ち外しにより終盤まで安値推移を続けたが、売りが途切れた最終局面、小口投機家による買いと重なり、それまでの軟調を一変させて高値引けした。序盤、中盤の安値推移は、週間輸出成約の低迷と、くすぶりつづけるスターリンクコーンの問題が演出したもの。韓国が日本に続いてスターリンクコーン混入のないコーンを要求しているとのニュースが市場を失望させた。最終局面の買いには、ファンダメンタルズ要因が欠けていると見られている。 

本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの売り越し、大豆2,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

南アフリカ

今週から来週前半までは概ねドライ予報。コーンの作付は順調に進む見込み。ただ西部地域に一部ドライが懸念されている所が見られる。週末に若干の降雨が予報されてはいるが、充分ではない見込み。 

ブラジル 

散発的な降雨は今週一杯続き、ベルト全体の70%の範囲に0.25-1.0インチの降雨予報となっている。今週の降雨で北部ベルトの作付はやや遅れが見られるが、例年と比べても差程心配する遅れにはなっていない。また南部ベルトの作付けは例年よりも早いペースとなっている。 

アルゼンチン 

今週はクール&ドライにて作付の進捗が期待できる。気温の低下は発芽の遅れをもたらすかもしれないが、すぐに気温の上昇が予報されており、穀物にダメージの出る心配はない。次の降雨は今週の月曜日、45%の範囲に0.10-0.75インチの予報。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(11/9の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  517.7  0.0  16,275.6  19,010.0  6,621.5  0.0 
大豆  617.9  0.0  11,970.3  11,760.4  5,726.5  30.0 
小麦  741.7  0.0  15,880.2  15,872.7  3,772.2  6.5 
大豆粕  64.6  0.0  1,437.9  2,024.7  825.1  0.0 
大豆油  2.2  0.0  45.9  152.4  35.5  0.0 

コーンは弱い材料、大豆はニュートラル。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  567.6  1,030.9  9,654.1  10,253.7  57,790 
大豆  755.0  955.1  6,243.8  6,193.1  25,860 
小麦  426.7  547.3  12,108.0  12,424.1  29,940 
大豆粕  101.3  122.3  612.8  780.3  6,440 
大豆油  3.0  0.1  10.4  68.0  750 

 

3) NOPA月間搾油高 

 

  10月  9月  前年同月 
搾油量(千ブッシェル)  145,726  127,178  148,868 
大豆粕生産量(トン)  3,481,294  3,013,550  3,533,910 
大豆粕イールド(ポンド/ブッシェル)  47.78  47.39  47.48 
大豆粕輸出量(トン)  725,258  432,381  605,843 
大豆油生産量(千ポンド)  1,645,156  1,454,572  1,682,905 
大豆油イールド(ポンド/ブッシェル)  11.29  11.44  11.30 
大豆油在庫量(千ポンド)  1,741,775  1,619,387  1,249,234 

搾油量、大豆粕輸出量はやや強い材料だが、大豆油の在庫量が増加しており、総体的にやや弱い材料ととられた。 

 

4)アルゼンチン作付進捗(政府筋発表) 

 

  11/10現在  昨年同時期 
大豆  12%  14% 
コーン  59%  70% 

 

本日のトーメンの意見

 

先週末までのアルゼンチンの大豆作付進捗が12%、今週は雨が少ない為現在では20%程度には進捗している。コーンはもう少し進んでいるとはいえ、まだ60%弱。ブラジルの大豆作付進捗は大雑把50%程度。まだまだ一波瀾も二波瀾もありえる時期にいる。南米の生産量は増加しており、シカゴ相場に与える影響は昔とは比べものにならないくらい大きくなっている。現在の相場を大きく動かすことができるとすれば、それは南米の天候が唯一可能性を持っている。

南米の農家はUSの農家ほど肥料や化学薬品を使わない。その為何か異常天候があれば単収の落ち込みも大きい。一方今の予想生産量が10%も増加するような事もない。リスクは上値の方が大きい。今日の安値付近ではコマーシャルの買いも見られている。大豆1月限475を割れ、コーン205割れからは買いを入れていってよいのではないか。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)