(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年11月24日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高寄付き、やや高引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 DEC  211 1/4 - 11  212  210 1/2  211 1/4  + 1  98758  -6471 
01 JAN  215 1/2 - 15 3/4  216  214 3/4  215 1/2  + 1  1921  +62 
01 MAR  223 1/2 - 23   224 1/2  222 3/4  223 1/4  + 3/4  214117  +3257 
01 MAY  231   232 1/4  230 3/4  231  + 3/4  48266  -1254 
01 JUL  237 1/2 - 37 3/4  238 1/2  237 1/4  238   + 1  55716  +540 
01 SEP  245 - 44 3/4  245  243 3/4  243 3/4  + 3/4  5304  +27 
            455667  -3708 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  495 1/2 - 96  502  495. 1/2  500 3/4  + 9 3/4  75105  -2020 
01 MAR  505 1/2 - 05  511 1/2  505  509 3/4  + 9 3/4  39056  +1201 
01 MAY  512 - 11 1/2  518  511 1/2  517 1/2  + 9 3/4  20044  +420 
01 JUL  519 1/2 - 19  525  519  524 3/4  + 9 1/2  22101  +1 
01 AUG  523 1/2  526  521  526  + 10 1/2  862  -1 
01 SEP  524 - 23  526  523  526  + 9 1/4  285  +5 
            164276  -370 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  18690  +750  DEC  1490  -16  DEC  260 1/2  +3   
JAN  18480  +630  JAN  1512  -17  MAR  278 3/4  +3 1/2   
MAR  18200  +580  MAR  1552  -18  MAY  289  +3 1/4   
MAY  17840  +490  MAY  1592  -17  JUL  299 1/4  +3 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

狂牛病禍、EUで拡大の兆し。

EU域内で新たに数件の狂牛病症例が報告され、各国が肉骨粉の飼料使用禁止により前向き姿勢を示していることで、本日も大豆粕・大豆が穀物相場を引っ張る形となった。ドイツ首相は早ければ来週月曜日にも同国内での肉骨粉使用を禁止する可能性を示唆した。これまで比較的同件には消極的であったドイツが一転リード役となったことは、EU全体での禁止へと波及する公算を大きくし、大豆粕需要が高まるとの期待から、大豆粕・大豆相場が力強く買い進められた。大豆週間成約は低かったが、完全に無視された格好となった。コーン相場は、中国が輸出玉不足の噂が流れたことや予想の上限の輸出成約高から支持材料を得た。しかし、韓国がスターリンクコーン問題に絡み食品用コーンに関する政府間協議を日本とほぼ同内容で進めていること、同国がすでに飼料用小麦・大麦に需要を移しているとの噂、などの需要不透明感が買い手の意欲を削ぎ、相場の流れとしては大豆相場にほだされた程度に終わった。 

本日のファンドの動きは、コーン1,000コントラクトの買い越し、大豆2,600コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

過去2日間は中央部中心に雨であったが、今後5日間は広い範囲で雨となる。週末は雨が南で始まり、その後北部へ移動する。作付けを遅らせることにはなるが、全体にダメージを与えるほどではない。 

アルゼンチン 

週末はドライ、週明けは雨がちになる。コーン・大豆の作付け遅れの影響は最近の作付進展によって、軽減されつつある。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(11/16の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  657.4  0.0  16,929.0  20,015.8  6,366.0  0.0 
大豆  291.9  0.0  12,262.3  12,382.3  5,198.1  30.0 
小麦  375.3  0.0  16,255.4  16,246.1  3,679.9  6.5 
大豆粕  156.7  0.0  1,594.6  2,077.0  835.6  0.0 
大豆油  19.5  0.0  65.4  159.7  55.5  0.0 

コーンは予想の上限近く、大豆は予想下限。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

来週以降は、スターリンク問題に薄日が見えた後の買い遅れカバーから予想される需給逼迫と、大豆・大豆粕ピットから溢れ出る買い気配により、緩やかな上昇基調となる。しかしながら、需給逼迫の原因となる、現物売りの少なさと買い遅れカバーはいずれも短期的要因であり、また、いずれも全体像を反映したものどころか逆現象とも言えるものである。自身に確固たる強材料を持たないにもかかわらず、ファンドの買い持ちポジションは6万コントラクト以上に膨らんでいる。上昇基調は長くは続かず、範囲が限定された動きを確認するだけとなる。12月限206-8、3月限218をターゲットに安値拾いを着実に続けたい。( f ) 

 

(大豆) 

ここ一週間はヨーロッパの狂牛病禍のみを軸に一気に買われている。肉骨粉の高温処理をし衛生面に自信を見せていたドイツでさえも症例が発見されたことで、EU域内全体の肉骨粉使用禁止の実現性が今のように高まればそれも当然であろうか。来月19日のEU総会前に参加国それぞれが個別禁止を進める公算も大きく、まだ支持要因となることは明らかだ。大豆・大豆粕の上昇基調は変わらない。ただ、余りの買われように行き過ぎの感も否めない。EU全体がこれまで使用していた年間300万トンの肉骨粉が禁止になれば、大量の新規大豆粕需要が見込まれるが、無論その代替が全て大豆粕に向けられる訳ではなく、また畜産廃棄物処理の困難さも考慮せねばならず、全てがシナリオどおりに行く訳ではないのかも知れない。( f ) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)