(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年11月27日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 DEC  212 - 12 1/4  212 1/4  210 1/4  210 1/2  -3/4  94200  -4558 
01 JAN  216 1/4 - 16 3/4  216 3/4  214 3/4  214 3/4  -3/4  2221  +300 
01 MAR  224 1/4 - 24 1/2  224 1/2  222 3/4  222 3/4  -1/2  215267  +1150 
01 MAY  232 - 32 1/4  232 1/4  230 3/4  230 3/4  -1/4  49717  +1451 
01 JUL  238 1/2 - 39   239  237 3/4  237 3/4  -1/2  55757  +41 
01 SEP  253 3/4 - 54  244 3/4  243 3/4  243 3/4  +0  5389  +85 
            454343  -1324 

 

大豆     --- 高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  505 1/2 - 06 1/2  508  496 1/2  497 1/4  -3 1/2  74017  -1088 
01 MAR  515 - 15 1/2  517  506 1/4  506 3/4  -3  40840  -1784 
01 MAY  522 - 23  524 1/2  512  513  -4 1/2  20697  -653 
01 JUL  530  531 1/2  520  520 1/2  -4 1/4  22142  +41 
01 AUG  531 - 32 1/2  532 1/2  521  521  -5  865  +3 
01 SEP  530 - 31  531  523  523  -3  286  +1 
            165437  +1161 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  18760  +70  DEC  1448  -42  DEC  257 1/4  -3 1/4  110.51 - 111.20 
JAN  18640  +160  JAN  1473  -39  MAR  275 1/2  -3 1/4   
MAR  18310  +110  MAR  1512  -40  MAY  286  -3   
MAY  18010  +170  MAY  1552  -40  JUL  296 1/2  -2 3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

大豆粕約定高値後崩れ、安値。コーンは傍観、方向感に欠ける。

本日も穀物相場で注目を集めたのは大豆三品の値動きであったが、その動きはこれまでとは違っていた。ヨーロッパの肉骨粉の飼料使用を巡る情報が開始前の相場の雰囲気を形成した。ドイツが肉骨粉禁止の即日施行は見送ったものの、12月1日付けで立法されるとの見解を農務省が示したこと。ドイツ首相が同問題を「ヨーロッパ諸国全体で取り組むべき問題」と位置付ける発言をしていること。これらを受けて、ヨーロッパの大豆粕価格が高騰したこと。そして、狂牛病症の肉牛がドイツで食肉として市場にすでに出荷されたとの報道があったこと。大豆・大豆粕相場は開始前から買い意欲が強く見られ、開始後は主に投機的な手により値が吊り上げられ、大豆粕12月は約定高値をつけるに至った。しかし、週間輸出高が予想より低い数字で発表された午前10時頃から大豆相場で買い手が続かなくなる。一言にすれば、上昇を続けてきた大豆粕・大豆相場に一服感が見えたと言うことであろうか、投機筋はそこで売り手に回る。大豆粕増産→大豆油余剰という連想から大豆油に売りが浴びせられていたことも、それまでの買い手に冷や水をかけた理由の一つに数えられる。高値の農家売りもあった。大豆粕・大豆相場は急速に力を無くし、大豆は昨日比安値圏へ、大豆粕も一時的に安値へ突っ込む様相となった。大豆油が約定安値となるなど、完全に売り気配が大豆三品を支配し、弱腰のまま終了した。 

コーンは、基本的に大豆相場に同調。中国の輸出玉不足の噂など、輸出需要が本日も話題の中心となったが、相場を動かす材料としては新規性に欠け、投機家の注文を引きつけられなかった。開始後しばらくは大豆ピットの余勢から高値推移であったものの、週間輸出高も全くふるわず、小麦が売られ、大豆も後半値を崩したことから、ゆらゆらと上下しながらそのうち安値に入り、いつの間にか終了を迎えた。 

本日のファンドの動きは、コーン700コントラクトの売り越し、大豆4,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

南アフリカ

週末はベルトの80%に0.25-1.5インチと予想以上の降雨に恵まれた。今週も65%の範囲に0.25-1.0インチ、所により1.5インチの降雨予報となっており、特に土壌水分が充分とはいえなかった西部ベルトには恵みとなる。 

ブラジル 

今後10日間は降雨システムに覆われベルト全体に毎日散発的な降雨がみられる。ただ作付を著しく遅らせるような激しい降雨は予報されておらず、大豆の初期発育にはもっとこいとなる。 

アルゼンチン 

今後10日間は総じてドライにて作付の進展が期待される。週半ばに45%の範囲で0.25-1.25インチの降雨が見られる程度。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(11月17日-23日:千ブッシェル)

 

  発表数字  予想 
コーン  23,708  32-40 
大豆  24,402  27-34 
小麦  20,363  17-22 

コーン・大豆ともに予想外に少ない数字にて売りのきっかけとなった。 

 

2)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーのみ) 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  11月21日現在  事前予想 
とうもろこし  64,948 LONG  67,400 LONG  
大豆  9,021 LONG  14,600 LONG 
大豆粕  30,962 LONG  34,300 LONG 
大豆油  7,826 SHORT  5,300 SHORT 

総じて予想の範囲内、大きなインパクトはない。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

コーンは今年中、値を上げるだけの材料を持ち合わせていない。過去2週間の大豆上昇を尻目にコーンが比較的落ち着いた動きを示したことは、コーン相場の現環境を物語るに十分である。短期突発的材料が一時的な上昇を強いることがあっても、全体の遅い輸出ペースに変わりはなく、一方で積み上げられている未売り在庫が間もなく満を持して市場の表舞台に登場する。その時、投機家の大きな買い越しポジションが重石になる。中国の輸出姿勢は引き続き話題となるが、究極的な影響要因であるWTO加入決定は今年中になる公算は小さい。3月限210割れ、できれば208がターゲット。( F ) 

 

(大豆) 

この1ヶ月にて大豆40セント、大豆粕25ドル余りもの上昇を見せており、ヨーロッパのミーボンの使用禁止の話題だけでこれ以上買い進むにはちょっとインパクトが足りない。それを実証したような本日の相場となった。では今後となるが、南米の天候に問題がなければレンジ内取引が続くと見るのが自然。ただ南米の天候は良い状況を折り込みつつあり、弱い材料に取られるよりも強い材料として反応する可能性の強い事を頭に入れておきたい。 

今後10日間ブラジルは降雨システムに覆われる。今の所作付を妨げるような激しい降雨予報とはなっていないが、一部トレーダーからはウエットに対する警戒感も聞かれている。しばらくは本日の高値が短期的には上値の上限と見られているが、南米の天候問題からここを抜くような事があれば非常に強い相場展開となる。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)