(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年11月30日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 DEC  204 1/4 - 04 3/4  209 1/4  204 1/4  208 3/4  +3 3/4  33401  -23765 
01 JAN  209 - 09 1/4  213 1/4  209   212 3/4  +3 1/2  3203  +578 
01 MAR  216 1/4 - 16 3/4  221 1/4  216 1/4  220 1/2  +3  246423  +12551 
01 MAY  224 1/2 - 24 3/4  229 1/4  224 1/2  228 1/2  +3  52778  +619 
01 JUL  232  236 1/4  231 3/4  235 1/2  +3  57801  +672 
01 SEP  239 1/2 - 39 3/4  243  239 1/4  241 3/4  +2 3/4  6147  +485 
            431754  -8944 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  503 - 04  509 1/2  500 1/2  506  +6 1/4  75142  -282 
01 MAR  511 - 12  516 1/2  508  513  +4 1/2  41041  +715 
01 MAY  518 1/2 - 19  522  514 1/2  519  +3 1/4  21991  +1328 
01 JUL  525 - 26  528  520  525 3/4  +3 1/4  25367  +2827 
01 AUG  526  528  521  524  +1 1/2  1216  +95 
01 SEP  524 1/2  527  521 1/2  524 1/2  +1  515  +213 
            166627  +5302 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  19380  +360  DEC  1476  +38  DEC  256  +4 1/2  110.60 - 111.02 
JAN  19090  +220  JAN  1503  +39  MAR  273 3/4  +4   
MAR  18760  +150  MAR  1541  +35  MAY  284 1/4  +4   
MAY  18420  +140  MAY  1584  +38  JUL  294 1/4  +4   

 

 

本日の相場の動き

 

大豆続伸、コーンも向きを変える。

大豆は、月曜日にも決定される公算が大きいEU域内全体での肉骨粉飼料禁止が本日も買い手を後押しした。しかしそれだけにとどまらず、週間輸出成約報告で大豆・大豆粕・大豆油全ての輸出好調が確認され、センサス報告で大豆搾油ペースの好調と大豆油・大豆粕ともに予想以下の在庫量が示されたことで、大豆三品は活況を呈した。大豆油の上伸が特に目立ち、油買い・粕売りのスプレッドで一時大豆粕が安値圏となったが、そこは最近の人気商品、すぐに気を取り戻し、値を上げ戻した。 

コーンには、大豆と違い朝からの強材料は見当たらなかった。輸出成約は年度最低量と依然低調し、12月限受渡し量も多く、安値感に包まれて開始した。しかし、セッション中盤の大豆粕の上昇とともにコーンの売り注文も少なくなり、他穀物商品に比べて安値感が出ていたコーンに小口投機家を中心とする買いが集まった。CRBが急上昇していることも、株式相場から商品相場への資金流入を想像させた。 

本日のファンドの動きは、コーン500コントラクトの買い越し、大豆4,000コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

南アフリカ

来週月曜日までに65%の範囲に0.25-1.0インチの降雨が予報されている。降雨の中心は北部から東部。コーンの生育状況は順調。 

ブラジル 

12月の第一週まで降雨システムに覆われベルト全体に毎日散発的な降雨がみられる。ただ作付を著しく遅らせるような激しい降雨は予報されていない。気温も平年並を予想。大豆の作付は例年より早いペースで進んできており、今後の降雨は大豆の初期発育には恵みとなる。 

アルゼンチン 

今後10日間に渡り総じてドライにて作付の進展が期待される。土壌水分は今の所潤沢であり、今回のドライは作付の進展を促すタイムリーな天気予報といえる。散発的な降雨が日曜と月曜に予報されている程度。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(11/23の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  438.8  0.0  17,367.8  20,577.7  6,223.9  0.0 
大豆  716.7  0.0  12,978.9  12,958.5  5,232.6  30.0 
小麦  361.4  0.0  16,616.9  16,802.6  3,526.4  6.5 
大豆粕  207.4  0.0  1,801.9  2,188.1  967.5  0.0 
大豆油  41.9  0.0  107.3  168.3  95.8  0.0 

大豆はレンジ内、大豆粕は予想より大幅に多い、コーンは予想以下。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  580.8  912.9  11,143.9  12,190.5  57,790 
大豆  682.2  820.3  7,746.3  7,812.3  25,860 
小麦  514.9  467.6  13,090.5  13,442.9  29,940 
大豆粕  75.4  146.2  834.4  962.1  6,440 
大豆油  1.0  0  11.5  99.9  750 

コーンは低調な事が見て取れる。また大豆粕も予想より少なかった。 

3)12月限月受渡通知(単位:コントラクト) 

 

  数量  最終取引日 
コーン  1,094  8月29日 
大豆粕  20  6月9日 
大豆油  3,577  11月16日 
小麦  3,696  11月27日 

コーンは予想通りではあるが1,000コントラクト以上の受渡があった事、コマーシャルの受け手がいなかったことから弱材料と考えられた。 

 

4) センサスビューロ10月搾油報告 

 

  2000年10月  2000年9月  昨年同期 
大豆粕生産量(d) 

3,315,634 

 

2,865,416 

 

3,320,783 

 
大豆粕在庫量 

280,460 

 

249,436 

 

409,823 

 
大豆油生産量(千ポンド) 

1,671,013 

 

1,466,674 

 

1,687,574 

 
大豆油イールド(lbs/bu) 

11.22 

 

11.38 

 

11.24 

 
大豆油在庫(千ポンド) 

1,039,204 

 

993,849 

 

794,307 

 
大豆搾油高(ブッシェル) 

148,896,511 

 

128,859,611 

 

150,179,265 

 

大豆搾油高は予想以上、大豆粕・大豆油在庫は予想以下にて強い材料となった。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

本日の動きはコーン相場の流れを変えるには至らない。今年中の明確な買い材料が見えない中で5万コントラクトを越す大口投機家の買い越しポジションは重たすぎる。買い越しを持つ者が中国の輸出政策変更期待のみにすがりながら12月を買い越しのまま乗り切ろうとすることは想像しにくい。安値低迷の流れは変わらず、コーン相場の値位置は12月中盤まで徐々に下落する。( F ) 

 

(大豆) 

最近良く当たっていると自分でいうトレーダーが、大豆粕について、もしヨーロッパで動物性飼料が全面禁止されたとしたら12月限で200ドルまでの上昇の可能性があるといっていたのを思い出した。今日の大豆粕の輸出成約高で輸出増加の事実も確認されたが、これでこの材料はほぼ出尽された事になる。大豆粕の短期RSIは80を越えている事、ファンドのロングも史上最高レベルになっていることからも天井が見えてきているのではないか。クラッシュマージンの改善もあり、買い易さから大豆も買われているが、今のレベルは考えていたレンジの上限でありここはしばらく様子見をしたい。セットバックはある。ただ中期的な流れは以前からの意見通り上昇トレンドと見ており、大きなセットバックは期待できない。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)