(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年12月1日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変らずの寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 DEC  208 1/2 - 08 3/4  210 3/4  206 3/4  210  +1 1/4  25809  -7592 
01 JAN  212 1/4  214  210 1/2  213 1/2  +3/4  2628  -575 
01 MAR  219 3/4 - 20  222 1/4  218  221 1/2  +1  246550  +127 
01 MAY  228 - 28 1/4  230 1/4  226 1/4  229 1/2  +1  54418  +1640 
01 JUL  234 3/4 - 35  237  233 1/2  236 1/2  +1  58060  +259 
01 SEP  241 1/2  244  240 1/2  242 3/4  +1  6295  +148 
            426429  -5325 

 

大豆     --- ほぼ変らずの寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  505 1/2 - 06  508 3/4  503  508  +2  75117  -25 
01 MAR  513 - 13 1/2  516  510 1/4  515 3/4  +2 3/4  41664  +623 
01 MAY  519  522 1/2  516 1/2  522 1/4  +3 1/4  22227  +236 
01 JUL  524 1/2  528  522 1/2  527 3/4  +2  25781  +414 
01 AUG  524 1/2  527 1/2  523  527 1/2  +3 1/2  1376  +160 
01 SEP  524   526 1/2  523  526 1/2  +2  654  +139 
            174477  +2548 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  19380  +0  DEC  1497  +21  DEC  260 1/4  +4 1/4  111.07 - 112.02 
JAN  19140  +50  JAN  1526  +23  MAR  277 3/4  +4   
MAR  18740  -20  MAR  1566  +25  MAY  288 1/4  +4   
MAY  18320  -100  MAY  1608  +24  JUL  297 1/2  +3 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

コーン・大豆は脇役。小麦・大豆油につられて上げる。

コーンにはとりたてて要因はなかったが、小麦においてオーストラリアが品質問題から自国の輸出契約を遂行できず、US産小麦を5-10万トン買ったニュースが上げの理由となりつられた。また最近の低調な輸出成約それ自体は弱い材料であるが、昨年比15%もの成約遅れがニュースとなると、今度は逆に今後の輸出成約の戻りが期待できると強気材料に取るむきもあった。 

大豆油が買われた。値頃が安かったうえに、ヨーロッパで牛脂も使用禁止されその分植物油に需要が出てくると考えられた。大豆は大豆油につられるも、短期的に買われ過ぎ感が出ている事もあり、大きな上げにはつながらなかった。ブラジル大豆の作付は84%と例年以上のスピード、アルゼンチン大豆は36%とやや遅れ気味ながら順調であることが伝わるも、すでに織り込み済みとして弱い材料にはならなかった。 

本日のファンドの動きは、コーン1,500コントラクトの買い越し、大豆500コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

南アフリカ

目先まとまった降雨は予報されていないがコーンの初期生育は順調。土壌水分は引き続き潤沢にて問題は見られない。 

ブラジル 

来週末まで前線の活動は活発。トータルではベルト全体の80%に0.3-1.7インチの降雨予報となっている。気温も平年並。大豆・コーンの作付と初期生育も順調。 

アルゼンチン 

今後10日間に渡り総じてドライにて作付の進展が期待される。土壌水分は今の所潤沢であり、今回のドライは作付の進展を促すタイムリーな天気予報といえる。散発的な降雨が日曜と月曜に予報されている程度。気温も平年並にて問題は見られない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーのみ)

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  11月28日現在  事前予想 
とうもろこし  57,890 LONG  57,800 LONG  
大豆  18,835 LONG  19,700 LONG 
大豆粕  32,875 LONG  36,100 LONG 
大豆油  11,863 SHORT  13,000 SHORT 

ほぼ予想通りにて、総じて大きなインパクトはない。 

 

2)12月限月受渡通知(単位:コントラクト) 

 

  数量  最終取引日 
コーン  794  11月13日 
大豆粕  23  6月27日 
大豆油  949  11月29日 
小麦  2,968  11月30日 

受渡数量は減少しているが、どの商品ともコマーシャルの受け手がなく、やや強い材料と考えられた。 

 

本日のトーメンの意見

 

一番新しい農務省の発表数字を拾うと、コーンでLDPとローンの合計はおよそ52億bu、大豆で17億buとなっている。従いどちらにもエントリーしていない数字は大雑把コーン48億bu、大豆10億buとなる。コーンの場合は場所と時期によってはLDPがないか、ほとんどなかった為にLDPを取らずにそのまま売った農家も相当いる。ただそれにしても収穫が終わってから随分経つのに、まだどちらつかずの農家が多いと思われるのではないか。

理由は3つ考えられる。1つ目はまだ価格が大きく下がり、もっと大きなLDPが期待できると思っている農家がいる事。特にこれは大豆に言える。南米の順調な作付からこの考えを持っている農家がいる事は確か。無責任な農家向け雑誌では、まだ1月限で430まで可能といっているものもあるという。2つ目はLDPの集計結果が場所によっては数週間遅れになっている事。最新の発表が実は最新とはなっていない。 

3つ目、これが重要。今年は大統領選挙の年であり、しかも恵まれた財政状況からブッシュもゴアも減税をスローガンのひとつに掲げていた。減税が実施されるのは新大統領が就任してから。従い農家は今年の収入を極力来年に回そうと考えている。例年以上に年内の農家売りは期待できないと考えた方がいい。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)