(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年12月7日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- 高値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 00 DEC | 209 - 09 1/4 | 209 3/4 | 204 3/4 | 205 | -3 1/2 | 12169 | -1423 |
| 01 JAN | 211 1/2 | 211 1/2 | 207 | 207 1/4 | -4 | 2904 | +200 |
| 01 MAR | 218 1/2 - 18 3/4 | 220 | 214 1/4 | 214 3/4 | -4 | 245684 | -1956 |
| 01 MAY | 226 1/4 - 27 | 227 3/4 | 222 1/4 | 222 3/4 | -4 | 57277 | +345 |
| 01 JUL | 233 1/2 - 33 3/4 | 235 | 229 1/2 | 230 1/4 | -3 3/4 | 57971 | +279 |
| 01 SEP | 241 | 241 | 237 | 237 1/4 | -3 1/2 | 6441 | +17 |
| 416201 | -2371 |
大豆 --- 高値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 JAN | 511 1/2 | 512 1/2 | 502 1/2 | 503 | -4 | 72878 | -453 |
| 01 MAR | 519 - 20 | 520 | 510 1/2 | 510 3/4 | -4 | 44382 | +1735 |
| 01 MAY | 524 - 25 | 525 | 516 | 516 1/4 | -4 | 22602 | +154 |
| 01 JUL | 531 -32 | 532 | 521 | 521 1/2 | -4 1/4 | 26429 | +709 |
| 01 AUG | 530 - 30 1/2 | 530 1/2 | 522 | 522 | -3 1/4 | 1346 | -14 |
| 01 SEP | 528 | 528 | 522 | 523 1/2 | -4 | 605 | -2 |
| 177215 | +2464 | ||||||
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| DEC | 18760 | -110 | DEC | 1479 | -12 | DEC | 254 3/4 | -5 1/4 | 110.55 - 110.71 |
| JAN | 18590 | -130 | JAN | 1501 | -16 | MAR | 270 1/2 | -6 1/4 | |
| MAR | 18330 | -180 | MAR | 1541 | -17 | MAY | 281 1/2 | -6 1/4 | |
| MAY | 18030 | -160 | MAY | 1583 | -17 | JUL | 291 1/2 | -6 |
| 本日の相場の動き |
中国コーン輸出市場参入の噂が雰囲気を反転。
コーン・大豆ともに期待以上の輸出成約が報告され、両相場は高値圏の出足を享受。しかし、間もなく中国吉林省が来年1-6月のコーン輸出テンダーの準備を始めたという情報がコーン相場に衝撃を与え、一気に大幅安値圏へ。その衝撃度は、小麦・大豆へと影響を波及させるに十分であった。
コーンの週間輸出成約は90万トン超えと先週の2倍以上が報告され、久しぶりの需要面の好材料に相場は素直に反応した。特に日本向けが30万トン強に急回復したことが、「スターリンク禍が終了し、アジア各国の需要が通常に戻る。」との期待を一部に抱かせた。しかし、その後に衝撃ニュースが待っていた。「中国吉林省の輸出班が来年1-6月積みコーンの輸出テンダー参加依頼の文書を買い手に送付した。数量は各月百万トン。」との報が相場を駆け巡ると、コーン相場は瞬く間に反転、安値圏に転落、大幅安となり、その後もその影響を払いのけることはできなかった。この報は来年の中国の輸出政策を明示するものと受け止められ、一部にはその内容に関し疑問の声もあったが、投機家の売りを促進しつづけた。
大豆は大幅増加した輸出成約を好感、高値寄りとなったが、引け時は一日の最安値で安値引け。安値のきっかけは、コーン相場が中国の来年の輸出市場参入の情報で崩落したこと。好調の輸出成約も、「パニック的な買いであり、一時的に過ぎない。」との見方が台頭したことも、安値の原因とされる。
本日のファンドの動きは、コーン10,000コントラクトの売り越し、大豆1,500コントラクトの売り越しと見られている。
| スパークス、生産量予想 |
スパークスが00/01年のコーン・大豆生産量予想を発表した。(単位:百万トン)
| スパークス | USDA(11月) | ||
| コーン | アルゼンチン | 13.8 | 15.5 |
| 中国 | 103 | 105 | |
| 大豆 | ブラジル | 33.7 | 34.5 |
| アルゼンチン | 23.6 | 23.0 |
| 各生産地の天気予報および状況 |
南アフリカ
来週月曜日までに散発的な降雨が予報されており、65%の範囲に0.25-1.0インチの予報となっている。気温は平年よりやや高目。コーンの作付と初期生育は順調。
ブラジル
11月のサマリー。11月はベルト全体にほぼ平均的な降雨量、やや高目の気温となった。その為作付が順調に進んだ。来週にかけて、北部ベルトは引き続き散発的な降雨に恵まれるが、中部南部はドライパターンとなる。この地域にまとまった降雨が見られるのは来週後半以降。大豆・コーンの作付と初期生育は順調。
アルゼンチン
11月のサマリー。11月は平均の150%という多雨になった。また気温も平年以下。その為に作付が遅れた。このパターンは11月後半から変わって、ドライで平均的な気温となってきている。今後10日間も引き続きドライパターンが予報されており、作付には恵みになる。土壌水分は潤沢にて、12月中旬までドライでも心配はない。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) 週間輸出成約高報告(11/30の週) (単位:千トン) |
| 週間成約高 | 成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 937.7 | 0.0 | 18,305.4 | 21,571.0 | 6,146.2 | 0.0 |
| 大豆 | 1,399.0 | 0.0 | 14,377.9 | 13,450.4 | 5,835.5 | 30.0 |
| 小麦 | 413.1 | 0.0 | 17,029.9 | 17,352.5 | 3,457.7 | 6.5 |
| 大豆粕 | 132.2 | 0.0 | 1,934.2 | 2,294.5 | 1,011.0 | 0.0 |
| 大豆油 | 4.4 | 0.0 | 111.7 | 170.5 | 92.9 | 0.0 |
コーン・大豆とも予想以上、特に大豆のビッグナンバーは朝方の大きなサポート要因となった。
| 2) 週間輸出高 (単位:千トン) |
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 1,015.4 | 580.8 | 12,159.2 | 13,215.3 | 57,790 |
| 大豆 | 796.1 | 682.2 | 8,542.4 | 8,354.7 | 25,860 |
| 小麦 | 481.8 | 514.9 | 13,572.2 | 14,000.8 | 29,940 |
| 大豆粕 | 88.8 | 75.4 | 923.2 | 1,173.1 | 6,440 |
| 大豆油 | 7.4 | 1 | 18.8 | 103.9 | 750 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
今年の潜在買い材料が消滅したと言うべきか。これから年末休みに向けて出てくるであろう農家売りに対抗できるだけの力を持った材料は無くなった。確かに、今回の中国のテンダーの影響を疑問視する声には一理ある。「数百万トンの売りを行ったところで、それに見合う買いを進める可能性はスターリンク問題も絡めて十分であり、ネット4百万トンの年間輸出量見込みを逸脱するとは限らない。」という見方は、可能性としてはもっともである。ただ、少なくとも年内や今後しばらく、中国頼みの買いが急減することは間違いない。投機筋の大量買いポジション、輸出需要の不透明性、そして定期下げにもかかわらず弱含んだ本日の現物相場。そこに今年中のコーン相場回復のサインは無い。( F )
(大豆)
大幅安値期待はできない。しばらくはテクニカル要因とコーンの安値から弱含みの展開となろうが、大豆・大豆粕相場の底は固い。大豆の大量輸出成約、好調な搾油需要、大豆油需要不振を補って余りある大豆粕需要、そしてヨーロッパからの新規需要期待。コーン相場が下落したからといって、中期的に大豆相場をそれに付き合わせる環境ではない。( F )
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)