(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年12月12日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
00 DEC  207  207  205 3/4  206 3/4  -1/4  5557  -1176 
01 JAN  208 1/2  208 3/4  208  208 1/4  -3/4  2774  -134 
01 MAR  216 1/4 - 16 3/4  216 3/4  215 3/4  216 1/4  -3/4  241865  -2702 
01 MAY  224 3/4   225  223 3/4  224 1/2  -1/2  59948  +365 
01 JUL  232 1/4 - 32 1/2  232 1/2  231 1/2  232 1/4  -1/4  58833  +70 
01 SEP  239 1/2  240  239 1/2  239 1/4  -1/4  7207  +200 
            412173  -2481 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  506 1/2 - 08  513  506 1/2  507 1/4  -3 3/4  73560  -748 
01 MAR  515 - 17  521  515  515 1/2  -3 1/2  50315  +1412 
01 MAY  520 - 20 1/2  525  520  520 3/4  -3 1/4  23004  -132 
01 JUL  525 1/2 - 27  531  525 1/2  526  -2 1/2  26840  +202 
01 AUG  528  529   525  525 1/4  -3 3/4  1346  -27 
01 SEP  526  526  520  520  -4 1/2  597  -7 
            185079  +941 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
DEC  19340  +200  DEC  1472  -9  DEC  254 1/2  -1/2  110.72 - 110.90 
JAN  19030  +50  JAN  1491  -12  MAR  270 1/2  -1/4   
MAR  18670  -60  MAR  1532  -12  MAY  281 1/4  -1   
MAY  18260  -100  MAY  1572  -13  JUL  291 3/4  -1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

USDA報告、波乱起こさず。

USDA報告は概ね事前予想を裏切ることなく、穀物相場は方向性を決めかねて狭い範囲で上下した。 

コーンは需給報告がやや下落要因と作用。今週中の中国のさらなる輸出市場参入が重石としてくすぶった。序盤の小麦・大豆の上伸にも、その後の下落にも左右されず、終始やや安値の位置を保ち続けた。商業筋の買い意欲が強く、下値を広げるには至らなかった。 

大豆は、需給報告の輸出増から序盤は買い先行であったが、予想された内容であったこともあり、そのうちエネルギーを失った。南米の天候もほぼ良好に推移しており、新たな強材料に欠けたことが主に投機筋による売り圧力を台頭させた。 

本日のファンドの動きは、コーン2,500コントラクトの売り越し、大豆1,100コントラクトの売り越しと見られている。 

 

USDA報告、落ち着いた内容 

概ね予想通りの内容。その中で最も市場の目を引いたのは、小麦輸出が2,500万ブッシェル増加していることであった。 

コーン: 注目された米国輸出量は事前予想通りの7,500万ブッシェル減。米国需給で変化があったのはこの部分のみ。米国期末在庫はそのまま増加し、昨年度期末在庫量を再び上回った。中国の生産量、輸出量には変化が加えられず、世界期末在庫はやや増加。 

大豆: 米国産大豆と大豆粕の輸出がそれぞれ2,500万ブッシェルと20万トン増加し、ある程度織り込まれていたものの相場では好感された。米国産輸出増に貢献したのは主にEUの輸入意欲であるが、EUの大豆輸入が91万トン、大豆粕輸入が58万トン増加したことからみても、その増加の大半は南米産が供給すると見込まれている。米国産期末在庫は、3.2億ブッシェルに減少。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

南アフリカ

前線の活動は今週も活発にて、金曜日までに65%の範囲で0.25-1.0インチの降雨予報となっている。気温も平年よりやや高目にてコーンの初期生育には恵まれた環境となっている。 

ブラジル 

来週月曜日まではベルト全体に前線の活動が活発。過去2週間に降雨がなかった南部にもタイムリーな降雨が期待される。降雨範囲はベルト全体の85%、降雨量は0.3-1.5インチを予報。気温も平年並にて、総じてブラジルの天候はここまでパーフェクトと言える。 

アルゼンチン 

明日明後日にてベルト全体の80%の範囲に0.4-1.5インチの降雨が予報される。気温は平年並からやや高目。コーン、大豆の作付はほぼ終了した。恵まれた土壌水分と平年並からやや高目の気温は初期の生育には適している。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  1999-2000   2000-2001  
  NOV  DEC12  NOV  DEC12 
作付面積(百万エーカー)  73.7  73.7  74.5  74.5 
収穫面積(百万エーカー)  72.4  72.4  73.5  73.0 
単収(ブッシェル/エーカー)  36.6  36.6  38.0  38.0 
         
初期在庫  348  348  288  288 
生産量  2,654  2,654  2,777  2,777 
輸入  4  4  3  3 
・供給合計  3,006  3,006  3,068  3,068 
搾油用  1,579  1,579  1,600  1,605 
輸出用  973  973  950  975 
種子・飼料用  90  90  90  90 
その他  77  77  77  77 
・需要合計  2,719  2,719  2,717  2,747 
期末在庫  288  288  350  320 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.65  4.65  4.40-5.00  4.50-5.10 

全くの予想通り。輸出を2,500万ブッシェル、搾油を500万ブッシェル増やして、その分3,000万ブッシェルの期末在庫減少としている。 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  1999−2000   2000-2001  
  NOV  DEC12  NOV  DEC12 
作付面積(百万エーカー)  77.4  77.4  79.6  79.6 
収穫面積(百万エーカー)  70.5  70.5  73.0  73.0 
単収(ブッシェル/エーカー)  133.8  133.8  137.7  137.7 
         
初期在庫  1,787  1,787  1,715  1,715 
生産量  9,437  9,437  10,054  10,054 
輸入  15  15  10  10 
・供給合計  11,239  11,239  11,779  11,779 
飼料用その他  5,676  5,673  5,850  5,850 
食用・種子用・工業用  1,913  1,913  1,975  1,975 
輸出用  1,935  1,937  2,275  2,200 
・需要合計  9,524  9,524  10,100  10,025 
期末在庫  1,715  1,715  1,679  1,754 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.80  180  1.70-2.10  1.65-2.05 

予想の範囲内。輸出数量を7,500万ブッシェル減少させ、その分期末在庫を増加させている。 

B00/01クロップ世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

(( )内は前月発表) 

○コーン 

  生産量  輸出   
中国  105.00 (105.00)  4.00 (4.00)   
アルゼンチン  15.50 (15.50)  8.70 (8.70)   
南アフリカ  8.50 (8.50)  1.00 (1.00)   

主だった変化はなし。注目される点として、日本が輸入数量予想を30万トン、韓国が50万トンそれぞれ減少予想となっている事。 

○大豆 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  23.50 (23.00)  4.70 (4.40) 
ブラジル  34.50 (34.50)  10.80 (10.60) 

アルゼンチンは500万トン情報修正されたが、ブラジルは据え置かれたのは意外。マーケットはブラジルも上方修正されると考えていた。また注目される点として、中国の輸入数量予想を30万トン増やして780万トンとしている事、EUの大豆輸入数量予想を90万トン、大豆粕輸入数量予想を58万トン上方修正していることが挙げられる。 

 

2)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  11月28日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1998crop  0.1  unch  45.0   unch  1,730.0   1,775.1 
1999crop  19.9  -2.7  26.2  0.5  1,375.2  1,421.3 
2000crop  591.5  35.2  0.0  unch  111.9  703.4 

- 大豆 - 

  11月28日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1998crop  0.0  unch  11.6   unch  330.9  342.5 
1999crop  3.6  -0.4  10.0  0.1  273.2  286.8 
2000crop  192.4  5.2  0.0  unch  38.0  230.4 

ニュートラル。 

 

3)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  12月8日  前週  前年同期 
コーン  7,818  7,010  NA 
大豆  4,207  4,230  NA 
小麦  38,040  38,085  36,658 

ニュートラル。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

3月限210台前半を買い。 

じり安傾向を変えるだけの目先の買い材料に乏しい。市場の注目を集めているのは、中国輸出の動向、オーストラリア飼料用小麦供給量、日米スターリンク協議、といったところだが、これら全てが、今年中に強材料に反転する公算はきわめて小さい。農家売りの進展とともに、投機家が自信を喪失して急激に買い越しポジションを縮小させている。今年は大きな波乱無く狭い動きを維持しながら、じり安傾向を継続する。( F ) 

 

(大豆) 

目先、軟調。中期的には右肩上がりを予想。 

南米は順調な進捗。しかし本日の需給報告ではアルゼンチン大豆が50万トン上方修正されたのみ。マーケットではもっと大きい修正と見られていた。とりあえず今日の相場でアルゼンチンの生産量UPが折り込まれただけ。ブラジルは据え置かれている。今後各アナリストからもっと大きな生産量予想が出され、それがプレッシャーとなってくる。12月の需給報告を終えた今、目先大きな材料はない。 

農家はまだ手持ちを持っている。実際に受渡を行わなければ売っても入金はしない。したがい税金の心配もしなくてもいい。南米の作付がほぼ終了した現在、今後の南米大豆の生産量増加予想は一旦農家に売りを考えさせるきっかけになる。また収穫後すぐにLDPを取った農家のコストは今の価格より30-40セントも下値であり、このレベルは売っても充分に利が乗っている。以上を背景に、年末・年始に向け一旦価格は安値に向うと見ている。1月限490程度まではまだ可能性があるのではないか。しかしその後は上昇。南米の天候はここまでパーフェクトであった。いつまでもパーフェクトな天候は続かないであろうし、11.6%に低下したUS大豆の在庫率で5ドルそこそこの大豆は安すぎる。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)