(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年12月15日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  211 1/2  212  209 1/2  209 1/2  - 1/4  3061  -299 
01 MAR  219 1/2 - 19 3/4  220 1/4  218  218 1/4  - 1/4  241840  +2506 
01 MAY  227 3/4  228  226  226  - 1/4  61551  +494 
01 JUL  235 1/4 - 35 1/2  235 3/4  233 3/4  233 3/4  - 1/4  60029  +445 
01 SEP  242 1/4 - 42 3/4  243  240 3/4  240 3/4  - 3/4  7247  +16 
01 NOV               
            411235  +1899 

 

大豆     --- やや高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  505 - 06  507 1/2  504 1/4  507 1/4  +3  68276  -1770 
01 MAR  515 - 15 1/2  517 1/4  513 3/4  523 1/4  +3  53399  +406 
01 MAY  520 1/2  523 3/4  520 1/2  528 1/2  +3  23597  +166 
01 JUL  526 - 26 1/2  529  524 3/4  528  +3 1/4  28118  +128 
01 AUG  526  528  522  523 1/2  +2  1396  -33 
01 SEP  523   523 1/2  522 1/2  524 1/2  +2 1/4  597  +21 
            185657  -1136 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  19000  -390  JAN  1517  +19  MAR  265 1/4  -2 3/4  112.33 - 112.52 
MAR  18700  -40  MAR  1560  +23  MAY  276 1/4  -2 3/4   
MAY  18350  -30  MAY  1601  +24  JUL  286 3/4  -2 1/2   
JUL  18160  -20  JUL  1642  +23  SEP  296 3/4  -2 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

コーン・大豆が対称的な動き。

年末特有の少ない取引量。 

コーンは、中盤まで高値推移も終盤崩れ一日の最安値圏引け。日米のスターリンク問題解決が近いとの噂、中国吉林省が輸出引き合いを取りやめたこと、台湾・マレーシア等アジアの引き合いが増えていること、などで買われるも、それら材料は新規とは言えず、買い注文を継続させられなかった。中西部の豪雪で農家売りは停滞し、現物価格は堅調推移したことも、前半の市場に影響を与えたと考えられる。後半は買い注文が不足し、小麦に歩調を合わせるように値を崩した。 

大豆は、一日の最高値圏で終了。中国・台湾が米国産コーンをさらに買いに入っているという情報、それを背景にしてか商業筋が買いの中心となった。中国の大豆・大豆粕現物価格が上昇しているため、今後も中国の買いが期待でき、EU向けとともに輸出市場を活気つかせるとの見方となった。南米の天候が順調なこと、スパークスが来年大豆作付け面積を7,532万エーカーと予想したことが頭を重くしたが、売りの手もそれほど進まなかった。 

本日のファンドの動きは、コーン1,200コントラクトの売り越し、大豆1,200コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

南アフリカ

来週の火曜日まで毎日10%程度の範囲に散発的な降雨が予報されている。気温も平年よりやや高目(最高気温25-33℃)にてコーンの初期生育には恵まれた環境となっている。 

ブラジル 

予報は変っていない。理想的な天候が続いており、来週末までベルト全体に問題ない天候予報となっている。気温は平年並(27-34C)。前線の活動も活発にてタイムリーな降雨が全体に見られる。 

アルゼンチン 

前線がひとまず遠ざかり、来週前半まではドライ。気温も高目。ベルト全体で最高気温は90度台半ばまで上がる予報。しかし水曜日には次の前線が予報されており、気温も下がる。総じて穀物の生育は順調。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーのみ)

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  12月12日現在  事前予想 
とうもろこし  42,598 LONG  37,000 LONG  
大豆  31,105 LONG  27,400 LONG 
大豆粕  30,726 LONG  36,600 LONG 
大豆油  9,108 SHORT  7,000 SHORT 

コーン・大豆とも予想より大きなロングポジションとなっており、やや弱気材料。 

 

2)ブラジル大豆作付進捗(サフラス発表) 

 

12/15現在  昨年同時期  平均 
98%  94%  93% 

順調な作付進捗にてやや弱い材料。アルゼンチン大豆は63%の進捗にて昨年と同じ進捗。先週からのドライな天候が作付を進捗させた。 

 

3)キャトル オン フィード レポート 

 

  USDA  事前予想平均  事前予想幅 

12月1日飼養頭数 

 

102% 

 

102.6% 

 

102.0-103.8% 

 

11月導入頭数 

 

92% 

 

93.1% 

 

87.0-98.0% 

 

11月マーケティング 

 

102% 

 

101.7% 

 

99.7-103.4% 

 

ほぼ予想通り。大きなインパクトにはならない。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

輸出復調の兆し?今年12月第一週までの年度輸出成約は7.26億ブッシェル。USDA見込み輸出量の約33%である。カンザス大学の調べによると、過去25年間のこの時期までの成約平均は47%であるという。そして、25年間のうち33%というのは最低成約進捗率だ。スターリンクなどの問題があったにせよ、10%以上の遅れは550万トン以上の遅れを意味する。これを単に遅れと言えるのか、USDAの輸出量見込みが多すぎるのかという議論はまだしばらく続く。中国が輸出姿勢を引っ込めたが、これをWTO加入への一歩と見ることは当分できない。スターリンク問題で日米合意がなされたとしても、影響がそれで収まるかどうかも明確でない。年内に近いうちに550万トンの遅れを積極的縮めるだけの材料は表れそうにない。3月限210台前半をターゲット。( F ) 

 

(大豆) 

ファンドはこの一週間で約11,000コントラクトのロングポジションを積み増ししているが、相場はほぼ変らずかやや下げている。徐々にではあるが、農家売りが出てきている証拠とも言える。またファンドにとって月末は月次報告をしなければいけないが、今月は年末にも当たる。クリスマスというアメリカでの一番のホリデーを控えていることもあり、ポジションの手仕舞いが思ったより進む可能性がある。買い上がっていこうとしても思ったように値が上がってこないジレンマから、意外に手仕舞いが早くすすこともありうる。目先の相場は安いと見ているが...(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)