(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2000年12月18日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- 高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 JAN | 213 - 13 1/4 | 216 | 213 | 215 1/2 | +5 1/4 | 4768 | +1707 |
| 01 MAR | 220 1/4 - 20 3/4 | 223 1/2 | 220 1/4 | 223 1/4 | +5 | 238016 | -3824 |
| 01 MAY | 228 1/4 - 28 1/2 | 231 3/4 | 228 1/4 | 231 1/4 | +5 | 61823 | +272 |
| 01 JUL | 236 - 36 1/4 | 239 1/2 | 236 | 239 1/4 | +5 1/4 | 60987 | +958 |
| 01 SEP | 245 | 246 1/4 | 244 1/2 | 246 1/4 | +5 1/4 | 7383 | +136 |
| 01 NOV | |||||||
| 410043 | -1192 |
大豆 --- 高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 JAN | 511 1/2 - 12 3/4 | 514 | 509 1/4 | 509 3/4 | +2 1/2 | 59439 | -8837 |
| 01 MAR | 522 - 23 1/2 | 524 | 519 1/2 | 520 | +3 1/4 | 55103 | +1704 |
| 01 MAY | 527 - 28 | 529 1/2 | 525 1/2 | 525 3/4 | +2 1/2 | 23796 | +199 |
| 01 JUL | 532 1/2 - 34 | 534 | 531 | 531 3/4 | +3 1/4 | 28079 | -39 |
| 01 AUG | 532 - 33 | 533 | 531 | 531 | +3 | 1401 | +5 |
| 01 SEP | 527 | 527 | 526 | 531 | +2 3/4 | 603 | +6 |
| 178890 | -6767 | ||||||
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| JAN | 19190 | +190 | JAN | 1513 | -4 | MAR | 268 3/4 | +3 1/2 | 111.96 - 112.27 |
| MAR | 18910 | +210 | MAR | 1552 | -8 | MAY | 279 1/2 | +3 1/4 | |
| MAY | 18550 | +200 | MAY | 1593 | -8 | JUL | 289 1/2 | +2 3/4 | |
| JUL | 18340 | +180 | JUL | 1633 | -9 | SEP | 299 1/2 | +2 3/4 |
| 本日の相場の動き |
輸出上向きの期待。
コーン相場は、日米でスターリンク検査要項に合意があったと報じられ、輸出復調期待から旺盛な買いが入った。一時、週間輸出検証高が2.9千万ブッシェル強とやや事前予想を下回ったことから値を削ったが、高騰する現物価格にも支えられ、最終的には買い意欲は止まらなかった。ブラジルの機関がコーン生産量を3,830万トンとUSDA(3,700万トン)以上と予想したことも方向を変えるに至らず。これまで序盤に上昇、その後勢いをなくすというパターンが多かったため途中慎重論も出たが、本日は流れが変わらず引けにかけても買い続けられ、3週間ぶりの高値で終了した。
大豆は、高値引けはしたが、序盤の上昇分の多くを削った。乾燥して発芽期を迎えているアルゼンチン南西部では週末降雨が無く今週も雨の可能性が低いこと、米国で現物の動きが停滞し価格上昇圧力が見られることが、序盤の相場急上昇の引き金となった。コーンが大きく跳ねていることも相乗効果があった。ただ、輸出検証高で予想以下の数字が出た前後から買いは減少し始め、NOPA搾油報告も11月が10月に比べて減少していることもあり、値を伸ばせなかった。
本日のファンドの動きは、コーン5,000コントラクトの買い越し、大豆2,500コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
ブラジル
週末は北部で雨。今後も2日間同地域で降り続く。その後雨の範囲は中央部か南部へと移り、今週全体で45%の範囲に雨をもたらすことになる。水分量は十分であり、コーン・大豆の早期生育には問題がない。
アルゼンチン
週末は東部ブエノスアイレス州で雨。今後は、水曜日と木曜日に北部・東部の45%の地域に降雨がある。乾燥懸念がある南西部では、今週中の雨は無さそうで、コーンベルトの3分の1、大豆エリアの4分の1にあたる地域の発芽を妨げることになる。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)輸出検証高(12月14日の週:千ブッシェル) |
| 同週 | 前週 | |
| コーン | 29,014 | 29,500 |
| 大豆 | 15,128 | 29,203 |
| 小麦 | 20,352 | 27,623 |
大豆が少なく、前半の上伸を抑えた。
| 2)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーズ・オプションズ) |
ファンドネットポジション (単位:コントラクト)
| 12月12日現在 | |
| とうもろこし | 14,364 LONG |
| 大豆 | 16,428 LONG |
| 大豆粕 | 33,263 LONG |
| 大豆油 | 16,277 SHORT |
コーンの買い持ちが意外と少なく強材料。
| 3)NOPA搾油報告 |
| 11月 | 10月 | 11月(昨年) | |
| 大豆搾油可能量 | 157,708 | 162,965 | 170,878 |
| 大豆搾油量 | 140,110 | 145,726 | 140,917 |
| 大豆粕生産量 | 3,326,406 | 3,481,294 | 3,354,655 |
| 大豆粕イールド | 47.77 | 47.78 | 47.61 |
| 大豆粕輸出量 | 705,941 | 725,258 | 749,655 |
| 大豆油生産量 | 1,566,641 | 1,645,157 | 1,587,962 |
| 大豆油イールド | 11.18 | 11.29 | 11.27 |
| 大豆油在庫 | 1,782,367 | 1,741,775 | 1,259,896 |
需要期のため多めの大豆搾油量が期待されていただけに、搾油量減少は失望であった。
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
3月限なら210台前半。
中西部はドカ雪に見舞われている。シカゴ地方であと2インチ雪が降れば月間の降雪記録を破るらしいが、今晩すでに6インチの降雪予報が出ており、記録更新は確実。窓の外を見れば、高速道路にぎっしりと自動車やトラックが幾重にも詰まっており、微動だにしない。中西部の陸上交通事情は麻痺状態に近い。一方、河川輸送はどうかと言えば、同様である。これも記録的な寒波が極めて低い気温をもたらし、すでに何とセントルイスにも氷塊が流れ着き始めている。ミシシッピ川・イリノイ川の上流凍結とかねてからの水量不足により、艀運航の停滞度は麻痺とは言えないまでも、異常といえるレベルまで来ている。現物売りが加速できなくなるのも当然であろう。相場上昇には最適の舞台が整ったところへ、スターリンクも絡み遅れていた輸出成約がヒット、相場が噴き上がった。
天気予報家によれば、中西部の寒波は今後2週間は継続するらしい。それが本当ならば、その期間は大幅下落期待は難しいかも知れない。さて、その後寒波が緩み交通難が緩和されれば、今度は「遅れていた」農家売りの出番である。農家売りの遅れは明白であり、それはこの交通事情によって加速されている。今現在の輸出需要が今後も継続することが前提で上昇した相場でもあり、中期的な相場展開は意外な方向へ流れる。3月限210台前半がターゲット。( F )
(大豆)
大豆粕堅調は中長期に続くが、大豆堅調はそれほど長くはない。
大豆・大豆粕の輸出需要は当分高そうである。その理由は各所ですでに述べられているためここであらためて言うまでもない。また、11月の搾油量は10月より減少したとは言え、国内・国外の需要好調に引っ張られ、以前の低搾油量のレベルを脱し、新局面に入った観を呈している。意外なのは、大豆油需要の堅調であろう。大豆油が米国内で記録破りのペースで使用されており、これが実は搾油量を安定させている一要因である。しかし、これが人々の目を幻惑している。
現実はこうである。1)EU特需等により大豆粕主導の搾油量増加圧力がかかる。 → 2)搾油増加で大豆油が市場に溢れる。 → 3)大豆油が他食用油比、安くなる。 → 4)一時的に大豆油の需要が膨らむ。という図式で見事に大豆油需要は搾油量増に一役買っている(ように見える)。ところが、一方で米国内の食用油在庫過剰には変化がない。大豆油が一時的にバカ売れしているのを横目に、コーン油が燃料に使われ始めている現実も、そのことを如実に表している。
この現象は、その性質上長く続かない。まずは、大豆油在庫が増えつづけて大豆油消費好調のメッキが剥げる。粕主導の搾油にもいずれは限界が来て、搾油量は来年早々にも急落する。それが、大豆現物売り増加と時期が重なる。大豆は軟調となる。しかし、一方で大豆粕需要は高いレベルを維持する。大豆粕は不足気味となり、高値傾向がますます強まる。 ( F )
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)