(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年12月26日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変らずの寄付き、ほぼ変わらずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  220 1/4  220 1/2  219 1/2  220  -3/4  2577  -606 
01 MAR  226 1/4 - 26 3/4  227 1/4  226  226 3/4  0  228765  -1941 
01 MAY  234 1/4  235  233 3/4  234 1/2  0  65517  -132 
01 JUL  242 - 41 3/4  242 1/2  241  241 3/4  -1/2  60497  -732 
01 SEP  249   249  248 1/2  248 1/2  -1/4  7530  +142 
01 DEC  258 1/2 - 58 1/4  258 3/4  257 1/2  258  -1/2  37965  +377 
            406028  -2849 

 

大豆     --- やや安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  510  510 3/4  504 3/4  505 1/4  -5  33282  -4131 
01 MAR  518 1/2 - 17 1/2  519  510  512  -6 1/4  75314  +3744 
01 MAY  525 - 24 1/2  525 3/4  519 1/4  520  -4 1/4  24436  +159 
01 JUL  530 - 29  530 1/4  524 3/4  525 1/2  -3 3/4  28755  +228 
01 AUG  527 1/2  529  524 1/2  525   -3  1526  +8 
01 SEP  523  523  523  523  0  600  +3 
            175147  +308 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  19460  -140  JAN  1479  -22  MAR  274 1/2  -1 1/4  113.16 - 113.60 
MAR  19030  -130  MAR  1504  -35  MAY  285 1/2  -1 1/4   
MAY  18500  -180  MAY  1543  -36  JUL  295 1/2  -1 1/4   
JUL  18310  -150  JUL  1576  -43  SEP  305 1/4  -1   

 

 

本日の相場の動き

 

薄い取引量の中、大豆に売り圧力。

コーンは、大豆・小麦の下げにも動揺せず、値幅の小さな動きで年末ムードを終日貫いた。どちらかと言えば強材料が目についた。日本向けを中心とした予想以上の週間輸出検証高、依然続く産地の寒波と遅い河川航行、アルゼンチン南部のコーン産地の水分不足。ブラジル・サフラス社がコーン生産高を3810万トン(USDAは3700万トン)と予想したことは売られる要因となったはずだが、本日のコーン相場はどの材料にも機敏な反応を示さなかった。 

大豆は、輸出需要を支えてきたアジア諸国が年末年始は動きが鈍いとの考えで軟調。また、CBOTが現在の河川凍結に対応する受渡しシステムの見解を示したことが、投機筋の売りを誘導した。サフラス社がブラジル大豆生産量見込みを前回から80万トン上積みし、3,530万トンとしたことも弱気を誘った。 

本日のファンドの動きは、コーン900コントラクトの買い越し、大豆2,400コントラクトの売り越しと見られている。 

 

河川凍結時におけるCBOT受渡しシステム 

2000年1月から開始された新CBOT受渡しシステムは、CBOTに認定されたイリノイ川沿いのリバーエレベータがその主要な受渡しポイントとなっている。受け手が艀積みを要求すれば、それから3日以内に渡し手(エレベータ側)があらかじめ決められた積みペースで作業を始めねばならない。 

今冬のイリノイ川上流の河川凍結に関し、当初は「凍結している上流にある渡し手は、積み要求を受けたら凍結していない場所で艀を渡すよう手配せねばならない。」と見込まれていた。しかし、CBOTは昨金曜日「現況のような交通手段に妨げがある場合、渡し手はあらかじめ決められている積みペースに関しての責任は免除される。」という主旨の見解を発表した。 

1月限の現物を受けようとしていた受け手は、このCBOT見解をベースにすると、現物がいつ入手できるのかがはっきりしないということになる。そこで、受け手が手持ち買いポジションを整理するとの思惑から、特に受渡し量が多いと見られていた大豆に売りが集まったわけである。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

週末も南部を中心に降雨が見られた。今後1月の初旬まで散発的な降雨と平均的な気温に恵まれ、穀物の生育は順調に進む見込み。 

アルゼンチン 

週末の降雨も北部、東部に限られた。今後48時間に65%の範囲で降雨が予報されるが、これも南部には来ない。来週中旬には次の降雨予報が出されており、これが南部地域に降雨をもたらすかどうかが今後に大きな影響を与えそう。 

アメリカ中西部 

引き続き寒気に覆われている。大寒気という程にはならないまでも、気温は平年を大きく下回っている。今後12日間もこのパターンは変らずに、この期間中3つの寒気団が続けざまに中西部に流れ込んでくる予報。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(12月16日-22日:千ブッシェル)

 

  発表数字  予想 
コーン  39,141  28-37 
大豆  17,688  20-28 
小麦  13,658  19-24 

大豆は予想以下にて弱気。コーンは予想以上ではあったが、農務省の輸出予想に追い付くには44-45の数字が必要にて、差程強気材料にもならなかった。 

 

2)ブラジル大豆生産量予想(サフラス発表) 

 

12/22現在  昨年 
3,537.5万トン  3,300万トン 

史上最高の生産量予想となっており、やや弱い材料とされた。 

 

3)ローンデータ (百万ブッシェル) 

−コーン− 

  12月19日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1998crop  0.1  unch  45.0   unch  1,730.0   1,775.1 
1999crop  13.9  -1.8  28.1  0.4  1,379.3  1,421.3 
2000crop  688.0  31.7  0.0  unch  162.3  850.3 

- 大豆 - 

  12月19日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1998crop  0.0  unch  11.6   unch  330.9  342.5 
1999crop  2.7  -0.3  10.4  0.1  273.7  286.8 
2000crop  182.2  -14.4  0.0  unch  70.2  252.4 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

3月限210台前半。 

それなりに大きな投機筋の買い持ち量にもかかわらず、大豆・小麦が下げた場面で持ちこたえたのは印象深い。まだ当分定期相場が現物高騰に引っ張られる場面が続くという表れであろう。しかし、夏場の天候をベースにした需給論とは違い、今回の現物価格上昇は期間限定的物流問題に起因するものであり、中長期の需給関係に大きな影響を及ぼさない。仮にしばらく寒気が緩まず現物高騰が続いたとしても、定期相場に対する影響は性質的に長く続かない。さらに、1月に入って納税期を考慮する必要がなくなったときの現物価格高騰は農家売りを刺激する。3月限コーンのターゲットは210台前半。( F ) 

(大豆) 

現物相場の高騰は強気材料、しかし年末を控えてのファンドのロングポジション調整も予想される。変らずに相場は動きずらい状況。しかし年末から期待された農家売りがほとんど見られなかった事から、年明けのどこかの段階では農家売りが目立つと考えている。それは中西部の寒波が過ぎ去り、寒波による一時的需要からの価格上昇が期待出来なくなった時ではないか。もちろんそれまで南米の天候が良好であるという条件が必須となるが。 

余談ではあるが、本日債権市場においてオーダーミスから価格が大きく上下したとの噂があった。500コントラクトの売り対し、5000コントラクトの売りオーダーを間違ってコンピューターに入れてしまったらしい。人伝であればこれだけ大きなオーダーには受けた方も確認をするためミスがすぐに発覚するが、コンピューターであったためそのまま流れてしまったと言われている。(N) 

 

 

 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)