(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2000年12月28日

 

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  221 1/2 - 22  223 1/2  221  222 1/2  +2 1/4  1844  -471 
01 MAR  229 3/4 - 30 1/4  232  229 1/4  230 1/4  +1 1/2  231750  +1260 
01 MAY  237 1/2 - 38  240  237  237 3/4  +3/4  67509  +893 
01 JUL  244 1/2 - 45  246 3/4  244 1/4  245  +1 1/2  60722  +169 
01 SEP  251  253 1/2  251  251  +1   8063  +377 
01 DEC  260  262  259 1/2  260 1/2  +0  39415  +1189 
            412771  +3683 

 

大豆     --- 高値寄付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  501 - 02  502  496 1/2  497 1/2  -1  18680  -8867 
01 MAR  511 1/2 - 11 3/4  513  506 3/4  508 1/4  -1/2  83177  +4046 
01 MAY  520  520 1/2  514  515 1/2  -1 1/2  24318  +63 
01 JUL  525 - 25 1/2  526  520  521  -1 1/2  27925  -771 
01 AUG  524 1/2  524 1/2  519 1/4  519 3/4  -1 3/4  1447  -65 
01 SEP  518  519  513  514  -4  605  +5 
            167848  -5215 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  19400  +120  JAN  1453  -8  MAR  271 3/4  -1   114.40 - 114.82 
MAR  18950  +80  MAR  1489  -7  MAY  283   -3/4   
MAY  18460  +10  MAY  1531  -7  JUL  292 3/4  0   
JUL  18240  +0  JUL  1572  -6  SEP  302 1/2  -2    

 

 

本日の相場の動き

 

スパークスの低生産量予想、買い継続させられず。

今朝のスパークスの00/01年生産量予想はコーン・大豆ともに11月のUSDA見込みを下回った。 

コーンは、特にスパークスの予想が98億ブッシェル台とUSDAを大幅に下回ったことから、前半の穀物相場高値推移の原動力となった。中盤は中だるみ気味に値を崩したが、依然寒気が緩まず国内飼料需要に期待ができること、原料の天然ガス高騰から肥料不足となっており来年のコーン作付面積大幅減が予想されることなどから、本日は投機筋の買いは間断無く続いた。 

大豆の場合は、スパークスの数字は予想の範囲内であったと言える。序盤こそ、USDAより低い生産量予想に高値気味となったが、その後も支える力は無かった。アルゼンチンの一部はまだドライであるものの、南米では広範囲に雨が続いており、南米豊作の可能性が市場参加者の頭から離れず、相場は緩やかに安値に動いた。産地の豪雪と低気温からの貨車・トラック輸送の混乱が依然続いており、現物価格の波乱要因となっていることが話題になったが、下げ幅を制限するに止まった。 

本日のファンドの動きは、コーン13,500コントラクトの買い越し、大豆500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

引き続き降雨に恵まれている。今後5日間に予報される降雨はベルト全体の75%の範囲に0.25-1.25インチとなっている。土壌水分は平均以上を保っており、平年作以上が見込まれる。 

アルゼンチン 

ここ2日間での降雨はベルト全体の70%の範囲に0.2-1.7インチとなった。ドライが懸念されていたブエノスアイレス州にも数週間振りの降雨となった。次の降雨は来週火曜日から。昨日よりも降雨範囲が広がり50-60%の範囲に0.2-1.2インチの予報となっている。今後10日間の気温は平年並。総じて穀物の生育はいい状態を保っているが、南部地域にもう少し降雨が欲しい所。 

アメリカ中西部 

今朝の天気モデルは昨日までとやや変化して、来週の冷え込みが緩んできている。これは来週予想されていた寒気団が東にずれる予報となったため。しかし平年よりも低い気温予報には変りはない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)スパークス生産量予想

 

  スパークス(イールド)  USDA12月 
コーン  9.873 (135.3)  10.054 (137.7) 
大豆  2.710 (37.2)  2.777 (38.0) 

強気材料。特にコーンが予想以上に少ない数字となり、寄り付きの高値理由となった。 

 

2) ホッグ & ピッグ四半期レポート(9/10/11月) 

 

  USDA  事前予想平均  事前予想幅 

12月1日飼養頭数 

 

101.0% 

 

100.6% 

 

99.5-102.0  

 

導入頭数 

 

101.0% 

 

100.8% 

 

100.0-102.0 

 

 マーケティング 

 

101.0% 

 

100.7% 

 

99.4-102.0 

 

予想の範囲内にてニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

3月限狙いは210台前半。 

USDAを1.5億ブッシェル下回るスパークスの生産量見込み。1万3千コントラクトを越える投機筋の一日の買い越し量。これらが一日の材料とすると、普通相場上昇幅は5〜7セントと言ったところか。ところが、本日の上げ幅は1〜2セント。やや河川航行に動きが出てきたことで現物相場が久しぶりに反落したことを受けたためか、商業筋の売りが投機筋を見事に迎え撃ったことがその主因であろう。確かにスパークスの数字は衝撃的とも言えるが、これが来月のUSDA報告の生産量下限を形成したことで、相場は生産量減に対する免疫を持った。9万コントラクトを越える投機筋の買い越しポジションはどこで巻き返されるのか。3月限の狙いは210台前半。( F ) 

 

 

(大豆) 

3月限5ドル割れからの買い下がり。ただ安値は長く続かない。 

来週から年度が変る。年度が変れば農家には売りのきっかけとなり、農家売りも増えてくるのが通常。特に今年は例年より売りが遅く、売り残しはまだ多く残っていると言われている。また南米の順調な生育も農家売りのきっかけになるであろう。しかし逆に言えばこれだけ順調な状況をすでに織り込んでおり、大きな下げを期待するのは危険。中国、欧州と需要は控えており、中期的には上昇トレンドを予想している。 

思えばこの3年間は天候に恵まれてきた。恵まれた天候が当たり前のような感覚になりつつあるが、今冬の天気パターンはちょっと違っている。北米を流れるジェットストリームは通常は西→東であったが、今年はいびつで極端にいうと北→南となっている。まだいうには早いが、来夏の天候パターンが変って不作の年になるかもしれない。今冬が異常気象である一つの例をあげると、シカゴの12月の平均最高気温が華氏19度と平均の華氏31度から12度も低くなっていることからも伺える。 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)