(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年1月4日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、ほぼ変わらずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  226 3/4 - 22 1/2  223 3/4  222  223 3/4  +1/4  604  -112 
01 MAR  229 1/4 - 30  230 1/4  228 1/4  230  +0  250584  +2940 
01 MAY  237 - 37 1/2  238  236  237 1/2  +0  74474  +843 
01 JUL  244 1/4 - 45  245 1/2  243 1/2  245  +0  63785  +374 
01 SEP  251 1/4 - 51  252 1/4  250 1/2  251 3/4  +1/4  8882  +195 
01 DEC  260 1/2  261 1/4  259 1/2  261  +0  43626  +699 
            446508  +5278 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 JAN  497  498  491  492 1/4  -5  6442  -816 
01 MAR  506 - 05  506 1/2  499  500 1/2  -6 1/4  88581  -966 
01 MAY  512 1/2 - 13 1/2  514 1/4  507 3/4  508 3/4  -5 1/2  24407  -6 
01 JUL  519 - 19 1/2  520 1/4  513 3/4  514 3/4  -5 1/2  28563  +1178 
01 AUG  517 1/2  518 1/2  513  513  -6  1635  -3 
01 SEP  510  511  506  506  -6 1/2  916  +285 
            163084  +99 
               
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
JAN  18980  -190  JAN  1451  -12  MAR  284 1/4  +1   
MAR  18560  -100  MAR  1480  -12  MAY  295 1/2  +1   
MAY  18170  -90  MAY  1519  -13  JUL  305 3/4  +1 1/4   
JUL  18020  -80  JUL  1558  -15  SEP  315 1/2  +1 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

コーンは大豆の下げに弱含みの展開を余儀なくされたが、終始商業筋と投機筋の買いに支持され崩れることは無く、結局最終局面では前日引け近くに戻した。米国産地での気温上昇、アルゼンチンでの雨予報などがやや弱材料となったものの、方向性を決する新規材料には欠けた。しかし、各レベルで旺盛なプライシングタイプの買い注文が待ち受け、大豆の動きとは一線を画した。

大豆は、アルゼンチンでの週末の降雨予報を引き金に、終始売り注文が目立つ展開。投機筋の買い持ちポジション整理の動きも見られた。中国による米国産大豆2月積み2〜3杯買い付けの情報もあったが、南米産大豆の豊作予想、米国現物価格の下落基調が重石になった。引け間際に6週間ぶりの安値。 

本日のファンドの動きは、コーン2,500コントラクトの買い越し、大豆2,600コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

本日も北部3分の1で雨となっている。週末にかけてこの雨の範囲は南方へ拡大する見込み。生育地域全体で土壌水分は十分であり、コーンの受粉と大豆の開花過程に向けて良好な環境となっている。 

アルゼンチン 

今後2日間はドライが続く。金曜日遅くに南西部に雨が到来、その後北東部に移動しながら65%の範囲に1インチ前後の水分をもたらすと見られる。南西部の降雨は多くなく、今月受粉を迎えようとしているコーンは、イールド減の可能性がさらに高まってきた。 

アメリカ中西部 

来週まで気温は徐々に上昇するが、1月後半から再度寒波の可能性がある。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等

主要な発表は無かった。(輸出成約報告は明日)

 

本日のトーメンの意見

 

コーン栽培が大豆に比べて手間がかかることはよく知られている。与肥料・農薬の回数が多く、大豆に比べてノーティル(作付前の土起しをしない方法)には適さず、大豆のラウンドアップレディーほど優れた遺伝子組換品もなく、カビ・害虫・気候の変化に弱いため生育中は目が離せない。つまりほぼ全ての行程でより手間がかかっている。それでも中西部の農家は、一般的にコーンを植えたがる傾向にあった。土壌保全の理由から、基本的にはコーン/大豆を交互に植える農家が多いが、コーン/コーン/大豆/コーン/コーン/大豆というパターンも決して珍しくはない。手間がかかるのになぜコーンを志向するのか。言うまでも無く、コーンの方が面積当りの上がりが大きいからである。昨年の今頃のように、大豆収入がコーン収入に近づくと、大豆作付面積増・コーン減が市場で取り沙汰される。

今年の場合はどうかと言うと、現在の相場を基にすると、一般的な中西部の農家のコーン・大豆収入見込みがとうとう逆転してしまっている。つまり、手間がかかるコーンからの見込み収入が手間のかからない大豆より少ないわけだ。主な理由は肥料代の高騰と大豆の高いローンレートだ。原料天然ガス高騰で複数の肥料生産工場が操業停止していることが報じられ、すでに相場はそれに起因するコーン作付け減が織り込まれている。しかしながら、大豆収入がコーンを上回るという現在の相場がどこまで農家の伝統的作物選択手法を変化させるかはまだ明確でない。場合によっては、大豆面積がコーンを上回るということも可能性に含めなければならないのかも知れない。 

コーン相場は、期末在庫大幅減が織り込まれたUSDA報告、高い投機家の買い持ち、高騰した現物価格の反落の可能性、などから今後安値傾向となっていくと予想する。しかし、買い側であれば各人が狙いレベルを持つことが要求される。コーンは一度下値を見た後、上記理由等や小麦の強さから底値離れするシナリオが考えられる。買いのターゲットは3月限210台前半。 

大豆相場は、強くなりにくい。食用油の余剰と大豆粕需要の落ち着きから、今後搾油量調整がされる方向にあると見られ、新穀作付け面積増懸念と相俟って、他商品追随で上昇しても売り浴びせられるというパターンがよく見られるのではないか。3月限485が当面のターゲット。 ( F ) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)