(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年1月23日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変らずの寄付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  215 1/4 - 15 3/4  216  213 3/4  214  - 1 1/4  208551  -2611 
01 MAY  223 1/2 - 24  224  222  222 1/4  -1 1/4  99114  +5392 
01 JUL  232  232  230  230 1/2  -3/4  75102  +427 
01 SEP  239 1/2 - 39 3/4  240  238 1/4  238 1/2  -1/2  13194  +109 
01 DEC  250 1/2 - 50 3/4  250 3/4  248 1/2  248 3/4  -1 1/4  60420  +1755 
02 MAR  259  259  257 1/2  257 3/4  -1  3897  +55 
            463388  +5178 

 

大豆     --- やや安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  475 - 76  476 1/2  468  468 1/4  -8 1/2  82562  +140 
01 MAY  481 1/2 - 82  482 3/4  474  474 1/4  -8 3/4  27477  -83 
01 JUL  488 1/2 - 89  489 1/2  480 1/2  481  -9  27085  +73 
01 AUG  487  487  478 1/2  478 3/4  -9  1913  -18 
01 SEP  484  484  476  477 1/2  -6 3/4  1589  +5 
02 NOV  487 - 88  488  478 1/2  479 3/4  -7 3/4  18122  +116 
            159313  +241 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  17410  -380  MAR  1465  +0  MAR  285 3/4  +1/2  116.90 - 117.16 
MAY  16970  -310  MAY  1503  -1  MAY  297 3/4  +1   
JUL  16790  -330  JUL  1544  +0  JUL  308 1/4  +1/2   
AUG  16690  -290  AUG  1560  +3  AUG  318 3/4  +1 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

本日も主役は大豆。が、昨日とは方向が逆。

昨日とは打って変わった投機筋による大豆・大豆粕売り攻勢。コーンは比較的静かに推移するも、もらい下げ。 

コーンは、安値圏で過ごす時間の方が長かったものの、売り一本槍の大豆ピットを横目に比較的冷静な動き。商業筋の買い意欲が強く、一方的な下げには強固な歯止めがかかった。新規材料は乏しく、安値引けの主因は大豆・大豆粕の下げである。全体の弱気感に変化は無かった。 

大豆は、昨日反動で上げた相場への反動。ファンダメンタルズの改善無しに上昇した昨日の上昇に対し、投機筋はノシをつけて返した。新規の売り材料があった訳ではないが、投機筋が開始後から積極的に売りまくった。コーンと違って商業筋の援護も少なく、相場は無抵抗に下落した。大豆油がその安値を利して燃料に使用される(一部でもすでに使用されている)との情報が、大豆油相場を何とか昨日レベルで維持させた。 

本日のファンドの動きは、コーン1,500コントラクトの売り越し、大豆3,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

今週も前線の活動は活発。今週トータルにて75%の範囲に0.5-1.5インチの降雨量予報となっている。コーン・大豆の生産性は高水準となると考えられる。 

アルゼンチン 

木曜日からの降雨が、水分不足であったベルト南西部にも移動して来る予報に変ってきた。範囲は65%にて0.25-1.0インチの降雨が見込まれる。コーンは受粉の真最中にて恵みの雨となる。コーンはこれにて一番大切な受粉時期を無事に通過することになりそう。大豆はもう少し先。 

南アフリカ 

気温は80度台中盤から90度台。今週は木曜日から降雨が予報されている。降雨の中心は南東部にて、40%の範囲に0.25-1.25インチを予報。ベルトの北西部は土壌水分が不足しており、イールドの低下は避けられそうにない。すでに17%の生産量を失っていると言われている。 

アメリカ中西部 

6-10日間予報は引き続き温暖。中西部全体に平年並以上の気温と降水量予報となっている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1)ローンデータ (百万ブッシェル)

−コーン− 

  1月16日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1999crop  8.3  -0.5  29.4  0.3  1,383.6  1,421.3 
2000crop  899.6  33.3  0.0  unch  282.4  1,182.0 

- 大豆 - 

  1月16日  先週比  質流れ量合計  先週比  引き出し量合計  ローン合計 
1999crop  1.9  -0.2  10.8  0.1  274.2  286.9 
2000crop  179.3  1.9  0.0  unch  113.7  293.0 

ニュートラル。 

 

2)受渡可能在庫 (千ブッシェル) 

 

  1月19日  前週  前年同期 
コーン  10,340  9,778  NA 
大豆  4,635  4,745  NA 
小麦  38,062  37,894  36,493 

予想の範囲内にてニュートラル。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

さて、次の興味は、「ターゲット内の3月限210台前半に入った今、どれくらい買えばよいのか。まだ安値はあるのか。」ということに移る。今週木曜日の週間輸出成約は久々の百万トン越えが予想されており、明日は堅調推移見込みであるが、その中で下値余地はあるのか。 

ここ2〜3日の動きから推測する。本日の動きをもって、「大豆の大幅下落に対し、コーンは良く我慢した。この動きはコーン相場の上昇指向を暗示しており、底は入った。」という意見は少なくない。しかし、この理論では昨日の動きは説明できない。簡単に言うと、現在のコーン相場を支えているのは、凄まじい勢いで入ってくる商業筋のプライシングだ。一旦230を見た後では、215レベルが誰の目にも魅力的に映ったのは理解できる。昨日は215以上を追わず、本日は214付近で売り注文をがっぷり受け止めた、というのが真相だ。しかし、時がたてば色は移ろう。215レベルが3日以上も続くと市場の平衡感覚には変化が表れる。現在の大量プライシング抜きにしては、現レベルの維持は不可能。すなわち、弱気環境に「安値感」のみで対抗してきた相場に、下値余地が現れる。 

現レベルで買い姿勢は継続するも、210前後までを狙うのを欲張りとは思わない。( F ) 

 

(大豆) 

ファンドがネットショートに転じてきてから更にショートの積み増しにかかっている。今日現在フューチャーだけでは7,600コントラクトのショート、オプションも含めると16,700コントラクトのショートと考えられている。ファンドが一旦ポジションを取ったらある程度とことん勝負に入る。今日の価格より下は売られ過ぎ感もあり一旦サポートされる可能性が強いが、ファンドの売り意欲がすぐになくなるわけではなく、ポジションはしばらく様子見となる。 

ブラジルの大豆は相変らず順調。ブラジル貨幣のレアルも、このところずっとドルに対し1.95-2.0レアルと低位安定しており、輸出競争力が出ている。このまま順調に、開花・着鞘にはいれば2月にフェブラリーブレークが起る可能性も出てくる。もっともこれは天候次第となるが。 

話は反れる。アメリカの国勢調査(センサス)は5年に1度行われる。最新版は昨年実施された。政府もマスメディアを使い大変なキャンペーンをして回収にあたるが、それでも回収率は67%に過ぎなかった。ただこの67%が前回の65%を抜いて過去最高の回収率となった。また大統領選挙はあれだけの盛り上りを見せたようにみえるが、実際には有権者の約二人に一人は投票をしていない。分野も仕組みも違うが、こういう数字をみるにつけ農務省が発表する数字も本当に全体を表しているものか?という疑問が沸く。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)