(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年1月25日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変らずの寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  215 3/4 - 215 1/4  215 3/4  213 1/4  213 1/2  -2  201307  -90 
01 MAY  224 - 23 1/2  224  221 1/2  221 3/4  -1 3/4  101180  +2393 
01 JUL  232 - 32 1/2  232 1/2  229 1/2  229 3/4  -1 3/4  75111  +161 
01 SEP  239 - 38 3/4  239  237 1/2  237 1/2  -1 3/4  13596  +33 
01 DEC  250 1/4 - 50  250 1/4  248  248 1/4  -1 3/4  61801  +507 
02 MAR  258 1/2  258 1/2  257 1/4  257 1/4  -1 3/4  3988  +34 
            460220  +3172 

 

大豆     --- やや高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  470 1/2 - 71  471 3/4  465  466  -3 3/4  81131  -1071 
01 MAY  477 1/2 - 78  478 1/4  472  472 3/4  -3 1/2  28842  +504 
01 JUL  483 1/2 - 84  485  478 1/2  479 1/4  -2 3/4  27037  -153 
01 AUG  480 3/4  483 1/2  477 1/2  477 1/2  -2 3/4  1835  -112 
01 SEP  477   477  475 1/2  476 1/2  -2  1605  +9 
01 NOV  482 1/2 - 83  483 1/2  478 1/2  479 1/2  -2 1/4  19451  +1045 
            160517  +254 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16940  -280  MAR  1460  0  MAR  279  -6 1/2  116.51-116.62 
MAY  16680  -210  MAY  1499  +1  MAY  291 1/2  -5 3/4   
JUL  16600  -190  JUL  1540  +3  JUL  301 1/4  -7   
AUG  16540  -140  AUG  1555  +3  SEP  313  -5   

 

 

本日の相場の動き

 

大量輸出成約、開始後一分も効力持たず。

コーン・大豆ともに週間輸出成約高は、予想の範囲をも越える高い数字。しかし。 

コーンでは、大量輸出成約高の効力がほとんど見られなかった。この輸出成約高に継続性が乏しいと見られたことで、逆説的に売り要因となった。原料である天然ガス高騰により操業停止していた大手肥料工場が、昨日操業再開を決めたことが、新穀コーン作付面積減少幅が小さくなるかも知れない要因とされた。また、ある上院議員がローンレートを20セント引き上げることを検討していると発言したことも、新穀コーン作付けをしやすくするとされ、売り手の耳には心地よく受け止められた。一日の最安値圏で取引終了することになったが、これは終盤の大量小麦売りの影響も大きい。 

大豆は、大量輸出成約高ではあったが、現在の現物価格が弱いことが輸出需要継続性に影を落とし、約定安値を更新させた。特に投機筋の買い持ちポジションがあった大豆粕に売りが集まり、大豆相場がそれに呼応した。新穀作付け面積が大豆増・コーン減が進むとの見方を背景に、大豆・コーン相場はどちらも3ドルレベルになる可能性があるとの説をオハイオ州立大学の学者が発表したことも取り上げられ、弱気を加えた。 

本日のファンドの動きは、コーン5,000コントラクトの売り越し、大豆2,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

新農務長官紹介 

ベネマン長官。初めての女性農務長官にて51歳。 

カリフォルニア大で法学博士号を習得した弁護士。レーガン政権時代の1986年に農務省入りし、ブッシュ前政権で農務次官補代理、同副長官を歴任している。95年には女性として初めてのカリフォルニア州農務長官に就任した。巷の評判では、米国産農作物の海外輸出拡大政策を進めるのではないかと言われている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

今週も前線の活動は活発。今週トータルにて70%の範囲に025-1.5インチの降雨量予報となっている。コーン・大豆の生産性は高水準となると考えられる。 

アルゼンチン 

今後3日間に予報される降雨は、北部中心に50-65%の範囲に0.25-0.75インチとなっている。南部地域のコーンは降雨不足よりイールド減少の懸念が残る。 

南アフリカ 

昨日東部中心に35%の範囲に0.25-1.0インチの降雨が見られた。今後5日間もこの地域に同様の降雨が予報されている。東部地域の土壌水分は改善されつつあるが、ベルトの北西部は土壌水分が不足しており、イールドの低下は避けられそうにない。すでに17%の生産量を失っていると言われている。 

アメリカ中西部 

6-10日間予報、8-14日間予報とも引き続き平年並から温暖な天気予報。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(1/18の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,558.8  0.0  24,320.1  27,457.6  6,653.6  0.0 
大豆  1,110.9  0.0  19,667.5  16,865.1  6,553.4  30.0 
小麦  963.6  0.0  20,292.3  20,045.6  3,614.3  66.0 
大豆粕  355.8  0.0  3,496.3  3,234.2  1,584.3  0.0 
大豆油  18.9  0.0  236.9  232.1  110.7  0.0 

コーン・大豆・大豆粕・大豆油とも強気材料となった。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  840.7  929.7  17,666.5  19,721.0  54,610 
大豆  697.9  522.5  13,114.1  12,978.4  26,540 
小麦  245.6  329.6  16,678.0  17,430.1  30,620 
大豆粕  230.0  198.7  1,912.0  2,165.1  6,530 
大豆油  8.3  0  126.2  156.8  640 

大豆粕は年度最高の輸出高となった。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

買い姿勢は保ちながらも、3月限210前後を狙う。 ( F ) 

 

(大豆) 

様子見。 

強気になるわけではないが、農家サイドの状況を考えてみる。アメリカの農家が習得したLDPの平均価格は93セント程度と言われている。ところで今日現在の全米平均LDP価格は1ドル5セント程度と言われている。これは場所によってもまた事情が変ってくるが、農家にとって今現物を売ることは、気持ちのうえでは12セントの損をしたことにもなる。どんどん売りが出る状況ではない。ただ逆に言えば、この相場の流れの中で、もし10セント強のラリーがあっても、12セント上値からは農家の売りが出始めるため上値が抑えられる。 

とある大手ブラジル大豆サプライヤーの話では、ブラジル農家はすでに収穫予定の25-30%を年末、年始の比較的シカゴ価格のよかった時に売っているという。従い今後収穫までは売り急ぐこともなく、シカゴ価格の上げを待つのではないかという。高値からは50セント近く落ちてきており、この言葉を信じるのであれば、ブラジルからの売り圧力は思ったより遅くなるかもしれない。 

ただ各トレーダーの心理は冷え込んでいる。過去9年のうち7年は1月より2月の方が価格が低かったという話が蔓延している。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)