(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年1月31日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、小幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  208 - 08 1/2  210  207 1/2  209  -1/4  194583  -2445 
01 MAY  216 1/4 - 16 1/2  218 1/4  215 3/4  217  -1/2  105455  -176 
01 JUL  224 3/4 - 25  226 3/4  224 1/4  225  -3/4  82136  +906 
01 SEP  233  235 1/4  232 3/4  233  -1  18344  +522 
01 DEC  244 1/2 - 44 3/4  246  243 3/4  244 1/2  -1  68286  +169 
02 MAR  253 1/2  255  253 1/2  253 1/2  -1  5207  -8 
            477702  -730 

 

大豆     --- 小幅安値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  460 - 60 1/2  460 1/2  457 1/2  459 1/2  -1 1/2  79393  -484 
01 MAY  467  467 1/2  465  466  -2  31183  +986 
01 JUL  474 1/2  475  4721/2  473 1/2  -1 3/4  27595  -372 
01 AUG  472 1/2  474  468 1/2  473  -1/2  2080  +41 
01 SEP  469  471  472 1/2  470 1/2  +1  1673  +17 
02 NOV  473 1/2 - 74  475 1/2  483  475 1/4  +2  20167  +240 
            162757  +444 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16530  -210  MAR  1455  -3  MAR  273  +2 1/2  116.05 - 116.56 
MAY  16440  -50  MAY  1493  -5  MAY  285  +2 1/2   
JUL  16400  +0  JUL  1533  -5  JUL  295 3/4  +1 3/4   
AUG  16310  +40  AUG  1546  -9  AUG  306  +2   

 

 

本日の相場の動き

 

下げる、が方向感に欠ける展開。

動意に乏しい相場となった。 

コーンは最近の悪天候と低価格から農家売りがさっぱり見られないこと、昨晩韓国・台湾がオプショナル、US産コーンの買付に入ったこと、メキシコが近々US産コーンの買付に入ると見られること等から高値場面も見られた。しかしダウントレンドはまだ続いており、いかなるラリーも売りのチャンスと見る向きが多く、結局やや値を下げての引けとなった。 

大豆はまた南米の状況が相場の中心となった。ブラジル北部ではすでに収穫が始まっているが、そのイールドが高いというニュースが相場の頭を抑えた。また同じくブラジル南部でトラック業者のストライキが行われているにもかかわらず、国内大豆相場が下げていることも、期近需要への失望と見られた。 

本日の相場ではコーンで期先安、大豆では期先高となった。それは天然ガスの値上りから肥料が急騰しており、大量に肥料を使用するコーンの作付面積が大幅に減少するのでは?というニュースが今年になってから広まったが、意外に現場ではそうはならないという話が本日話題となったもの。自分の土地にしろ、長期レンタルしている土地にしろ、農家はやはりローテーションを大切にすると考えがひとつ。その最たるものはアイオアにて、ここでは州の法律でローテーションが義務づけられている。また実際農家のなかにも、まだコーンを作付した方が有利になると答えるものが多くいるという。もっともこれは夫々のコスト、場所による単収によっても大きく変るであろうが。これがコーン新穀には弱い材料だが、大豆新穀には強い材料となったもの。 

また本日午後にフェデラルファンド金利と公定歩合が0.5%引き下げられた。中期的には国内景気の回復、需要の増加見通しからサポート要因と取れるが、穀物相場への直接的影響はほとんどない。 

本日のファンドはコーンにて1,000コントラクトのネットショート、大豆では600コントラクトのネットロングであったと考えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

今週も前線は活発にて、トータルで65%の範囲に0.25-1.0インチの降雨が予報されている。前線の中心は中部から北部に移ってきており、北部コーンの収穫には恵みとなる。依然としてコーン・大豆の生育状況はパーフェクトであり、どちらも史上最高の単収が見込まれる。 

アルゼンチン 

昨日に続き今日も散発的な降雨が見られるが充分ではない。明日以降週末まではドライな予報。南西部のコーンの受粉はストレスを受けており、来週にも降雨が必要。大豆の生育は今の所問題は見られない。 

南アフリカ 

今後3日間は北部中心に、その後は南東部中心に散発的な降雨が予報される。トータルでは45%の範囲に0.10-1.0インチの降雨量。特に水分が不足している北部地域ではこの3日間の降雨は絶対条件にて、もし降雨範囲が変った場合にはコーンの受粉は大きなストレスを受けイールドが更に減少することが避けられなくなる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) ブリッシュコンセンサス

 

  1/30/01  1/23/01 
CORN  36  40 
BEANS  27  34 
OIL  11  12 
MEAL  48  58 
WHEAT  22  32 
OATS  6  9 

先週から余り変っていない。オーツが弱気なのが見て取れる。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

ダウントレンドはまだ続くが、そろそろ底値を意識しておきたい。 

今日で1月が終了した。1月11日の需給報告で強いレポートを期待していた農家は、結局売り時を逃してしまい、今でも相当量の売り残しを持っていると考えられている。ローンエントリーはコーンで9億ブッシェル、大豆で1.8億ブッシェル。これは暫く市場には出て来ない。問題はLDP。コーンで凡そ70億ブッシェル強、大豆で20億ブッシェル強がすでにLDPを取っているが、今の価格でもし売ったとすればコーン・大豆とも10〜20セントのロスとなってしまうと考えられる。農家が積極的に売れる価格ではない。しかし下げ相場で相場に諦めを持ったときに農家の売りは出る。では今から農家が諦めてどんどん売る状況になっていくか。 

確かに農家は1月に手持ちを多く売る傾向にある。そして作付までに大部分を売ると言われる。ただまだ焦って売りを進めるようなタイミングとは言えない。コーンでもオプション付きではファンドがショートに転じている。もう少し売りを進めるかもしれない。しかし、マーケットでは中国メイズとの格差はすでにほとんどなくなっており、あと10セントも下げればUSコーンの方が安くなると言われる。そろそろ底値を意識してもいいような価格では農家の売りはでない。3月限205台からの買い下がりが無難、2ドルは切らないとみる。 

大豆も今週3月限456を2度3度とトライしてかなっていない。南米産大豆が史上最高の単収・生産見通しの中で、収穫がもう少し進むまでは弱い材料を先取りしてまだ下げると思う。が実際に豊作が確定するような頃にはすでに次のファンダメンタルを先読みして、上げ相場に転じている可能性がある。3月限456を切ったあと450の節目も抜ける可能性があるが、ファンドのショートの大きさといい、旧正月明けの中国の買いといいそろそろ底値を意識しておきたい。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)