(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年2月1日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変らずの寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  209 - 09 1/4  212 1/4  209  211  +2  77826  -1567 
01 MAY  217 - 17 1/4  220 1/4  217  219 1/4  +2 1/4  32927  +1744 
01 JUL  225 1/4 - 25 1/2  228 1/4  225 1/4  227 1/4  +2 1/4  28251  +656 
01 SEP  234  236 1/4  233 3/4  235 1/4  +2 1/4  2177  +97 
01 DEC  245 - 45 1/4  247 1/2  244 3/4  246 1/4  +1 3/4  1674  +1 
02 MAR  254 1/4  256 1/2  254 1/4  255 1/2  +2  20630  +463 
            164164  +1407 

 

大豆     --- やや安値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  458 1/4 - 59  464  458  462 1/2  +3  77826  -1567 
01 MAY  465 1/2 - 66  471  465  469 3/4  +3 3/4  32927  +1744 
01 JUL  473  479  472 1/2  478 1/2  +5  28251  +656 
01 AUG  475  478 1/2  475  478  +5  2177  +97 
01 SEP  471 1/4  476 1/2  471 1/4  476 12  +6  1674  +1 
02 NOV  474 1/4 - 75  482  474 1/4  480 3/4  +5 1/2  20630  +463 
            164164  +1407 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16390  -140  MAR  1501  +46  MAR  270 1/4  -2 3/4  115.30 - 115.69 
MAY  16330  -110  MAY  1541  +48  MAY  282 1/4  -2 3/4   
JUL  16330  -70  JUL  1582  +49  JUL  293 1/4  -2 1/2   
AUG  16240  -70  AUG  1595  +49  AUG  303 1/2  -2 1/2   

 

 

本日の相場の動き

 

週間輸出成約高、新規輸出成約に後押しされ反発。

久々に輸出需要が盛り上った。 

コーンは週間輸出成約高が100万トンを越える予想以上の数字になったことが好感された。しかもスターリンクで輸出商談が停滞していた日本向けに60万トン以上の成約となっていたことが、今後輸出数量の増加を予想させることになった。また新規成約も仕向地不明で21万トン、メキシコ向けに10.5万トン報告され、輸出需要の復調を感じさせた。 

ただ日本の食品メーカーの製品から新たにスターリンクが見つかったニュースがやや水をさす格好になった。 

大豆も輸出成約が相変らず好調であること、中国向け成約が22万トン含まれており、今後更なる買い付けが期待できることが買い材料とされた。また売られ過ぎ感のあった大豆油にファンドの買いが入り、それにつられて大豆も買われた。 

しかし南米大豆の生育状況は申し分なく、大きく上げるには至らなかった。またコーン・大豆ともに農家売りは殆ど見られなかった。 

本日のファンドはコーンにて3,000コントラクトのネットロング、大豆でも1,400コントラクトのネットロング、大豆油では9,200コントラクトのネットロングであったと考えられている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

今週も前線は活発にて、トータルで75%の範囲に0.25-1.0インチの降雨が予報されている。前線の中心は中部から北部に移ってきており、北部コーンの収穫には恵みとなる。依然としてコーン・大豆の生育状況はパーフェクトであり、どちらも史上最高の単収が見込まれる。 

アルゼンチン 

昨日は10%の範囲に散発的な降雨が見られたが充分ではない。明日以降週末まではドライな予報。月曜日にまた15%程度の範囲に散発的な降雨が予報されるが、これも充分とは言えない。来週の天気予報もドライなものとなっており、南西部のコーンの受粉はストレスを受ける。大豆の生育には今の所問題は見られない。 

南アフリカ 

昨日は中部地域を中心に40%の範囲に0.10-0.50インチの降雨が見られた。この前線は今日から北西部、明日以降は南東部へと移動し恵みの雨をもとらす。トータルでは40%の範囲に0.10-1.0インチの降雨量。水分が不足している北部ではまだ充分とは言えず、来週以降も雨が必須の状況に変りはない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(1/25の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,132.9  0.0  25,453.0  28,251.5  7,071.4  0.0 
大豆  774.6  0.0  20,442.1  17,256.9  6,445.8  30.0 
小麦  495.0  47.0  20,787.4  20,611.6  3,654.1  113.0 
大豆粕  133.4  0.0  3,629.8  3,479.8  1,587.0  0.0 
大豆油  3.0  0.0  239.9  236.3  105.0  0.0 

コーンはレンジ以上の大きな数字、大豆も予想の上限にて強い材料とされた。 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  715.1  840.7  18,381.6  20,672.9  54,610 
大豆  882.2  697.9  13,996.3  13,663.6  26,540 
小麦  455.2  245.6  17,133.3  17,907.4  30,620 
大豆粕  130.7  230.0  2,042.8  2,350.8  6,530 
大豆油  8.7  8.3  134.9  160.6  640 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン・大豆)

ダウントレンドはまだ続くが、そろそろ底値を意識しておきたい。 

輸出が盛り上ったが、他にトレンドを大きく変えるファンダメンタルが出て来た訳ではなく、ダウントレンドの中の調整と考えている。従いコーン3月限214、大豆3月限470を上に抜いて行くような相場にはならない。逆にもしここを抜けて行けば要注意となるが。 

今週某新聞にシカゴ相場停滞の記事が掲載されていたが、経験上大手新聞社が記事にする頃にはほとんどが相場に織り込まれた後であり、意外に相場の転換点が近いことが多かった。また今回相場が下げたのは1月の需給報告からであるが、その前後が満月であり、次の満月も2/8の需給報告と重なっており相場の転換点となるかもしれないと唱えるトレーダーもいる。取るに足らない心理的なものだが意外に心にひっかかるものがある。 

また今春のコーン・大豆の作付について次のような事実からも農家はコーンを優先して作付する傾向がある。大豆の国内取引基準水分は13%。大豆は非常に繊細であり、収穫時といえども一日のうちで水分が上下4%違ってくる。朝露、夜露また雨ですぐに水分を吸収してしまうため。また水分を多く含んでいる茎は枯れているように見えても収穫が非常に難しい。コンバインしようにも生命力が強くなかなか裁断できない。従い大豆の収穫は朝と夜遅くはできない。昼間だけの作業となる。全て大豆の水分が上がってしまう為である。13%以下の大豆を収穫しようとしても、今度は10%以下になれば鞘からはじけてしまうリスクもある。大豆は収穫のタイミングが難しく、農家が常に大豆の収穫時期を優先してその合い間にコーンを収穫するのはこの為。ついでだが、大豆には茎が枯れないという病気もある。これになってしまえば、時間をかけて霜に茎がやられてしまうのを待つしか手だてがない。青い茎の大豆はまず収穫できない。したがい霜にやられる前に殆どが鞘から落ちてしまうことになる。大豆を育てるのはコーンより簡単で土壌にもいいが、収穫はコーンの数倍の気を使う。それでも最後に育てた大豆の多くを失ってしまうリスクもある。農家がコーンを作付したがる理由には、表面上の単なる経済原則では計れないものがある。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)