(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年2月8日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  209 1/4 - 09 3/4  211 1/2  209 1/4  210  -2 1/4  180150  -1737 
01 MAY  217 1/2 - 18  219 1/2  217 1/2  218 1/4  -2 1/4  118133  +2282 
01 JUL  225 1/2 - 25 3/4  227 3/4  225 1/2  226 1/4  -2 1/4  86612  -125 
01 SEP  234 1/4 - 34 1/2  235 1/2  234  234  -2 1/2  19469  +205 
01 DEC  245 - 45 1/4  246 3/4  245  245 1/4  -2 1/4  71603  +74 
02 MAR  254 3/4  255 3/4  254  254 1/4  -2 1/4  5505  +48 
            485682  +805 

 

大豆     --- 大幅安値寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  455 - 57  459  452  452 1/4  -11 1/4  73733  +669 
01 MAY  461 - 63  465 1/4  457 1/4  458  -12 1/2  37627  +1542 
01 JUL  467 1/2 - 470  471 3/4  463 1/2  464  -13 1/2  30847  +1212 
01 AUG  469 - 70  471  462 1/2  462 3/4  -13 1/2  2671  +42 
01 SEP  466 - 67  468  461 1/2  462  -11 1/2  1846  +80 
02 NOV  469 1/2 - 70  473  465  465 1/4  -12  19747  +86 
            167161  +3620 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16350  -190  MAR  1441  -39  MAR  266 3/4  -1/4  115.55 - 116.58 
MAY  16240  -230  MAY  1479  -39  MAY  278 3/4  -1/4   
JUL  16160  -310  JUL  1518  -38  JUL  290  -1/2   
AUG  16020  -310  AUG  1533  -37  AUG  300 1/2  -3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

大豆主導で下落。

USDAが大豆に需給緩和要因を供給、大幅売り方となった大豆・大豆粕が穀物相場をリードした。 

コーンは終日安値。ただ、値幅は約2セントと大豆のそれに比べれば地味であった。安値の主要因は言うまでもなく、USDA報告。コーンは予想を裏切る内容では無く緩やかな弱材料であったが、大豆報告の弱気につられた。週間輸出成約報告は、3週間連続で百万トンを超え復調気配を示したが、相場にはほとんど相手にされなかった。南米天候は概ね順調。 

大豆は寄りつきから大崩れ。中盤、気を取り直すように戻しかけたが、終盤あらためて大量売り注文が集まり、安値更新しながら終了した。要因は、USDA報告に尽きる。その内容が、明確に需給事情の緩和を示したために、大豆三品すべてが売りに回った。プライシングタイプの買いは多かったが、それらを次々に呑み込んでいきながら、大量投機売りが相場を支配した。 

本日のファンドの動きは、コーン3,800コントラクトの売り越し、大豆6,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

USDA報告、大豆に意外性 

最も注目されたのは、南米産大豆生産量が前月比270万トン上方修正されたことである。(ブラジル旧穀0.7百万トン、新穀1百万トン、アルゼンチン新旧穀それぞれ0.5百万トンずつ)生産量増加は予想されていたとは言え、その幅は予想を越えた。その影響もあり、米国輸出需要はこれまでの好調なペースから増加が予想されていたのが逆に1千5百万ブッシェルの減少。それが主因となって米国期末在庫の増加につながり、本日の穀物相場展開の骨格となった。 

コーンは、米国輸出需要を1千万ブッシェル減。そして、中国の輸出量を2百万トン増加させ合計6百万トン。世界の生産量は中国に変化を加えなかったが、天候悪化が伝えられる南アフリカは50万トン減となった。大豆と違い、これらはほとんど事前予想の範囲内。それでも需給緩和方向の変化ゆえ、若干ながらも相場に弱気を与えることには寄与した。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

今後5日間も降雨に恵まれる。トータルでは65%の範囲に0.25-1.0インチ。気温は平年並からやや高め。コーン・大豆ともに最高イールドの可能性が高く残っている。 

アルゼンチン 

現在は気温は高め。週末には気温の低下と降雨が予報されている。範囲は北部を中心に60%、降雨量は0.25-1.0インチを予報。南西部は水分不足によりイールドの低下は免れない。気温が下がってくるのが唯一の救いとなる。 

南アフリカ 

週末に65%の範囲に0.10-1.0インチのまとまった降雨が予報されているが、コーンの受粉は最終局面を迎えつつあり、今後の降雨はイールドの改善には役だたない。コーンのイールドは少なくとも15%は減少したと考えられる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(2/1の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,029.2  0.0  26,482.2  29,261.9  7,569.2  0.0 
大豆  802.0  0.0  21,244.1  18,208.5  6,703.4  30.0 
小麦  692.8  0.0  21,480.2  21,296.8  3,959.7  113.0 
大豆粕  108.7  0.0  3,738.4  3,614.5  1,466.6  0.0 
大豆油  2.3  0.0  242.1  244.9  94.7  0.0 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  531.4  715.1  18,913.0  21,491.0  54,610 
大豆  544.4  882.2  14,540.7  14,288.6  26,540 
小麦  387.2  455.2  17,520.5  18,398.4  30,620 
大豆粕  229.0  130.7  2,271.8  2,517.3  6,530 
大豆油  12.5  8.7  147.4  162.3  640 

 

3)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT 

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  1999-2000   2000-2001 
  JAN  FEB8  JAN  FEB8 
作付面積(百万エーカー)  73.7  73.7  74.5  74.5 
収穫面積(百万エーカー)  72.4  72.4  72.7  72.7 
単収(ブッシェル/エーカー)  36.6  36.6  38.1  38.1 
         
初期在庫  348  348  290  290 
生産量  2,654  2,654  2,777  2,770 
輸入  4  4  3  3 
・供給合計  3,006  3,006  3,063  3,063 
搾油用  1,579  1,579  1,600  1,590 
輸出用  973  973  975  960 
種子・飼料用  90  90  90  91 
その他  74  74  78  77 
・需要合計  2,716  2,716  2,743  2,718 
期末在庫  290  290  320  345 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.63  4.63  4.50-5.00  4.50-4.80 

 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  1999−2000   2000-2001  
  JAN  FEB8  JAN  FEB8 
作付面積(百万エーカー)  77.4  77.4  79.6  79.6 
収穫面積(百万エーカー)  70.5  70.5  72.7  72.7 
単収(ブッシェル/エーカー)  133.8  133.8  137.1  137.1 
         
初期在庫  1,787  1,787  1,718  1,718 
生産量  9,431  9,431  9,968  9,968 
輸入  15  15  10  10 
・供給合計  11,232  11,232  11,696  11,696 
飼料用その他  5,664  5,664  5,775  5,775 
食用・種子用・工業用  1,913  1,913  1,965  1,980 
輸出用  1,937  1,937  2,150  2,050 
・需要合計  9,515  9,515  9,890  9,805 
期末在庫  1,718  1,718  1,806  1,891 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.82  182  1.65-2.05  1.70-1.90 

 

B00/01クロップ世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

(( )内は前月発表) 

○コーン 

  生産量  輸出   
中国  105.00 (105.00)  6.00 (4.00)   
アルゼンチン  15.00 (15.50)  8.80 (8.50)   
南アフリカ  8.00 (8.50)  0.80 (1.00)   

 

○大豆 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  24.00 (23.50)  5.00 (4.70) 
ブラジル  35.50 (34.50)  12.00 (11.00) 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

下落局面中の買い場探し。 

米国産旧穀に関して言えば、需給内容を今後さらに緩和させる要因は少なくなった。昨日までは、遅い輸出ペースを懸念した「輸出需要減→期末在庫増」が相場の重石となり続けてきた。しかし、現時点(過去3週間)の輸出ペースを維持すれば、本日USDAに示された新しい輸出需要(20.5億ブッシェル)は到達可能圏内である。これまでも他の需要減要因は無かったわけで、そうすると今後は多少の上下があるにせよ、当分この需給報告を基に旧穀相場は取引される。したがって、今回の期末在庫増・中国産輸出量増などが相場で消化されたとき、それが当分の安値となる。 

旧穀に弱材料が出つくすと、市場の注目は言うまでもなく新穀に移る。十分な降雪量、すでに少なめに予想されている作付面積など、実は新穀にも目に見える強材料はないのであるが、そこはまだ作付け前。新穀については、怪情報と呼べるほど信憑性の低いものを含む数々の情報・憶測がこれから飛び交うことになる。下げに下げきった相場がそれらの憶測に反応するのは造作ないことであろう。(ただ、短期で大幅高値もないが。) 

上記のように、ここからの下落幅には、基本的にはあまり多くを望まない。しかし、最大の不確定要因は底の見えない大豆相場にある。コーン相場が需給的に安値に歯止めがかかる状態であっても、大豆の下げが急であれば影響を受け続けることは免れない。大豆への注目を強めながらも、買いの態勢作り。( F ) 

 

(大豆) 

US産大豆の期末在庫増加は驚き。世界油糧種子生産予想は170万トン増加。南米の大豆生育はパーフェクトにてブラジルでは記録的なイールドが期待される。2月という安値が期待できる時の安値だけに、更なる安値期待も出てくる。アメリカの農家は今年になってから完全に売り時を失ってしまい、この安値からでも売ってくる時期が近づいている。 

今週に入ってからの急落、短期RSIが20台となっていることから、本来売られ過ぎを警戒すべきであろうが買いに入る理由、上値に対するリスクが完全に消えてしまった。 

ファンドのネットポジションは今現在で約20,000コントラクトのショート。過去最大のネットショートは約32,000コントラクト。まだショートを積み増しすることは充分可能。3月限440が次のターゲット。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)