(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年2月23日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、やや安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  209 1/4 - 09 1/2  210  208 3/4  209 1/4  -3/4  81082  -13842 
01 MAY  217 - 17 1/4  218  216 1/2  217  -3/4  154440  +5235 
01 JUL  225 - 25 1/4  225 3/4  224 1/2  225  -1  98834  +1189 
01 SEP  233 1/2  245  232 3/4  232 3/4  -3/4  21467  +164 
01 DEC  244 1/4 - 44 1/2  254  243 1/2  244  -3/4  78935  +779 
02 MAR  254  259  252 3/4  253  -1  7162  +299 
            447555  -6002 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAR  451 1/2 - 53  453 1/2  447  448  -7  32096  -7616 
01 MAY  450 - 52  452 1/2  446  448  -7  61655  +3681 
01 JUL  457 - 58 1/2  459 1/2  452  454  -6 3/4  38909  +143 
01 AUG  456 1/2 - 57  458  452  453 1/2  -7  3647  +181 
01 SEP  456 - 56 1/2  456 1/2  450  450 1/2  -7  2784  +44 
02 NOV  461  461 1/2  453  454 3/4  -8 1/4  21311  -237 
            161873  -3798 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAR  16070  -200  MAR  1471  -11  MAR  259 1/4  +3/4  116.08 - 116.60 
MAY  15730  -250  MAY  1505  -11  MAY  271  +1/2   
JUL  15620  -260  JUL  1541  -13  JUL  281 3/4  +1/2   
AUG  15510  -250  AUG  1556  -14  AUG  292  -1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

大豆急落、コーン追随安。

大豆が全限月で約定安値大幅更新。コーンは急落は免れたものの影響され安値引け。 

コーン安値引けの最大要因は大豆への激しい売り攻勢。ただ、コーンにも週間輸出成約の100万トン割れという失望要因が存在した。来週月曜日に予定されている最大2百万トンと言われる中国産コーンのテンダーも、価格高と輸出余力不足からそれほど大量成約には至らないという見方も広くあるものの、心理的には不安要因として作用した。また、スターリンク問題に絡み、日本が中国・ブラジル・アルゼンチン産を交渉中との噂が強く、警戒感をつのらせた。3週間ぶりの安値。アウトルック会議では市場予想範囲内の数字に、相場は反応を見せなかった。 

大豆は、新しいファンダメンタルズ要因がないまま、投機筋の売りにさらされた。売りが売りを呼んだというのが本日の展開。少ない大豆週間輸出成約高とアルゼンチンへの雨前線接近観測が、3月限・5月限寄りつきを昨日比大幅安とさせ、それに投機筋が飛びついた格好。中盤までは値を削っていく一方で、終盤こそ少し戻したが、投機筋の売りになすすべなく下げた。アウトルック会議は材料視されず。 

本日のファンドの動きは、コーン2,000コントラクトの売り越し、大豆4,000コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

今後5日間も降雨が続く。トータルでは70%の範囲に0.25-1.25インチ、所により2.5インチを予報。中心は中部地域にて北部大豆の収穫遅れは差程心配いらない。気温は平年並からやや高め。このまま前線の活動が続けば中部地域での収穫遅れ、ダメージの心配がでてくるが、今の所まだ大きな問題にはなっていない。現状でも大豆は史上最高のイールドが予想されている。一部北東部地域にドライな所が見られるが、生産量の5%にも満たない地域であり、問題にはならない。 

アルゼンチン 

大豆は鞘着きを向えており、今が一番水分を必要としている。今週はドライな天候が続いたが、週末から降雨に恵まれる。範囲は55%、降雨量は0.25-1.0インチ、所により2.0インチを予報。この降雨システムにより、大豆のイールド低下は最低限に抑えられる見込み。水分不足からのダメージが懸念されるのは南部コルドバ。しかしこの地域は大豆生産量の10%にも満たらず大きな問題にはならない見込み。コーン、ひまわりは水分が必要な時期を過ぎており今の所順調。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告 (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  739.8  0.0  28,376.6  30,680.1  7,576.2  0.0 
大豆  585.1  10.5  22,566.5  19,859.2  6,260.3  40.5 
小麦  290.1  26.9  22,256.6  22,353.3  3,677.0  139.9 
大豆粕  151.6  0.7  4,050.4  3,871.8  1,484.8  1.0 
大豆油  21.1  0.0  268.7  283.9  66.4  0.0 

コーン・大豆ともやや弱い材料。 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  748.5  1,142  20,800.4  23,257.5  52,070 
大豆  804.4  961.1  16,306.2  15,857.3  26,130 
小麦  445.5  613.5  18,579.6  19,306.3  29,940 
大豆粕  104.7  189.1  2,565.6  2,750.5  6,350 
大豆油  23.5  31.5  202.3  205.0  590 

 

3)USDA アウトルックフォーラム 

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  00/01  01/02 
     
作付面積(百万エーカー)  74.5  75.5 
収穫面積(百万エーカー)  72.7  74.5 
単収(ブッシェル/エーカー)  38.1  39.5 
     
初期在庫  290  345 
生産量  2,770  2,945 
輸入  3  3 
・供給合計  3,063  3,293 
搾油用  1,590  1,645 
輸出用  960  1,000 
種子・飼料用  91  N/A 
その他  77  173 
・需要合計  2,718  2,818 
期末在庫  345  475 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.65  4.25 

−予想の範囲内。 

A米国産コーン(単位:百万ブッシェル) 

  00/01  01/02 
     
作付面積(百万エーカー)  79.6  78.0 
収穫面積(百万エーカー)  72.7  71.2 
単収(ブッシェル/エーカー)  137.1  136.9 
     
初期在庫  1,718  1,891 
生産量  9,968  9,675 
輸入  10  10 
・供給合計  11,696  11,576 
飼料用その他  5,775  5,900 
食用・種子用・工業用  1,980  2,040 
輸出用  2,050  2,100 
・需要合計  9,605  9,940 
期末在庫  1,891  1,636 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.80  1.95 

- 予想の範囲内。 

4) コミットメントオブトレーダーズ報告 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  2月20日現在  事前予想 
とうもろこし  586 LONG   9,000  LONG  
大豆  22,396 SHORT  18,800 SHORT 
大豆粕  5,862  LONG  6,800  LONG 
大豆油  15,641 SHORT  9,700   SHORT 

- コーンも大豆もやや強気材料。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

5月限はここから山なりの展開となる。強材料に不足し安値に伸び切った相場は、3月始めくらいに表れるべき強材料を吸収し始める。強材料?南米の輸送・船積遅れか、アルゼンチンの雨不足か、米国作付面積の云々か。それら毎春恒例の強材料メニューから出てくるであろう出来事は、強材料の供給がないまま推移し免疫が無くなった相場に、少なからず影響を与える。売り越しを膨らませた投機筋が、そのまま春先に突入するとは想像しにくい。しかし一方、その山の標高が低いであろうことも事実。今年は自信喪失気味の天気予報家がすっかりなりをひそめており、毎年4月前後に話題の中心となる作付時の天候についてはほとんどコメントされていないが、土壌水分は理想的なレベルを保持しており、相場急回復につながるような決定的な要因が見られるとも考えにくい。したがって、3月に緩やかな回復を始める相場は、5月限が期限落ちする前に再度安値を目指すために、低標高の山ができることになる。4月後半まで待てぬポジションは、2月中の安値に買っておくべき。( F ) 

 

(大豆) 

殆どの限月で契約新安値を更新した。ここまでは予想通り。ファンダメンタルが変らない中、もし上げる材料があるとしたら売られ過ぎである事、来週から3月に入るという気分的なものになる。このふたつから他に状況が変らなければ来週はちょっと揉み合う展開になる。その後3月という季節要因があっても上がらないという認識が広がりもう一度下げる。そこが買いのターゲット。南米の収穫も佳境に入っている頃にて更に売りプレッシャーがかかる。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)