(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2001年3月15日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや安値寄付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 MAY | 216 3/4 - 17 1/4 | 217 1/2 | 210 1/2 | 210 3/4 | -7 | 714 | -944 |
| 01 JUL | 224 3/4 - 25 | 225 1/4 | 218 1/4 | 218 3/4 | -6 3/4 | 186129 | +340 |
| 01 SEP | 233 1/4 | 233 1/2 | 226 1/2 | 226 3/4 | -7 | 109750 | +1005 |
| 01 DEC | 243 3/4 - 44 | 244 1/2 | 237 1/4 | 237 3/4 | -7 | 29131 | +767 |
| 02 JAN | 86793 | +308 | |||||
| 02 MAR | 253 1/4 | 253 1/4 | 246 3/4 | 247 | -6 3/4 | 10285 | +193 |
| 431377 | +1845 |
大豆 --- 高値寄付き、マチマチの引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 MAY | 445 1/2 - 46 1/4 | 447 1/4 | 438 | 445 1/2 | +1 1/2 | 272 | -130 |
| 01 JUL | 453 - 53 1/4 | 454 | 444 | 451 3/4 | +1/2 | 71060 | -599 |
| 01 AUG | 453 | 454 | 444 | 450 | -1 | 42238 | -757 |
| 01 SEP | 450 1/2 - 51 | 451 | 441 1/2 | 447 1/2 | -1 1/4 | 5244 | +57 |
| 02 NOV | 455 - 55 1/2 | 455 3/4 | 446 | 451 1/2 | -2 1/4 | 4018 | +62 |
| 02 JAN | 463 | 464 1/2 | 455 | 460 | -2 1/2 | 22257 | -475 |
| 147411 | -1855 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 15190 | +200 | MAY | 1608 | -11 | MAY | 273 3/4 | -10 | 121.68 - 122.40 |
| JUL | 15090 | +150 | JUL | 1643 | -12 | JUL | 284 3/4 | -9 1/2 | |
| AUG | 14960 | +100 | AUG | 1656 | -13 | SEP | 295 | -9 | |
| SEP | 14830 | +70 | SEP | 1672 | -13 | DEC | 309 1/2 | -9 |
| 本日の相場の動き |
コーン暴落。投機筋による不透明相場からの脱出意欲。
小麦の下げに刺激されたコーン相場に投機筋の売りが集中。暴落の様相を呈したが、大豆・大豆粕は昨日のレベル近くを維持した。
コーンは、週間輸出成約が90万トン超えと事前予想範囲を上回り、高値寄りつきが予想されていた。しかしながら、小麦の弱さと口蹄疫への不安から安値開始となった後は、買い持ちを持っていた投機筋が損切りの売りを次から次へと入れ始め、雪だるま式に膨れ上がった売り注文は少ない買い注文を呑み込んでいき、相場は崩落した。背景には、口蹄疫、小麦売り、ドル高、南米両国の好天候、CRB指数の低下、などがあげられる。明日のスパークスによる作付面積予想では、コーン面積減少幅が先月予想よりも少なくなるとの見方があり、これを先取りする動きもあったようだ。ただ、これらファンダメンタルズ要因よりも、投機筋によるテクニカル判断による下落の性格が強いと見られている。口蹄疫については、米国では飼料需要増につながる、という冷静な見方もあったが、パニック的な動きの中では、欧州の家畜数減の不安の方が大きく取り上げられた。
大豆は、一時小麦とコーンにつられて下落したものの、売られ過ぎ感や大豆粕の堅調により終盤回復した。週間輸出成約高が好調であったことは、南米産供給開始に怯えていた米国産輸出需要に少し明かりをさした。同様に輸出成約が高かった大豆粕相場が終始堅調を維持し、大豆相場を支えつづけた。明日のスパークスの作付面積予想や、本日セッション後のNWSによる天気予報に警戒し、昨日小麦・大豆に先駆けて大幅安を記録した大豆相場は、比較的穏やかな動きであった。コーンと違い、本日投機筋は大豆を買い越した。
本日のファンドの動きは、コーン15,000コントラクトの売り越し、大豆2,000コントラクトの買い越しと見られている。
| NWS、NOAAが春先の天気を予報 |
NWSは、30日・90日予報ともに”Z”、つまり「統計的に判断できない」が多く並び、ほぼニュートラルと見られた。ただ、その中で、90日降雨量予報が東西コーンベルトでZ/Aと、やや雨がちの可能性を指摘したことは、若干作付遅れを予想するものと取られた。
NOAAは、中西部の春の降雨量を、ほぼ平年どおりと予想。しかしながら、今冬の中西部の大雪が一気に解けた場合、イリノイ、アイオワの一部、サウスダコタ、カンザス各州などで洪水の可能性もあると指摘している。
昨年の夏場の天気予報を間違った両者だけに、市場の反応は様々であるが、相場には若干ながら強材料となる内容であろうか。
| 各生産地の天気予報および状況 |
ブラジル
南部は今後7日間温暖でドライなパターンが継続。トータルで35%の範囲に0.2-1.0インチの降雨が予報されているにすぎない。リオグランデドスルでは大豆は鞘付きからその成長過程にあるが、イールドの低下は否めない。北部は一転してウエットパターン。引き続き収穫の遅れが懸念されるが、まだ大きな問題にはなっていない。来週以降の北部の降雨予報が弱くなってきており、収穫の進捗が期待できる。
アルゼンチン
明日までドライ。コーンは早い地域では収穫が始まっておりこのドライは恵み。また週末から来週始めまで次の降雨予報が出ている。降雨の中心は北部から南部までベルト全体にかけて、範囲は75%にて0.4-1.5インチの降雨量を予報。これは大豆には恵みとなる。今後7日間に気温の上昇は予報されておらず、コーンの収穫、大豆の成熟に問題は見られない。
| NWS30日間天気予報 |
| 気温(平年) | 雨量(平年量/日) | |
| 西部コーンベルト | Z(48) | Z(2.84/11) |
| 東部コーンベルト | Z(53) | Z(2.81/13) |
| デルタ | A(64) | Z(4.99/9) |
| NWS90日間天気予報 |
| 気温(平年) | 雨量(平年量/日) | |
| 西部コーンベルト | Z(48,60,70) | Z/A(11.31/33) |
| 東部コーンベルト | Z(53,63,72) | Z/A(10.62/34) |
| デルタ | Z(64,72,79) | Z(12.98/25) |
30日間、90日間予報とも殆ど予報らしい予報をしておらず、ニュートラル。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1) 週間輸出成約高報告(3/8の週) (単位:千トン) |
| 週間成約高 | 成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 922.7 | 0.0 | 30,829.4 | 33,951.2 | 7,488.4 | 0.0 |
| 大豆 | 520.6 | 0.0 | 23,822.7 | 21,316.5 | 4,733.4 | 40.5 |
| 小麦 | 389.4 | 0.0 | 23,711.5 | 23,703.7 | 3,365.2 | 234.4 |
| 大豆粕 | 119.1 | 0.0 | 4,197.2 | 4,159.3 | 1,012.2 | 1.2 |
| 大豆油 | -10.0 | 0.0 | 285.0 | 298.9 | 45.9 | 0.0 |
コーン、大豆とも予想以上にて強気材料。
| 2) 週間輸出高 (単位:千トン) |
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 849.2 | 763.4 | 23,341.0 | 25,999.1 | 50,800 |
| 大豆 | 916.1 | 868.6 | 19,089.3 | 18,093.9 | 26,540 |
| 小麦 | 554.0 | 492.7 | 20,346.3 | 20,368.0 | 29,940 |
| 大豆粕 | 263.4 | 157.6 | 3,185.0 | 3,036.8 | 6,120 |
| 大豆油 | 18.9 | 3.4 | 239.1 | 218.0 | 640 |
| 本日のトーメンの意見 |
様子見。
ほんのちょっと前までまずないと思われたコーン5月限215が割れてしまった。昨日も述べたが今は穀物特有の要因よりも外部要因に多く影響を受けている。株価が本当に安定するかどうか、経済状況が少なくともこれ以上悪くならないという兆しが見えて来なければなかなか穀物を買えない。
日本同様、アメリカでもすべての国際空港で口蹄疫国からの帰国者は消毒が義務付けられた。ただこれは2日前からであり、実際にどうなっているかの見極めはもう少し時間が必要であろう。もしアメリカで口蹄疫が見つかれば、範囲の広さや頭数の多少にかかわらず大きなマイナス要因となり相場の大暴落を引き起こすかもしれない。
しばらくは様子見。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)