(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2001年3月20日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- やや高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 MAY | 209 1/4 - 3/4 | 212 | 209 | 211 1/2 | +2 1/2 | 189036 | -143 |
| 01 JUL | 217 1/4 - 3/4 | 220 | 217 1/4 | 219 3/4 | +2 1/2 | 113291 | +1066 |
| 01 SEP | 225 1/2 | 228 | 225 1/4 | 227 3/4 | +2 3/4 | 34039 | +202 |
| 01 DEC | 236 1/4 - 36 | 238 1/2 | 235 1/2 | 238 | +2 1/2 | 94068 | +1090 |
| 02 JAN | |||||||
| 02 MAR | 245 1/4 | 247 1/2 | 245 | 247 | +2 | 10396 | +182 |
| 450342 | +2566 |
大豆 --- やや高値寄付き、高値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 MAY | 445 1/2 - 46 1/2 | 449 1/2 | 444 1/4 | 446 3/4 | +3 1/4 | 68228 | -233 |
| 01 JUL | 451 1/2 - 52 | 455 3/4 | 450 1/4 | 453 | +3 1/2 | 41567 | +207 |
| 01 AUG | 452 | 454 1/2 | 451 | 452 1/2 | +3 3/4 | 4947 | -76 |
| 01 SEP | 449 - 49 1/2 | 452 1/2 | 448 1/2 | 449 3/4 | +3 1/4 | 4379 | +115 |
| 02 NOV | 452 1/2 - 53 | 456 1/2 | 452 1/4 | 454 3/4 | +4 | 22271 | +175 |
| 02 JAN | 462 | 465 | 462 | 463 | +4 | 1472 | +4 |
| 143953 | +190 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 15230 | +220 | MAY | 1615 | -8 | MAY | 270 3/4 | +2 | 122.47 - 122.67 |
| JUL | 15130 | +200 | JUL | 1651 | -7 | JUL | 281 3/4 | +2 1/2 | |
| AUG | 14980 | +140 | AUG | 1666 | -7 | SEP | 292 | +2 3/4 | |
| SEP | 14870 | +140 | SEP | 1681 | -12 | DEC | 306 3/4 | +2 1/2 |
| 本日の相場の動き |
修正高。
薄い取引量であったが、先週の急落の修正と見られる動き。
コーン相場は、投機中心の買いで終始堅調。大きな相場要因は無く、取引量を集めきれなかったが、昨日の流れを受けた投機筋の買いが続いた。昨晩USDAが中国のWTO参入見通しは9月以降になるものの、2001-01年度の中国のコーン輸入量は4百万トンとなるとの見通しを発表したことは、やや支持要因と受け取られた。また、今月米国南部で雨が続いているため、コーン作付作業が遅れるとの情報も話題となった。注目を受け続ける株式市場は、穀物相場取引時間中は堅調であったため、これも投機筋の穀物買いにやや安心感を与えた。(株式市場はその後急落)英国で新たに口蹄疫発症が報告されたが、相場を止める力は無かった。
大豆相場も、修正の様相を見せた。ブラジル産の大豆・大豆粕価格が上昇したことや現地通貨が対ドルで反発したというニュースも買いをうながした。米国デルタ地域で、水分過多がコーン作付に支障となる可能性があるが、やや大豆の弱気に働くと見られたが、影響ははっきりしなかった。
今夏にエルニーニョ現象が戻るとの予報がGWSより出され、市場に一定の不安感を与えた。(一部ではラニーニャであると報道されており、はっきりしない。)
本日のファンドの動きは、コーン3,300コントラクトの買い越し、大豆2,000コントラクトの買い越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
ブラジル
今週は南部は降雨に恵まれる。トータルで50-60%の範囲に0.5-1.5インチ。ドライが懸念されていただけに、作付の遅かった大豆にはまだ恵み。一方北部、中部はほんの散発的な降雨程度の予報にて、収穫の進捗が進む。今週のブラジルの天気予報はまさに理想的といえる。
アルゼンチン
週末に続き、今夜遅くからベルト全体が降雨に恵まれる。降雨範囲は全体の75-85%、降雨量は0.5-2.0インチのまとまった降雨を予報。大豆には恵みの降雨にて、総じて穀物の生育に問題は見られない。
アメリカ中西部
3月後半から4月始めにかけて中西部は平年以下の気温予報となっている。コーンの作付が平年よりやや遅れる懸念がある。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| 本日の発表等 |
| 1)受渡可能在庫 (千ブッシェル) |
| 3月16日 | 前週 | 前年同期 | |
| コーン | 11,628 | 11,600 | 7,546 |
| 大豆 | 1,915 | 2,059 | 4,984 |
| 小麦 | 38,069 | 38,504 | 34,629 |
ニュートラル。
| 2)ローンデータ (百万ブッシェル) |
−コーン−
| 3月13日 | 先週比 | 質流れ量合計 | 先週比 | 引き出し量合計 | ローン合計 | |
| 1999crop | 2.0 | -0.4 | 30.8 | 0.2 | 1,388.5 | 1,421.3 |
| 2000crop | 955.2 | -2.6 | 0.0 | unch | 359.8 | 1,315.0 |
- 大豆 -
| 3月13日 | 先週比 | 質流れ量合計 | 先週比 | 引き出し量合計 | ローン合計 | |
| 1999crop | 0.0 | unch | 11.6 | unch | 330.9 | 342.5 |
| 2000crop | 174.1 | -2.0 | 0.0 | unch | 133.4 | 307.5 |
先週と殆ど変らず、ニュートラル。
| 本日のトーメンの意見 |
まだ様子見。
火曜日はよく相場が回復する事がある、という以外には買われた理由が見つからない。イギリスで20年振りに発見された口蹄疫が70年間感染されていないアメリカに絶対入って来ないとはまだいえない。また感染先はまだ増えている。極端な話、アメリカだけが感染されず他の世界中で感染が広がれば、アメリカに製品需要が来ることにより相場が上昇するという発想になるかもしれない。ただ今の弱い相場は、口蹄疫=需要減少となっており、口蹄疫が収まるまでは積極的に買いには入れない。
さて中西部での本格的な作付が近づいている中、ウエットな土壌と気温の低下から作付遅れの懸念が出ている事は昨日も述べた。そこで近年作付時間を短縮することに貢献している、Non-Till(耕作をしないで作付する)やMinimum-Till(最低限の耕作)につき触れておく。2000年度のNon-TillやMinimum-Tillをとった面積は、コーンで2,320万エーカー、大豆で3,190万エーカーと言われている。それぞれ伝統的耕作方法をとる畑が27.3%と24.1%減少しておりその分Non-Tillが増加している。Non-Tillを取るメリットは、1エーカー当り、耕作機械の消耗を5ドル抑えられること、燃料費を3.5ガロン抑えられること、畑にいる時間を30分短縮できること、土壌侵食が防げることなどが挙げられる。
以前はNon-Tillでは雑草が死なない、作付がうまくいかない、種子が発芽しにくい等の弊害が言われていた。しかし近年は機械の改良、種子の改良、特にRand-Up-Readyの出現により雑草の管理が容易くなったことが爆発的なNon-Tillの増加につながった。2000年に全米全体でこのNon-TillやMimimum-Tillで作付された畑はすべての穀物で36.7%にも及ぶといわれている。今後益々増加傾向にて、Non-Tillだけでも今後5年間に5,200万エーカーから8,800エーカーに170%のup予想となっている。
要は作付遅れが懸念される農家は、Rand-Up-Readyを買い付け、Non-Tillをする事により作付時間を短縮できる。したがい作付遅れからからの相場の反転は以前程は期待できない。またモンサントはRand-Up-Ready大豆に限り、3/31までの購入者には、もしNon-Gmo大豆を作付したよりも利益が少ないと思われる場合に、ある程度の損失保証を打ち出していることも農家の購買意欲を増やしている。
GMOについても追加INFすると、現在GMO穀物が作付されていると考えられる国は世界で13ケ国。そのうちアメリカ、アルゼンチン、カナダ、中国の順に上位を占め、この4ケ国で全体の99%を生産している。コーン、大豆に絞れば、世界中で2000年度に作付されたコーンの23%、大豆の58%がすでにGMOとなっている。GMOの作付面積は特に後進国でのびており、全世界では4,420ヘクタールと前年より11%の増加を見せている。余り知られていないGMO作物と作付している国を述べておくと、南アフリカ、スペイン、ドイツ、フランスのコーン、ウルグアイ、ルーマニアの大豆等が挙げられる。もっともこれらの作付面積は取るに足らない少ないものではあるが。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)