(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年3月21日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  210 1/2 - 11  211  205 3/4  210 1/4  -1 1/4  186210  -2826 
01 JUL  218 1/2 - 18 3/4  218 3/4  213 3/4  218 1/4  -1 1/2  114348  +1057 
01 SEP  227  227  221 3/4  226  -1 3/4  34142  +103 
01 DEC  237 - 37 1/2  237 1/2  232  236 1/4  -1 3/4  93887  -181 
02 JAN               
02 MAR  246 1/4  246 1/4  241 1/2  245 3/4  -1 1/4  10420  +24 
            448813  -1529 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  444 3/4 - 445 1/2  445 1/2  439 1/4  443 1/4  -3 1/2  68408  +180 
01 JUL  450 1/2 - 51 1/2  451 1/2  445 1/4  449 1/2  -3 1/2  41577  +10 
01 AUG  451  451  445  448 1/2  -4  4974  +27 
01 SEP  448 1/2 - 49  449  443 1/2  446  -3 3/4  4591  +212 
02 NOV  453 - 53 1/2  453 1/2  447  450 1/2  -4 1/4  22483  +212 
02 JAN  456 1/2  459  456 1/2  459  -4  1509  +37 
            144633  +680 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15090  -140  MAY  1614  -1  MAY  266 1/2  -4 1/4  123.17 - 123.75 
JUL  14990  -140  JUL  1650  -1  JUL  278  -3 3/4   
AUG  14830  -150  AUG  1662  -4  SEP  288 1/4  -3 3/4   
SEP  14710  -160  SEP  1677  -4  DEC  302 1/2  -4 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

株安、狂牛病、口蹄疫。

お決まりの要因が重なり、穀物相場は下方に向いた。 

コーンは、5月限が約定新安値をつけるまで急落後、終盤やや持ち直した。これまで口蹄疫汚染報告の無かったオランダで初めて汚染が確認され、欧州での口蹄疫広がりが止まるところを知らず同地域での飼料需要減少は今後も続くという連想から、売り材料となった。また、米国バーモント州での狂牛病の一種と見られる羊が見つかったとのニュースも市場心理を弱気にさせた。株式も朝から下落、投資家心理はコーン相場でも冷やされた。加えて、NWSの6-10日予報が、米国産地の乾燥気味を予想、水分過多と懸念されていたデルタ地域で作付が進む可能性が出、弱気を加えた。 

大豆でも、バーモント州の狂牛病の一種にかかっている恐れがある羊が政府に接収されたニュースと、欧州での口蹄疫汚染地域拡大が、飼料需要減退となると考えられ、下落した。狂牛病の羊の件は、まだ検査で確認されていないため、心理的な要因であったが、買い心理を冷やすには充分であった。アルゼンチンでの雨も生育に良く、ドル高とともに売り要因。 

本日のファンドの動きは、コーン8,500コントラクトの売り越し、大豆2,400コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

米国で狂”羊”病? 

本日早朝、「連邦局が米国バーモント州の農場で、狂牛病の一種の疑いがある羊234頭を接収、捕獲した。」との報が伝わり、市場に衝撃を与えた。USDAによると、この羊は96年にベルギーとオランダから輸入されたものかその子孫であり、そのうち4頭に狂牛病に似た羊の病気であるScrapieと見られる症状があったため、捕獲に踏み切ったとしている。本日のUSDAによる検査では、狂牛病を確認することはできず、今後アイオワ州に送られて再検査されることになった。 

今回の羊の所有農家だけでなく近隣数軒の羊は、昨年7月にScrapieの疑いがあるとされ、連邦局の接収意思を受けていたが、所有者である農家たちが反対し、係争していたが敗訴、今回の動きになったという経緯があった模様。つまり、感染の疑いが最近突然浮上したわけではないようだ。 

市場では、これらの羊がScrapieの感染が事実であったとしても、それはこれら輸入羊が欧州の飼料を食べた経験があるからであり、米国での広がりを意味するものではないとの意見が多く、市場がパニックに陥ることはなかったが、本日序盤の穀物相場急落の一要因にはなった。また、これがScrapieではない可能性が高いとUSDAの非公式コメントがあったと伝えられたことも、市場を落ち着かせた。 

 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

今後7日間の降雨予報は、北部は20-30%の範囲に0.2-1.2インチ、南部は40-50%の範囲に0.3-1.4インチとなっている。北部では収穫がすすみ、南部の大豆にはまだ降雨が恵みとなる。 

アルゼンチン 

昨夜から雨が降り始めている。この前線は週末まで活発にて、トータルで75-85%の範囲に0.5-2.0インチの予報となっている。大豆にはまだ雨が必要にて、この降雨は恵みとなる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(3/27-31) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (41)  N (0.39/2) 
ベルト東部  N/B (47)  N (0.51/2) 
デルタ地域  A (59)  N (0.86/2) 

 

NWS 8-14日間予報(3/29-4/4) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (41)  N/A (0.39/2) 
ベルト東部  N (47)  N/A (0.51/2) 
デルタ地域  N/A (59)  N/A (0.86/2) 

平年並からやや高目の気温予報となっており、やや弱い材料。 

 

 

 

本日の発表等
1) ブリッシュコンセンサス

 

  3/20/01  3/13/01 
CORN  34  41 
BEANS  23  27 
OIL  50  52 
MEAL  21  22 
WHEAT  25  37 
OATS  15  19 

先週よりも弱気に転じてきているのがわかる。 

 

本日のトーメンの意見

 

本日のコーンの安値からの急激な回復、大豆も契約新安値まであと1セントからの回復をみると、そろそろ皆売りに嫌気がさしてきたのかなという気もする。しかも今日は口蹄疫がオランダまで広がり、狂牛病にかかった羊がアメリカでも見つかる(もっともこの羊はベルギーからの輸入であったが)というショッキングなニュースを織り込んだ上での安値からの回復であり、そろそろこの話題にも飽きてきたという感じはする。

目先価格の安さに惚れ込んで、多少の回復があるかもしれない。時期的に日本からのプライシングも予想される。しかし狂牛病も口蹄疫もまだ収まったわけではなくその影響は見極められていない。また株価は今日も下落しており投資家の心理は冷えている。 

ここが買い場とは思えない。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)