(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年3月26日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  208 1/2 - 09 1/2  210 1/2  208 1/2  209 3/4  +2 3/4  176417  -6436 
01 JUL  216 3/4 - 17 3/4  218 3/4  216 3/4  217 3/4  +2 1/2  116870  +668 
01 SEP  224 1/2 - 25 1/2  226 1/2  224 1/2  225 3/4  +2 3/4  35739  -29 
01 NOV    232 3/4  232 3/4  232 3/4  +3   80  +61 
01 DEC  235 - 35 3/4  236 3/4  235  236  +2 1/2  97129  +59 
02 MAR  245 - 45 1/2  246  244 3/4  245 1/4  +2 1/2  10666  +62 
            447521  -5577 

 

大豆     --- 高値寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  439 - 40  442 1/2  439  442  +5 1/2  66168  -562 
01 JUL  443 - 43 1/2  446 3/4  443  446 1/2  +6 3/4  42877  +822 
01 AUG  442 - 42 1/4  445  442  444 3/4  +6 1/4  5477  +774 
01 SEP  440  442  439  441  +5 1/4  4396  -66 
02 NOV  443 - 43 1/2  446 1/4  443  445 3/4  +5 1/2  23690  +562 
02 JAN  454  455  452 1/2  454 3/4  +5 1/2  1493  -23 
            145436  +1668 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15340  +330  MAY  1579  +14  MAY  267  +4 3/4  122.73 - 123.32 
JUL  15100  +290  JUL  1614  +11  JUL  278  +4 3/4   
AUG  14930  +240  AUG  1629  +10  SEP  288 1/2  +5   
SEP  14760  +240  SEP  1644  +10  DEC  303 1/4  +4 3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

オランダの飼料原料搬送解禁、株高、ドル安、週末の中西部の気温低下、輸出検証...すべて強い材料。

久々に強い材料が出揃って上昇した。 

大豆粕が相場をリードした。オランダで飼料原料の搬送が解禁された事が大豆粕に特に好感された。またヨーロッパでの株価に続き、アメリカでも朝方からダウジョーンズが上げていたことも穀物相場にはサポート要因とされた。またドルが安くなっていたことも輸出需要の回復期待を想定させた。 

コーンは大豆粕につられた事以外にも、週末の気温の冷え込みが作付遅れを連想させた。またこの気温の低下でカンザスの冬小麦がダメージを受けたというニュースから小麦相場も上げており、コーンにはサポートとなった。10時発表の週間輸出検証高、中国のUS産コーン買付の噂、中国のWTO加盟が早まるという噂等、本日は強い材料に事欠かなかった。金曜日の引け後のファンドポジションは弱い材料であったが、それを打ち消す強い材料に終日高値を維持しての引けとなった。 

大豆も大豆粕に引張られる以外にも週間輸出検証高が強い材料となった。大豆はファンドのショートポジションが大きい事もあり、金曜日のレポートに備えての調整買いも見られた。サフラスがブラジルの収穫進捗を例年並の32%と発表したことや、ある大手搾油メーカーのミズーリー工場で短期操業停止のニュースが弱い材料と取られるも、終日値が崩れる事もなく結局高値引けとなった。 

本日のファンドの動きは、コーン2,100コントラクトの買い越し、大豆1,700コントラクトの買い越し、大豆粕1,200コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

ブラジル

週末は南部地域に1-3インチの降雨が見られたが、北部、中部の降雨は散発的なものにて収穫が進捗した。今週は全般にドライ予報にて更に収穫の進捗が見込まれる。南部地域も充分な土壌水分となり、今後は大豆もこれ以上の雨を必要とはしない。 

アルゼンチン 

週末は全体の60%の範囲に0.5-2.0インチの降雨が見られた。今週から天候パターンが変り、ドライパターンが予報されている。これはコーンとひまわりの収穫には恵み。大豆も2%の進捗ながら収穫が北部より始まっており、そろそろ雨を必要とはしなくなって来ている。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(4/1-5) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  B (41)  A (0.39/2) 
ベルト東部  N (47)  A (0.51/2) 
デルタ地域  N (59)  A (0.86/2) 

クール&ウエット予報となっており、作付遅れ懸念からやや強い材料。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(3月22日の週:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  41,828  28-35 
大豆  32,668  23-27 
小麦  7,486  14-18 

コーン、大豆ともに強気材料。 

 

2)ブラジル大豆収穫(サフラス発表) 

 

3/23現在  3/16  昨年同時期  平均 
32%  20%  24%  32% 

 

3)コミットメントオブトレーダーズ報告(フューチャーズ・オプションズ) 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  3月20日現在  フューチャーズのみ 
とうもろこし  33,054 SHORT  4,298 LONG  
大豆  20,538 SHORT  21,197 SHORT 
大豆粕  4,409 SHORT  439 SHORT 
大豆油  1,140 SHORT  7,488 LONG 

予想通りにてニュートラル。 

 

本日のトーメンの意見

 

久々に強い材料ばかりが出て来た事と、金曜日のレポートを前に予想された範囲の上げといえる。株価は持ち直しの兆しを見せているが、口蹄疫、狂牛病はまだどう転ぶか分からず、このまま相場がいつも通り季節的要因から上げていくと考えるのは早計。

中西部はまだウエットであったり寒すぎるとはいえ、農家は徐々に作付の準備をしている。またその合い間をぬって、この価格からも諦めの現物売りも出始めているという話も聞く。ただその中で農家の売りのスピードの妨げになっているのがスターリンク検査という話を聞いた。特にスターリンクの作付が多かった西部ベルトを始め、どのカントリーエレベーター、リバーエレベーターでも農家からのトラック搬入時にスターリンクの簡易テストを行っている。人手不足と不慣れという問題もあり、これが大変な時間となっている。イリノイ中部のカントリーエレベーターでは、農家が1台搬入するのに5時間もかかり、8往復するつもりが2往復しかできなかったという話にもなっている。通常カントリーエレベーター、リバーエレベーターのサンプリング/検量ラインは一箇所しかなく、大豆を搬入するにも同じラインで並ぶ必要がある。この為農家の中には、作付準備を優先させることにし手持ち玉の売りを6月以降の作付後にすると決めてしまっている者もいるという。全てのカントリーエレベーター、リバーエレベーターでこのような不手際が起っているわけではないだろうが、農家売りが思ったほど出て来ない理由にはなっている。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)