(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年4月5日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、やや高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  213 - 13 1/2  214  209 1/4  212 1/4  +1/2  161086  -2182 
01 JUL  221 - 22  222  217 1/4  220 1/4  +1/2  129065  +1131 
01 SEP  229 - 29 1/4  229 3/4  225 1/2  228  +1/2  39237  +1055 
01 NOV    235 1/4  235 1/4  235 1/4  +1  90  -36 
01 DEC  239 1/2 - 40  240 1/2  235 3/4  239  +3/4  103559  +463 
02 MAR  249 1/4 - 49 3/4  249 3/4  245 1/2  248 3/4  +3/4  11281  -23 
            456698  +574 

 

大豆     --- やや高値寄付き、マチマチの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  438 - 38 3/4  439 1/2  433  437 1/2  +1/4  58244  -2260 
01 JUL  443 - 44  444 1/2  438  443  +1/2  50636  +2005 
01 AUG  443  443  437 1/2  442  +1  7575  +206 
01 SEP  437 1/2 - 38 1/2  438 1/2  432 1/4  435 3/4  -1/4  6852  +321 
02 NOV  441 1/2 - 42  442  435 1/2  439 1/2  -3/4  27285  +802 
02 JAN  446 1/2  449  445 1/2  449  -1  1712  +35 
            153921  +1129 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15390  +60  MAY  1559  -5  MAY  265  -1/4  124.10 - 124.60 
JUL  15140  +60  JUL  1594  -3  JUL  276 1/4  +1/4   
AUG  14920  +20  AUG  1610  -3  SEP  286  -1/4   
SEP  14670  +10  SEP  1626  -4  DEC  301 1/4  +3/4   

 

 

本日の相場の動き

 

行きつ戻りつ。

明確な方向性を見出せず迷走。 

コーンは、高い週間輸出成約高でロケットスタート。しかし、買い注文は、注目された3/30の高値(214-1/4)を抜く前に消化されてしまい、その後閑散相場となりズルズルと安値圏まで到達。NOAAの予報等もあり最後はようやく高値にこぎつけた。取引量は少なく、序盤の上昇以外はきわめて鈍い動き。NWSによる今後2週間のウェット予報に加え、本日NOAAが今夏中西部は緩やかな旱魃となると予報したことが緩やかに支持材料となり続けた。(NOAAは昨年も旱魃を唱えていただけに、市場の評価は比較的冷たかった。) 

大豆は、週間輸出成約高が予想の下限となり、大豆相場は安値圏での時間の方が長かった。ブラジルの収穫が進み、産地からは生産イールドが高いとの報が入ってきていることや、雨のために米国コーン作付けが遅れて大豆作付けが増加するとの懸念が相場を押し下げた。しかしながら、株式相場は急回復、ブラジルの港でのストライキの行方も不透明であることなどもあり、大豆相場ははっきりしない展開を続けた。 

本日のファンドの動きは、コーン1,500コントラクトの買い越し、大豆1,500コントラクトの売り越しと見られている。 

、 

 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国デルタ地域および中西部

中西部に来週末までに2つの前線が通過する。最初は今日から土曜日、次は来週火曜日から木曜日。どちらも似たような勢力にて、ベルト全体の50%の範囲に0.25-1.25インチの降雨量となる。降雨の中心は北部から西部にかけて。南部はドライにてコーンの作付進捗が期待できる。 

デルタ地域は今後10日間に渡り平年並以上の気温にドライな天候となる。この地域はこれまでに雨が多く、コーンの作付が遅れていただけに恵みの天候といえる。 

アルゼンチン・ブラジル 

昨日アルゼンチンのコルドバ地方に激しい雨があった。降雨量は1-4インチ、この地方のコーン、大豆の収穫はしばらくストップする。この前線は今後北上してブラジル南部に雨をもたらすが、コルドバのような激しいものにはならない見込み。これ以外には来週末まで降雨予報はでていない。総じて言えば今後10日間に渡りブラジル、アルゼンチンともドライであり、収穫の進捗が見込まれる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(3/29の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  1,118.4  0.0  33,005.5  36,076.0  6,337.9  0.0 
大豆  201.4  20.3  24,554.5  22,259.7  2,907.0  61.3 
小麦  262.1  24.2  25,006.1  24,682.9  3,638.1  282.6 
大豆粕  65.1  0.6  4,478.3  4,424.7  741.0  17.9 
大豆油  2.4  0.0  293.9  321.1  27.6  0.0 

コーンは強気、大豆は弱気。 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,220.0  1,287.5  26,667.6  28,826.8  50,800 
大豆  747.4  1,004.5  21,647.5  19,951.2  26,540 
小麦  502.2  260.2  21,368.0  21,464.4  29,940 
大豆粕  173.0  228  3,737.3  3,588.8  6,120 
大豆油  0.0  5.4  266.3  253.4  640 

 

3)センサス大豆搾油報告 

 

  2月  1月  2月(昨年) 
搾油量  3,863,800  4,401,526  3,758,999 
工場在庫  3,799,189  4,286,233  4,154,660 
粕生産量  2,870,225  3,285,188  2,775,469 
粕在庫  285,645  298,210  418,475 
皮生産量  212,109  238,971  218,871 
皮在庫  40,186  35,836  69,133 
粕・皮在庫  325,831  334,046  487,608 
油生産量  1,434,738  1,642,771  1,416,479 
油在庫  1,183,623  1,140,934  963,102 

ほぼ予想通りにてニュートラル。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

もし、天候が良好で中西部の作付けが順調にいったとしたら、5月限は約定安値を更新できるだろうか。 

5月限の約定安値(202-1/4)は、3/15の株式市場暴落に勢いがついた安値局面の中で到達したもの。その時点の状況は、南米の大量供給はほぼ確定的となり、口蹄疫が欧州で拡大している最中、ドル高が進み、そして投機筋のポジションが買い持ちであった。それにダメを押したのが、先週金曜日の「米国で口蹄疫発症か?」の報であった。あくまで米国産需給の弱さが安値の土台であることは間違いないが、一段安となった先週は、見事に同時期に重なったこれらの要因が織り成したものと断じてよかろう。 

これら事項のいくつかは、いまだに相場要因として残っており、これからも居続ける可能性は高いが、すでに発生・認知されているだけに、それが今後の相場に与えるインパクトは先週までに比べて大きくない。投機筋のポジションも買い持ちの状態にない。なにより、同時期にすべてがあらためて起きることも考えにくい。また、作付け期後はそれなりに夏場の天候が云々されるであろう。つまり、買付姿勢としては、202-1/4を底値と考え、今後の天候リスクを考慮しながら買付けを進めるべきであろう。明日204-1/4を抜くような展開になると、テクニカル要因から急上昇もあり得るため再考の要があるが、そうでない限りターゲットは210以下。( F ) 

 

 

(大豆) 

ブラジル大豆の収穫は今日現在で50%ほどにはなっていると思われる。これは例年よりやや早い。産地から聞こえる声ではイールドは思ったよりもいいという。またアルゼンチン大豆の収穫は3/30現在で9%、これは昨年よりも随分早い。ブラジルサントス港のストライキはあるが、いずれにせよ南米大豆は出てくる。レアルも対米ドルで2.16と安く輸出競争力は十二分にある。US農家も大豆を持ち続けるのは作付が終わる5-6月までか。大豆はコーンに比べ夏場を越えても品質は変りにくいとはいうものの、期先限月の価格も決して魅力的とはいえず、少なからず品質リスクがあるのであれば売りは出てくる。 

ダウントレンドは続いているという見方に変りはない。契約安値からまだ10セント程度しか上げておらず、いかなるラリーもダウントレンドのなかでの調整とみている。買いは必要量のみ、基本的には待ち。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)