(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年4月10日

 

本日の相場

とうもろこし  -- 高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  211 3/4 -12  212  208 3/4  209  -1 3/4  148716  -3854 
01 JUL  219 1/2 - 20  220  216 3/4  217  -1 1/2  136936  +3605 
01 SEP  228 - 28 1/4  228 1/4  224 3/4  225  -1 1/2  39404  +17 
01 NOV  233 1/2  233 1/2  232  232  -1 1/2  90   
01 DEC  238 - 38 1/4  238 1/4  235 1/2  235 3/4  -1 1/2  10565  +760 
02 MAR  241  247  245  245 1/4  -1 1/2  12227  +676 
            455981  +1356 

 

大豆     --- 高値寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  443 1/2 - 44  444  431 1/4  432 3/4  -8 1/2  55759  -493 
01 JUL  448 - 49  449  435 1/2  437 1/2  -8 1/4  55723  +1626 
01 AUG  446 - 46 1/2  446 1/2  435  436 1/4  -7 3/4  8083  -41 
01 SEP  440 1/2 - 41  441  430  430 3/4  -6 3/4  7332  +179 
02 NOV  443 1/2 - 44  444  433 1/2  435 1/4  -6 1/2  27531  -203 
02 JAN  452 1/2  452 1/2  443 1/2  445  -6  1837  +86 
            158149  +1314 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15420  -100  MAY  1517  -34  MAY  257 1/4  -2 3/4  124.32 - 124.64 
JUL  15100  -170  JUL  1553  -33  JUL  268 1/2  -3 1/4   
AUG  14900  -150  AUG  1571  -31  SEP  279  -2 1/2   
SEP  14640  -140  SEP  1587  -28  DEC  295 1/4  -2   

 

 

本日の相場の動き

 

Buy the rumor, sell the fact.

需給報告は買いのきっかけにならず。高かったのは寄付き後の一瞬だけだった。 

コーンは予想ほど期末在庫が増えていない事が好感されてやや上げて始まった。しかしクロップキャスト社が天気予報で春先のドライ天候とコーンの順調な作付予想をしたことから高値は続かなかった。また大豆3品、小麦が安かったことも下値に引張られる原因となった。小麦は口蹄疫の影響でヨーロッパの飼料需要の減退→世界在庫増と予想されたことから値を下げた。 

大豆も高値は一瞬にて続かなかった。大豆油には強気なレポートであったが、唯一ファンドがロングを持っていたため狙い打ちでファンドの売り物が入り、大豆も引張られた。ブラジルサントス港のストライキが本日解決見通しとなったこと、US−中国の緊張が高まっており、中国のUS産大豆輸入増加予想に懸念が出てきた事もマイナス要因とされた。 

本日のファンドの動きは、コーン2,500コントラクトの売り越し、大豆4,000コントラクトの売り越し、大豆油6,200コントラクトの売り越しと見られている。 

 

本日のUSDA需給報告発表 

予想通りの内容にて全くのニュートラルと考えるトレーダーもいれば、コーンの期末在庫の増加数量が予想より少なくやや強気、大豆も予想通りとはいえ期末在庫が減少しておりやや強気と見る向きもあった。 

コーンでは輸出を5,000ブッシェルと国内飼料需要を1,000万ブッシェル下方修正した。また3/1現在の在庫数量が予想より少なかった事からその他の項目を5,000万ブッシェル増やし、トータルで1,000万ブッシェルの期末在庫増加とした。また海外ではアルゼンチンの生産量予想を100万トン増やして1,600万トンに、輸出予想も50万トン増やして1,050万トンとしたが、予想の範囲内にてインパクトはなかった。 

大豆は輸出とその他の項目をそれぞれ1、500万ブッシェル増やしてその分期末在庫を3,000ブッシェル減少させた。また海外ではアルゼンチン大豆の生産量予想を100万トン増やして2、600万トンに、輸出予想も40万トン増やして550万トンとした。アルゼンチンの生産量予想は予想より40万トン多くやや弱い材料と取られた。またUS産大豆の輸出が増加した主な相手先は中国にて、先月予想から90万トン増やして1,020万トンとした。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国デルタ地域および中西部

今後10日間は北部ベルトはウエット、南部ベルトはドライ予報。気温は今週までは平年より高め、来週は平年並かややクールダウンを予報。南部ベルトのコーン作付は順調に推移する見通し。また作付されたコーンの発芽と初期の生育にも恵みの天気予報となっている。北部ベルトはまだ作付時期には早く、ウエットからの遅れやダメージを懸念するには時期尚早。 

アルゼンチン・ブラジル 

来週の中旬まで特に目だった前線の活動は予報されていない。今週末にアルゼンチンには散発的な降雨が予報されているが、収穫の妨げになるようなものではない。総じてコーン・大豆の収穫は順調に進む見込み。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

 

 

本日の発表等
1)USDA SUPPLY /DEMAND REPORT

@ 米国産大豆(単位:百万ブッシェル) 

  1999-2000   2000-2001 
  MAR  APR10  MAR  APR10 
作付面積(百万エーカー)  73.7  73.7  74.5  74.5 
収穫面積(百万エーカー)  72.4  72.4  72.7  72.7 
単収(ブッシェル/エーカー)  36.6  36.6  38.1  38.1 
         
初期在庫  348  348  290  290 
生産量  2,654  2,654  2,770  2,770 
輸入  4  4  3  3 
・供給合計  3,006  3,006  3,063  3,063 
搾油用  1,579  1,579  1,590  1,590 
輸出用  973  973  975  990 
種子・飼料用  90  90  91  91 
その他  74  74  77  92 
・需要合計  2,716  2,716  2,733  2,763 
期末在庫  290  290  330  300 
農家平均価格($/ブッシェル)  4.63  4.63  4.45-4.65  4.45-4.55 

 

A 米国産コーン (単位:百万ブッシェル) 

  1999−2000   2000-2001  
  MAR  APR10  MAR  APR10 
作付面積(百万エーカー)  77.4  77.4  79.6  79.6 
収穫面積(百万エーカー)  70.5  70.5  72.7  72.7 
単収(ブッシェル/エーカー)  133.8  133.8  137.1  137.1 
         
初期在庫  1,787  1,787  1,718  1,718 
生産量  9,431  9,431  9,968  9,968 
輸入  15  15  10  10 
・供給合計  11,232  11,232  11,696  11,696 
飼料用その他  5,664  5,664  5,775  5,825 
食用・種子用・工業用  1,913  1,913  1,980  1,970 
輸出用  1,937  1,937  2,000  1,950 
・需要合計  9,515  9,515  9,755  9,745 
期末在庫  1,718  1,718  1,941  1,951 
農家平均価格($/ブッシェル)  1.82  182  1.70-1.90  1.80-1.90 

 

B00/01クロップ世界のコーン/大豆生産量予想 (単位:百万トン) 

(( )内は前月発表) 

○コーン 

  生産量  輸出   
中国  105.00 (105.00)  6.00 (6.00)   
アルゼンチン  16.00 (15.00)  10.50 (10.00)   
南アフリカ  7.50 (7.50)  0.30 (0.30)   

 

○大豆 

  生産量  輸出 
アルゼンチン  26.00 (25.00)  5.50 (5.10) 
ブラジル  35.50 (35.50)  12.30 (12.30) 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

今日の需給報告で当面考えられる強い材料がすべて出てしまった。相場を上げるためには新たに目に見える材料が必要。それは作付遅れか、発芽や初期生育へのダメージしかない。まだコーンの作付が2%しか進捗しておらず、それが言えるのは早くても2週間後か。それまでに再度安値を更新する可能性が高い。

ブラジルパラナグア港では記録的なトラックの長蛇の列ができているという。収穫の進捗と大豊作を背景にコーン・大豆を満載したトラックが100キロ以上も受渡を待って並んでいるという。これも船積み遅れから強気材料に取る事もできるのだが、それほどの玉が港からの輸出を待っているという弱気材料にしかとられない下地となっている。本日はダウも上げていたが強気材料にはされなかった。だがダウが下げれば穀物も下げ材料にされるなど、まさに相場はダウントレンドが続いている。 

唯一の心配はファンドがネットショートになっていること。コーンは差程でもないが、大豆は史上最高レベルのボリュームになっている。また実需筋も安値期待から期先のカバーを殆どしていない。従い目に見える強い材料が出てくれば、過度の反応をする可能性はある。ただそれはあったとしてもコーンで4月末、大豆は5月末まで待つことになる。それまでは安値を更新すれば拾っていくということでいいのではないか。 

コーンの期末在庫は8年振りの水準、作付面積は減少するが何もなければトレンドイールドは上がって来ており、需要を充分カバーできる生産量となる。今後しばらく期近限月が230を越すことは難しいかもしれない。 

大豆の在庫率はUS大豆では11%弱、世界大豆では13%弱と決して多くはないが、何もなければ来年度には一気に在庫率のUPが予想される。期近で玉が不足するわけでもなく、これも先の大きな生産量が見えているうちは、期近限月で475を越える事はないように思う。(N) 

 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)