(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年4月12日

 

本日の相場

とうもろこし  -- ほぼ変らずの寄付き、高値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  209 3/4 - 10  214 1/4  209 1/4  211 3/4  +1 1/4  139274  -2840 
01 JUL  218 - 18 1/2  222 1/2  217 1/4  219 3/4  +1  146284  +2940 
01 SEP  226 - 26 1/4  230 1/4  225 1/2  227 3/4  +1 1/4  39877  +342 
01 NOV    235  235  235  +1  97  +5 
01 DEC  237 - 37 1/2  241 1/4  236 1/4  238 1/4  +3/4  106634  +671 
02 MAR  244  250  245 1/2  247 3/4  +1 1/4  152  +100 
            458310  +1743 

 

大豆     --- 安値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  435 1/4 - 36  438 1/2  433 3/4  435 1/4  -2  52462  -1288 
01 JUL  440 1/2 - 41  443 1/2  438 1/4  439 3/4  -2 1/2  58761  +210 
01 AUG  440 - 40 1/2  442 1/2  437  438 1/2  -2 1/2  8538  -18 
01 SEP  435 - 35 1/2  437 1/2  431 3/4  433 1/2  -1 3/4  7559  -43 
02 NOV  438 - 38 1/2  441 1/2  434 1/2  438 1/4  -1  28241  +327 
02 JAN  447  450 1/2  444 1/2  447 3/4  -1 1/4  1996  +141 
            159473  -626 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15440  -10  MAY  1532  -4  MAY  266 3/4  +6  123.18 - 123.75 
JUL  15170  +00  JUL  1565  -5  JUL  278 1/2  +5 3/4   
AUG  14970  +00  AUG  1580  -6  SEP  288 3/4  +6 1/4   
SEP  14770  +20  SEP  1596  -5  DEC  304  +6 1/4   

 

 

本日の相場の動き

 

イースター前で休日ムード。閑散

本日から4連休、5連休を取っているトレーダーも多く、閑散だった。 

コーンは小麦につられた。小麦は初期生育で状態の悪さが次々に報告され高値となった。来週の天気予報で気温の低下が予報されていること、日本での最初のスターリンクテストが無事合格したこと、メキシコが25万トンの免税コーン輸入粋を新たに認めた事などがサポート要因とされるも、期待されていた週間輸出成約高が予想を遥かに下回ったことが、終日上げ幅を抑える事になった。 

大豆は中国が期近のUS産大豆11万トンを南米産にシフトしたニュースが弱い材料となった。またブラジルの収穫が順調ですでに70%近く終了していると見られる事、ブラジルの大豆輸出成約がすでに483万トンと昨年同時期より150万トンも上回っているニュースが相場を抑えた。サポト要因としては、インド政府筋から新穀の大豆生産量が490万トンと昨年比190万トンの減少になること、ドイツがトリ・ブタ向け飼料に魚粉の使用を許可するであろうというニュースが挙げられるがどれもインパクトは少なかった。 

また本日はUSドルが他通過に対して強かった事も相場を抑えた。最近の業績不振にあえぐ産業界からもドル引き下げの要望がでており、政府筋がこれにある程度応えるのではという観測も流れていた。 

本日のファンドの動きは、コーン6,500コントラクトの買い越し、大豆500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

なぜ突然冬小麦の生育悪化ニュースが流れたか? 

冬小麦は秋に作付され冬の間は冬眠が如く地中に埋まっている。それが春の声とともに顔を出し生育を始めるのがだいたい4月。先週頃から各地で畑にでた農家がその生育の悪さに気づいた。今の農家は凡そ90%が穀物保険に入っている。農家にはオプションがあり、今の初期生育の段階で保険会社にイールドの評価をしてもらい契約で決めたイールドとの差額を受け取るか、それとも収穫まで待って精算するか。生育状態が良ければ基本的に保険会社に電話などする必要もない。先週来各地に保険会社の人間が立入り調査をしているという話も、今回の生育状況悪化ニュースを一気にマーケットが知る原因となったようだ。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国デルタ地域および中西部

今週の前線が通過したあとは今後10日間にまとまった降雨予報は出ていない。来週は気温が下がる為、作付されたコーンの発芽や初期生育がスローダウンする。ただダメージを懸念するほどのものではない。総じて言えば、作付は例年並のスピードで進捗しそう。ここ2、3年は春先のドライで暖かな天候から作付が特別に早かった。今年も遅れているわけではない。 

アルゼンチン・ブラジル 

天気予報は変らず。今後10日間に収穫の妨げになるような激しい降雨は予報されていない。週末にアルゼンチンで散発的な降雨が見られる程度。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

本日、ナショナルウエザーサービシズ社から30日間と90日間予報が出されたが、中西部・デルタについては’判断できず’という意味のない内容であった。 

 

本日の発表等
1) 週間輸出成約高報告(4/5の週) (単位:千トン)

 

  週間成約高  成約量累計  成約残 
  今年度  来年度  今年度  昨年度  今年度  来年度 
コーン  485.9  0.0  33,458.7  36,799.9  5,617.6  0.0 
大豆  233.8  27.0  24,760.8  22,474.3  2,476.8  88.3 
小麦  340.2  12.5  25,345.3  25,083.4  3,414.7  295.1 
大豆粕  154.7  4.0  4,632.9  4,489.4  784.7  21.9 
大豆油  2.1  0.0  296.0  321.7  20.3  0.0 

コーンは失望、大豆粕はやや強気、他は予想の範囲内。 

 

2) 週間輸出高 (単位:千トン) 

 

  輸出量  輸出量累計  USDA予想 
  今週  先週  今年度  昨年度   
コーン  1,206.2  1,220.0  27,841.1  29,668.0  49,530 
大豆  664.0  747.4  22,284.0  20,453.5  26,540 
小麦  563.5  502.2  21,930.6  22,006.6  29,940 
大豆粕  110.9  173.0  3,848.2  3,691.7  6,120 
大豆油  9.4  0.0  275.7  268.6  640 

 

 

 

本日のトーメンの意見

 

天候相場のはしりの時期であり、外部要因に何もなければ来週の相場は来週の天気予報に左右される。

昨日ヨーロッパの口蹄疫が終息に向っているというニュースが流れた。毎週の感染された家畜頭数が減少していることを根拠としている。これが事実であれば、今後同様の報道が続き、トレーダー達から口蹄疫が忘れられ3/30の安値が底値となった可能性はある。1歩前進しただけに、ヘッジの意味で今のレベルを少し買ってみるという判断をするのは悪くはない。しかしこのニュースにも関わらず、今日のマーケットの反応は冷ややかであった。減少しているとはいえまだ毎週のように発生が確認されているうちは信用しきれないか。 

また裏読みをすればヨーロッパでの口蹄疫終焉は弱い材料にもなりえる。ヨーロッパ人は一旦肉食から離れたらそうすぐには戻ってこない。飼料需要はしばらく停滞したままだ。しかし口蹄疫が終焉すれば、やがて余分となった飼料が世界に出ていくことになる。ただそれはまだ随分先の事であろうが。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)