(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント
2001年4月19日
| 本日の相場 |
とうもろこし -- 安値寄付き、大幅安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 MAY | 207 1/2 - 08 | 208 | 203 1/2 | 204 1/2 | -4 1/2 | 117688 | -5202 |
| 01 JUL | 215 1/2 - 16 | 216 | 211 | 211 3/4 | -5 | 165423 | +5414 |
| 01 SEP | 223 1/2 | 223 1/2 | 219 | 219 1/2 | -5 | 40805 | +439 |
| 01 NOV | 228 1/4 | 228 1/4 | 226 | 226 1/2 | -5 1/4 | 101 | +4 |
| 01 DEC | 233 1/2 - 33 3/4 | 233 3/4 | 228 3/4 | 229 3/4 | -5 1/4 | 112148 | +595 |
| 02 MAR | 242 1/4 | 242 1/2 | 238 3/4 | 239 | -5 1/4 | 153 | |
| 463789 | +1529 |
大豆 --- やや安値寄付き、安値引け ---
| OPEN | HIGH | LOW | SETTLE | CHG | OPEN INT | CHG | |
| 01 MAY | 432 - 32 1/2 | 434 1/4 | 427 1/2 | 429 1/4 | -4 3/4 | 49115 | -248 |
| 01 JUL | 436 - 36 1/2 | 436 1/2 | 429 | 430 | -6 3/4 | 63003 | +2116 |
| 01 AUG | 434 1/2 | 434 1/2 | 426 1/2 | 427 1/4 | -8 1/4 | 8631 | -45 |
| 01 SEP | 425 1/2 - 26 | 426 | 419 1/2 | 419 3/4 | -7 1/4 | 6896 | -251 |
| 02 NOV | 429 - 29 1/2 | 429 1/2 | 421 1/2 | 422 | -8 | 30627 | +761 |
| 02 JAN | 438 | 438 | 431 1/2 | 432 | -7 1/2 | 2048 | -15 |
| 162333 | +2306 |
| MEAL | CHG | OIL | CHG | WHEAT | CHG | NY-YEN | |||
| MAY | 15380 | -80 | MAY | 1470 | -23 | MAY | 267 1/2 | -3/4 | 121.57 - 121.85 |
| JUL | 14990 | -170 | JUL | 1501 | -23 | JUL | 277 3/4 | -1 1/2 | |
| AUG | 14740 | -120 | AUG | 1520 | -22 | SEP | 288 1/2 | -1 1/4 | |
| SEP | 14440 | -150 | SEP | 1534 | -23 | DEC | 303 1/2 | -1 1/4 |
| 本日の相場の動き |
ドライ天気予報、輸出不振、急落。
週間輸出成約がコーン・大豆とも不調、寄り付きから売り先行。
コーンは、9月・12月限が約定新安値。他限月も約定安値に近づく動き。投機筋が大量売りを仕掛けたのに対し、商業筋のプライシング買いが目立った。今週末まではコーンベルトで雨が多いものの、来週は火曜日あたりから週末までドライが続くと大方の予報が変わり、先週まで作付けペースが平年並みで推移していたことに加え、作付け期の天候不安を弱めることになった。また、55万トンと事前予想の下限となった週間輸出成約量は、先々週まで輸出量回復に望みを持たせる内容であっただけに、再び需給緩和感を投げかけた。プライシングタイプの買いは多かったが、投機的売り注文を裁ききれなかった。CRB・他穀物相場の下落も加勢。
大豆は、7月限、11月限が約定新安値。5月限も安値まであと1セントまで迫った。直接の弱要因は、中国の15万トンのキャンセルにより低迷した週間輸出。農家売り不足から現物需給が逼迫しており、下落局面の中でも旧穀買い/新穀売りのスプレッドが目についた。コーンの投機売りの熱気が伝わるように、次第に大豆にも売りが増加し、価格レベルは時間の経過とともに下がっていった。大豆油が早々に約定新安値となったことが、心理的に弱く作用した。
本日のファンドの動きは、コーン6,000コントラクトの売り越し、大豆3,000コントラクトの売り越しと見られている。
| 各生産地の天気予報および状況 |
米国中西部
今後10日間の気温は平年並からやや高め。西部ベルトの一部では最高気温が80度を越すところも見られそう。しかし気温の上昇とともに降雨システムもやってくる為、雨がちな天気が続く。最初のシステムは今夜から土曜日にかけて。北部ベルトを中心にベルト全体の50%に0.2-1.1インチの降雨量。2つ目は来週月曜日と火曜日。これも北部ベルトを中心にベルト全体の80-85%の範囲に0.3-1.5インチのまとまった降雨になりそう。3つ目は来週金曜日と土曜日。まだ正確には予報できないが、50%以下の範囲に0.25インチ程度の軽い降雨となりそう。
今夜以降の降雨が北部ベルトに集中している。南部、東部ベルトにおけるコーンの作付は今のところ順調(西部ベルトは平均的)。今後は北部ベルトが焦点となってくる。
ブラジル・アルゼンチン
収穫の進捗は順調。昨夜アルゼンチンにて軽い雨が見られたが、今後7日間はドライ。ブラジルも週末から週始めにかけて、南部ベルトで0.3-1.3インチ程度の降雨が見られるが、他は今後10日間ドライ予報となっている。
米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ)
| NWS 6-10日間予報(4/25-29) |
| 気温(平年) | 降水量(平年) | |
| ベルト西部 | N/A (54) | B (0.55/2) |
| ベルト東部 | N (58) | N (0.55/2) |
| デルタ地域 | N (68) | B (0.79/1) |
弱い材料。
| 本日の発表等 |
| 1) 週間輸出成約高報告(4/12の週) (単位:千トン) |
| 週間成約高 | 成約量累計 | 成約残 | ||||
| 今年度 | 来年度 | 今年度 | 昨年度 | 今年度 | 来年度 | |
| コーン | 550.8 | 0.0 | 34,002.2 | 37,851.5 | 5,215.6 | 0.0 |
| 大豆 | 72.4 | 0.0 | 24,833.2 | 22,778.4 | 2,089.6 | 88.3 |
| 小麦 | 420.4 | 3.0 | 25,765.8 | 25,443.6 | 3,222.6 | 298.1 |
| 大豆粕 | 92.9 | 0.5 | 4,725.8 | 4,552.5 | 671.1 | 22.3 |
| 大豆油 | 0.5 | 0.0 | 296.5 | 327.4 | 19.1 | 0.0 |
大豆は失望、コーンも予想より少なく弱い材料。
| 2) 週間輸出高 (単位:千トン) |
| 輸出量 | 輸出量累計 | USDA予想 | |||
| 今週 | 先週 | 今年度 | 昨年度 | ||
| コーン | 952.7 | 1,206.2 | 28,786.6 | 30,593.4 | 49,530 |
| 大豆 | 459.6 | 664.0 | 22,743.6 | 20,822.6 | 26,940 |
| 小麦 | 612.6 | 563.5 | 22,543.2 | 22,382.8 | 29,940 |
| 大豆粕 | 206.5 | 110.9 | 4,054.7 | 3,787.2 | 6,120 |
| 大豆油 | 1.7 | 9.4 | 277.4 | 272.3 | 640 |
| 本日のトーメンの意見 |
(コーン)
本日は欧州等での口蹄疫の発症例は報告されなかった。相場はすでに口蹄疫の影響なくしても下落できる環境になっている。無論、作付け期がより近づいてもこのまま下落を続けるというシナリオは考えにくい。しかし、次第に高まる輸出需要下方修正予想で期末在庫増加懸念がいつまでも払拭されないことのみならず、LDP・ローン制度の恩恵にあずかる農家が持つ未売り在庫が依然史上最高のレベルであることが、需給緩和感を増幅している。96年農業法がようやく相場レベルにおいてその本領を発揮し始めたということであろうか。作付けは順調の可能性が高く、未売り在庫が整理されるほどの高値相場は春には予想できない。つまるところ、作付けが終わるより前に、再び相場は低迷レベルにあることになる。( f )
(大豆)
昨日は現物価格の高騰から旧穀限月につき多少危惧したが、大きなダウントレンドの流れの中では杞憂に終わった。ただ今日の相場でも期先に比べ手前は堅調であり、この契約新安値を更新した場面では少しずつ買いを入れるというのは無難ではある。
あまりの価格の暴落に、農家は暫く相場を忘れて作付に専念するという話を聞いた。よく知られているように今年はまだ農家が例年以上に現物を持っている。コーン・大豆と作付が終了する5月末から6月にかけて農家売りが出る可能性がある。南米の収穫も順調。ブラジルでは3/4程度が終了していると見られている。南米からの売りプレッシャーが今後3、4ヶ月にわたり相場の上昇を抑える。また大きな数字ではないが、ローンにまだ1.6億ブッシェル残っておりこれも7月以降満期を向えて市場に出てくる。どうしても目先弱い材料ばかりが目についてしまい、余程の天候異変がない限り相場が大きく戻す事はないように思える。
長期に考えれば人口は増えつづけており、需要は毎年増加する。しかし今の微妙な世界景気を考えればそんな需要が今年すぐにくるという発想にはならない。また天候異変にしろ、それを材料にできるのはまだ先の話。結論として、旧穀限月にはやや気をつけながらも、やはり当用買いの継続となる。(N)
(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)