(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年4月20日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  204 3/4 - 05 1/4  205 1/4  201 3/4  202  -2 1/2  108460  -9228 
01 JUL  211 1/2 - 12 1/4  212 1/2  209  207 1/4  -2 1/2  173266  +7843 
01 SEP  219 1/2 - 020  220 1/2  216 3/4  217  -2 1/2  41146  +341 
01 NOV    224 1/4  224 1/4  224 1/4  -2 1/4  102  +1 
01 DEC  229 3/4 - 30  230 1/2  227 1/2  227 3/4  -2  115814  +3666 
02 MAR  238 3/4 - 39  239 1/2  237  237 1/4  -1 3/4  153   
            467024  +3235 

 

大豆     --- やや高値寄付き、ほぼ変らずの引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  430 1/2  432 1/2  429  429 1/4  +0  41755  -7360 
01 JUL  431 - 31 1/2  433 1/4  429 1/2  430  +0  63574  +571 
01 AUG  429  431  427 1/4  427 3/4  +1/2  9242  +611 
01 SEP  422 - 22 1/4  424  420  420  +1/4  6911  +15 
02 NOV  423 1/2 - 24  427  421 1/2  423  +1  32118  +1491 
02 JAN  432 1/2 - 33  437  432  432 1/2  +1/2  2195  +147 
            157825  -4508 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15480  +100  MAY  1464  -6  MAY  267  -1/2  122.40 - 122.65 
JUL  15090  +100  JUL  1496  -5  JUL  277 1/2  -1/4   
AUG  14790  +50  AUG  1515  -5  SEP  288  -1/2   
SEP  14500  +60  SEP  1530  -4  DEC  302 3/4  -3/4 

 

 

本日の相場の動き

 

静かな流れの中でコーンは約定新安値、大豆も浮上できず。

最近の安値への動きに対する行き過ぎ感が意識され、高値誘導される場面もあったが、流れがそれを許さなかった。 

コーンは、引け間際に売りが集中、約定新安値を一気に更新した。それまでは、今週の下落の行き過ぎ感もあり狭い範囲での取引だった。ミシシッピ川上流の洪水の影響で国内現物価格が上昇中であったことや、商業筋のプライシング需要が強かったことも、中盤までの落ち着いた相場を演出していた。しかしながら、NWSを始めとする多くの天気予報家が4月終わりまでの中西部の天候を高気温・少雨と予報を変えたことに、相場は価格を維持することはできなかった。作付けペース遅れのプレミアムが相場ではまだ残っていると思われており、終盤はそれを削った格好。 

大豆は、現物逼迫感、コーン作付け進捗観測などからどちらかと言えば堅調に推移したが、最後のコーンの動きにつられてほぼ前日比レベルで引けた。ロシアを始めとする輸出需要が予想される大豆粕が比較的強含みで推移していたことが印象的。英国が同国内の口蹄疫が拡大しないように「コントロールできる体制になった。」と宣言したことは、市場に若干ながら安心感を与え、大豆粕には心理的に強材料になった。全体としては、静かな動きに終始した。 

本日のファンドの動きは、コーン3,500コントラクトの売り越し、大豆500コントラクトの買い越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

今後10日間の気温は平年並からやや高め。すでに作付されたコーンの発芽、初期生育には恵みとなる。しかし気温の上昇とともに降雨システムもやってくる為、雨がちな天気が続く。最初は昨日から今夜にかけて。北部と東部ベルトを中心にベルト全体の50%に0.2-1.1インチの降雨量。2つ目は日曜日から火曜日。これも北部中心にベルト全体の80-85%の範囲に0.3-1.5インチのまとまった降雨になりそう。3つ目は来週土曜日と日曜日。まだ正確には予報できないが、20-30%の範囲に0.2-0.8インチ程度の軽い降雨となりそう。 

今夜以降の降雨が北部ベルトに集中している。南部、東部ベルトにおけるコーンの作付は今のところ順調。今後は北部・北西部ベルトが焦点となってくる。 

ミシシッピー川洪水情報 

ミシシッピー川の水位が上がって、上流の一部やローカル川の一部では氾濫が確認されている。これを1997年や1993年の洪水と結び付ける人がいるが今回は全く違う。今回は4月に入ってからの気温の上昇が雪解けを一気にすすめた。それに先週までの大雨が重なった為に洪水となった地域もでてしまった。過去のように長く続いた大雨が洪水をもたらしたのとは違う。現在すでに雪解けは殆ど終ってしまい、多少の雨では今後水位が下がって行くことが予想される。気温の上昇も水位の下げには助けとなる。したがいこれ以上被害が広がることはない。 

ブラジル・アルゼンチン 

少なくとも来週末までブラジル、アルゼンチンとも順調な収穫の進捗が予想される。ブラジルでは週末から週始めにかけて、南部ベルトで0.3-1.3インチ程度の降雨が見られるが、他は今後10日間ドライ予報にてなんら問題とはならない。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(4/26-30) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (54)  B (0.55/2) 
ベルト東部  A (58)  B (0.55/2) 
デルタ地域  A (68)  B (0.79/1) 

作付にはまさに理想的な天気予報。 

 

本日の発表等
1) コミットメントオブトレーダーズ報告

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  4月17日現在  事前予想 
とうもろこし  5,842 SHORT  7,000 SHORT 
大豆  29,916 SHORT  32,000 SHORT 
大豆粕  5,870 LONG  600  LONG 
大豆油  3,363 SHORT  4,500 SHORT 

大豆粕がやや弱き材料となるが、後はほぼ予想通りといえる。 

 

2)キャトル オン フィード レポート 

 

  USDA  事前予想平均  事前予想幅 

4月1日飼養頭数 

 

103% 

 

102.4% 

 

101.1-104.0% 

 

3月導入頭数 

 

89% 

 

85.8% 

 

80.7-92.0% 

 

 3月マーケティング 

 

91% 

 

92.4% 

 

90.0-94.5% 

 

ややサポーティブか。 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

来週月曜日の作付け進捗報告で短期的な次の動きが決まることになろう。つまり、約定安値をさらに更新していくことも視野に入れねばならない。仮に進捗が平年以下となったとしても、4月末までの天候はドライ気味の予報に変わってきており、その後の進捗が予想されるため、急騰に至ることはない。この時期に安値を更新することは、確かにこれまでの相場鉄則に反していることであろうが、価格以外で米国産需要が他産地へシフトすることはこれまで無かったことであり、さらに、これほど豊富な売り物在庫が確認されていることも初めてのことである。96年農業法とスターリンク問題は、過去の相場が教える所謂常識を変えようとしている。( f ) 

 

(大豆) 

週末を控え、売られ過ぎの調整から買いが入ったが、結局長続きせずに高値を維持できなかった。上値に行く理由はまだ何も見えてこないア。確かにファンドのショートポジションは今日現在で約30,000コントラクトにも膨らんでいると考えられる。需要家もぎりぎりの在庫で操業しているのが殆ど。短期RSIも30台前半から中盤と売られ過ぎを示している。だがそれ以上に、US農家の手持ち在庫の売りだしが近い、南米大豆からのプレッシャー、新穀の史上最大の作付と生産量予想、口蹄疫への懸念、世界的な景気停滞からの需要の不振といったもっと大きな要因が相場の頭を抑えている。 

上値が強く抑えられて入る中、突拍子もない事がないかぎり、相場はまだだらだらと下げる可能性が強い。今日、コーンは期近限月が1ドル台寸前までいった。大豆の3ドル台もないとはいえない。(N) 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)