(株)トーメン シカゴとうもろこし・大豆定期相場コメント

2001年4月23日

 

本日の相場

とうもろこし  -- やや安値寄付き、大幅安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  201 1/4 - 01 1/2  201 1/2  196 1/4  196 1/2  -5 1/2  98639  -9821 
01 JUL  208 1/4 - 08 3/4  208 3/4  204  204 1/4  -5  177415  +4149 
01 SEP  216 1/4 - 16 1/2  216 1/2  212  212 1/4  -4 3/4  42664  +1518 
01 NOV    219 1/4  219 1/4  219 1/4  -5  98  -4 
01 DEC  226 1/2 - 26 3/4  227  222  222 1/2  -5 1/4  117385  +1571 
02 MAR  228 1/2  236 1/4  231 1/4  232  -5 1/4  153   
            464571  -2453 

 

大豆     --- やや高値寄付き、安値引け ---

OPEN  HIGH  LOW  SETTLE  CHG  OPEN INT  CHG 
01 MAY  429 - 29 3/4  430  423  423 1/4  -6  40857  -898 
01 JUL  430 1/2 - 31 1/4  431 1/2  423  423 3/4  -6 1/4  63656  +82 
01 AUG  428 - 28 1/2  428 1/2  421  421 1/2  -6 1/4  9235  -7 
01 SEP  420 1/2 - 21  421  415  415  -5  6946  +35 
02 NOV  423 1/2 - 24  424  417 1/2  419  -4  34103  +1985 
02 JAN  433  433  427 3/4  428 3/4  -3 3/4  2341  +146 
            159197  +1372 
  MEAL  CHG    OIL  CHG    WHEAT  CHG  NY-YEN 
MAY  15280  -200  MAY  1457  -7  MAY  264 1/2  -2 1/2  121.48 - 121.91 
JUL  14860  -230  JUL  1487  -9  JUL  275 1/2  -2   
AUG  14600  -190  AUG  1502  -13  SEP  285 1/4  -2 3/4   
SEP  14290  -210  SEP  1518  -12  DEC  301  -1 3/4 

 

 

本日の相場の動き

 

安値、そして安値。

天候改善傾向は変わらず、コーン作付け進捗期待が下落の流れを加速した。 

コーンは、作付けに良好な天候を背景に約定安値を更新。本日も最終局面での売りが目立ったが、これは引け後の作付け進捗報告を意識したものと見られる。最近回復した中西部の天候により、作付けの進捗は平年を上回るところまで急伸しているのではないかとの懸念が市場に終始取りついていた。安値感からかプライシングの買い注文は多く、他にも事前予想以上に高い輸出検証高が発表されたが、ファンドから発される大量売り注文に抗すことはできなかった。口蹄疫が北アイルランドで新たに確認されたが、もはやそれほどニュースにはならなかった。 

大豆は、輸出検証高が振るわず、その上コーンの安値に影響されて、約定新安値。投機筋の売りが穀物相場全体に行き渡り、シカゴ相場は前面安。ブラジルの収穫も80%進捗し、平年を上回るペースを維持。ミシシッピ川上流の洪水も懸念を増幅させるには至っていない。本日の安値は、なんと言っても加速度的な投機売りに説明される。 

本日のファンドの動きは、コーン6,500コントラクトの売り越し、大豆2,500コントラクトの売り越しと見られている。 

 

 

各生産地の天気予報および状況

米国中西部

週末の降雨はベルトの北西部を中心に70%の範囲に0.25-1.5インチ、所により2.0-4.5インチの強いものとなった。今週の天気は先週予報されていたものよりもドライになってきている。前半に20%の範囲に0.25-1.0インチの降雨が見られる程度。気温は平年より高め。ベルトの北西部では作付遅れが顕著となっているが、南部、中部は今後10日間に作付の進捗が期待される。 

ブラジル・アルゼンチン 

週末のブラジルは65%の範囲に0.5-2.0インチの降雨量、アルゼンチンには15%の範囲に0.1-0.5インチの降雨量が見られた。今週のブラジルは南部地域に軽い降雨が予報されるもたいした問題にはならない。アルゼンチンはドライ予報。総じていえば、南米のコーン・大豆の収穫は順調に推移しているといえる。 

 

米国土壌水分地図および14日後予測. (ホームページ閲覧者のみ) 

 

NWS 6-10日間予報(4/29-5/3) 

 

  気温(平年)  降水量(平年) 
ベルト西部  A (54)  B (0.55/2) 
ベルト東部  A (58)  B/N (0.55/2) 
デルタ地域  A (68)  B (0.79/1) 

作付にはまさに理想的な天気予報。弱気材料。 

 

本日の発表等
1)輸出検証高(4月12-19日:千ブッシェル)

 

  発表数字  事前予想 
コーン  38,875  30-36 
大豆  6,178  11-17 
小麦  16,493  18-24 

コーンにはやや強材料。大豆は予想以下にて弱材料。 

 

2)作付け進捗率 

 

  4/22現在  4/15  昨年  平均 
コーン  10%  5%  17%  11% 
マイロ  15%  13%  16%  17% 

予想通り。 

 

3) コミットメントオブトレーダーズ(フューチャーズ/オプションズ) 

ファンドネットポジション (単位:コントラクト) 

  4月17日現在 
とうもろこし  40,717  SHORT 
大豆  30,836  SHORT 
大豆粕  1,417   LONG 
大豆油  14,677  SHORT 

予想通り。 

 

 

本日のトーメンの意見

 

(コーン)

雪崩現象である。コーンが作付順調で軟調になれば本来逆に堅調推移するはずの大豆や極端に生育が悪い小麦までもが、コーンの軌跡をなぞっている。投機家の弱気心理はとどまる所を知らないかに見える。しかも、コーンには豊富な未売在庫と需要不振という動かしようもないファンダメンタルズ要因が存在している。ただ、見極めは必要である。コーン相場は長期的にも中期的にも弱い。しかし、ここまで一気に押されれば、押し返す波はあるはずだ。小麦は危機的に悪い生育になっており、大豆なぞはまだ全く植えられていない。コーンは上昇するとしても、安値の行き過ぎ感か他商品の追随者でしかないが、一旦の底値(短期的)は迫っている。( f ) 

 

(大豆) 

先週の月曜日には雪が降ったシカゴであるが、週末は80度を越える天気となり、芝刈りをする人の姿が多く見られた。全くもってシカゴの天気はきまぐれだ。芝の状態はどこも非常にいい。作付さえうまくいけば、土壌水分は申し分がないことが身近でもわかる。 

先週の週間輸出成約高といい、今朝の週間輸出検証高といい、US産大豆への需要が極端に減少して来ている事が明らかになった。もちろんその分南米産大豆にシフトされているのであるが、今までなんとか大豆価格をサポートしていたのが好調な輸出。予想されていたとはいえ、ここまで如実に数字として出てくると相場への影響は大きい。ただ9月限はすでに415とあと15セントで4ドル割れという歴史的に安い価格になっているのも事実。4ドルをトライするとは思うが今すぐというのはどうか。大豆の作付が始まり、ある程度順調にすすむという展開がもう一段の下落には必要と思う。目先あと数セント程度の下落の可能性はあろうが、4ドル割れの可能性は5月中旬以降と見ている。その意味から目先必要な分の買付にはそろそろ入っておいていいのではないか。 

かと言って買い急ぐ必要は全くない。イギリスでは口蹄疫病の沈静化が言われ始めているが、まだ発生は続いている。またアメリカでは旅行者によるウイルスの国内持ち込みを懸念する声が日々強くなっており、トレーダーの心理に大きな影響を与えている。口蹄疫の問題が完全にクリアーにならなければ、相場が大きく反転することはない。もちろん天候異変は別だが。(N) 

 

 

(トーメン穀物相場情報ホームページアドレス http://www.toyotatsushograin.com/)